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「孤独死保険」への注目が集まっています!

2017-11-02


遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。


孤独死の数は年々増え、宮城県内での2016年1年間の孤独死者数は903人を記録しています。管理している物件で孤独死が起こると、家主には「原状回復に費用がかかる」や「次の借り手が見つからない」といった大きな負担が発生します。


そこで大手の損保会社などが販売し始めたのが、家主向けの「孤独死保険」。火災保険や地震保険などと同様に、今後の賃貸では当たり前の存在になるかもしれません。


「孤独死保険」から見える社会問題

孤独死保険の背後にあるのは、孤独死の増加と、孤独死後の負担の大きさです。


日本少額短期保険協会が発表している「第2回 孤独死現状レポート」から、気になる部分を抜き出してみたいと思います。


孤独死した人の男女比は、男:女=8:2で圧倒的に男性が多いです。死因は、病死が圧倒的に多いものの(59%)、自殺の割合も高いです(13.2%)。孤独死した人の平均年齢は約60歳。孤独死=老人というイメージがありますが、若い人が孤独死するケースも少なくありません。


発見までの日数をみると、過半数が死後14日以降に発見されています。発見までの平均日数は42日。近親者だけでなく、職業上の関係者や他人が発見するケースが増えており、個人の孤立性が高まっていることがわかります。ツイッターでの自殺予告を受け、管理会社や警察が訪問して発覚したケース、隣人からハエがいると連絡があったケース、無断欠勤が続いたので同僚が訪問したケースなど、発覚までのプロセスも多様化しています。


また、孤独死保険を利用した人によると、損害額は以下の通り。

■残置物処置費用:2,984円~1,463,400円
■原状回復費用14,040円~3,413,744円


入居者の予期せぬ孤独死で、数百万円の原状回復費用が発生することを想定すると、高齢者や男性の一人暮らしに貸し渋る大家さんがいるという気持ちも分かります。


孤独死現場の清掃費用や、入居者が入らない期間の家賃を保証してくれる孤独死保険が登場するのも必然の流れかもしれませんね。


また、死亡保険金の受取人を、大家さんや管理会社と行った第三者に指定できる生命保険も登場しているそうです。身寄りのない人でも、自分が死んだあとに他人に迷惑をかけたくない、というニーズも増えているようですね。


当社でも大家さん向け「孤独死保険」の取扱いを行っておりますので、お声がけください。


出典:第2回 孤独死現状レポート
http://www.shougakutanki.jp/general/info/2016/news20170404.pdf


一人暮らしは、孤独死保険への加入が求められるかも?


今後の社会情勢を考えると、一人暮らし世帯は増えていくことが予想されます。
現在主流の孤独死保険は、大家さん・管理会社さんが保険料を支払って保証を受けるというものですが、今後は火災保険等と同じく、入居者が保険料を支払うタイプが増えてくるのではないかと思います。


高齢者だけが孤独死をする可能性があるのではなく、誰しも孤独死のリスクはあります。孤独死がないような社会になることが望ましいですが、死はいつ訪れるか分かりません。


いざという時に備えて、孤独死保険が今後メジャーなものになるかもしれません。時代のニーズに合わせて、多くの人を救うためのサービスが次々生まれています。私たちも特殊清掃という仕事を通じて世の中に貢献していきたい、と改めて感じました。





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