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孤独死・セルフネグレクトを防ごう!要介護リスクや死亡リスクを減らすヒント

2018-07-13


遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。
高齢化社会や核家族化の進行で、高齢者の単身世帯が増えています。すると、懸念されるのが孤独死数の増加。


当社は、孤独死された現場の特殊清掃を多く担当していますが、年を追うごとに依頼数が増えている実感があります。高齢者の孤独死ももちろん心配ですが、ストレスの多い生活を送っている現役世代でも、孤独死リスクは増えていると思います。


今回は、孤独死やセルフネグレクトを防ぐヒントとして、要介護リスクや死亡リスクを減らすためのポイントをいくつかご紹介します。

最近、誰かとご飯をたべていますか?


65歳以上の日本の高齢者を対象に、誰かと食事を取ることの大切さを継続調査した研究があります(※Tani Yukako , et al., The Journals of Gerontology(2017))。


この研究によると、家族と住んでいても一人で食事をしている男性は、家族で食事をしている人に比べ、死亡リスクが1.5倍高まるそうです。一人暮らしの場合、一人で食事をしている男性は、誰かと食事をしている人よりも死亡リスクが1.2倍高まるとか。


研究により差が見つかったのは、いずれも”男性”の場合。男性の方が、寂しさに弱いのかもしれませんね。どちらかというと、男性の方が一人を好む人が多いように思いますから、そういったことも背景にあるのかもしれません。


一人で食事をすると、食事の内容もおろそかになりますし、味わって食べることもなく、つい早食いになってしまいます。早食いは、よく噛まずに飲み込んでいる状態なので、消化器官への負担も大きくなります。満腹感も感じにくいので太りやすくなりますし、体に悪影響ばかり!


できる限り、誰かと会話を楽しみながら、ゆっくりと食事をとるようにしたいですね。

最近、誰かと交流していますか?


友人や知人との交流が、要介護や死亡リスクを減らす影響があるという研究結果があります。(※斉藤 他,日本公衆衛生雑誌(2015))


65歳以上の高齢者を対象に調べた研究では、友人や知人と毎日頻繁に交流する人と、月数回しか交流しない人比べると、1.3~1.4倍も要介護認定や認知症におちいるリスクがあるそうです。月1回も交流しない人であれば、毎日交流をする人よりも1.3倍死亡に至りやすいのだとか。


孤独死を防ぐためにも、健康な老後生活を送るためにも、毎日人と関わるということが大切なのです。一人暮らしをしていても、定期的に会う相手がいれば、健康状態などに気づいてくれるでしょう。趣味の合う仲間がいれば、生活自体にも張り合いが出ますよね。これは64歳以上を対象にした研究ですが、あらゆる世代に言えることなのではないかなと思います。


今は娯楽も多く、家にいても何でもできてしまいますが、できる限り外出して、人との関わりを持つように心がけたいですね。


当社は孤独死現場の特殊清掃を承っていますが、特殊清掃の必要な現場が1件でも減るのが本来の望みです。しかし、現在の社会情勢を考えると、それは難しいと言わざるを得ません。ですから、少しでも残された家族や大家さんたちが困ることが無いよう、技術を磨いて「全国をキレイに」するお手伝いができればと考えています。





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