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広がる「遺品再生」ビジネス NHKクロ現でも話題に

2018-11-08


遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。


10月24日放送のNHK「クローズアップ現代+」にて、非常に興味深い内容が放送されました。
▼広がる“遺品再生”ビジネス
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4198/index.html


遺品は、整理して処分するものではなく、再生して次の人に使ってもらうという新たな活用方法が生まれています。生前整理を考えている方にとっても、次の方に使ってもらえるのであれば、それは非常に喜ばしいことですよね。

日本の遺品、フィリピンで高値に?


番組によると、1軒の家から出る遺品の量は、平均3トン。当社では重さを図ったことはないのですが、確かに、こういう数値でも驚かないほどの量に出会うことが多いです(^_^;)


家族が使わないものをそのままにもしておけませんし、いつかは対応しなくてはなりません。番組で紹介されている姉妹のケースだと、母親と弟が住んでいた家の遺品整理に悩んでいました。母親の亡き後を引き継いだ弟も亡くなり、借家から退去を迫られているのです。


一気に処分を進めなくてはという思いの一方、母親が大切にしていた和ダンスの処分をためらっていました。そこで依頼した遺品整理業者は、和ダンスや食器棚、食器などを「売れるもの」として分類。その遺品は、なんとフィリピンに運ばれ、オークションに掛けられたのです。


経済成長が続くフィリピンでは、より豊かな暮らしを求める中で、日本人の使ってきた品々が人気を集めているのだそうです。日本人が大切にしてきた遺品なら、丈夫で品質もよいということで、遺品であることがむしろ付加価値になっているのだとか。


姉妹の和ダンスも、日本円で31,800円で競り落とされました(フィリピンの平均月収の3分の2以上の値段!)

遺品を再生するという考え方


遺品整理で処分する量が増えているのは、核家族化が進み、例えば「おばあちゃんが持っているものは、子や孫も持っているので、引き取れない」という状況も大いに影響しています。それぞれが別の家庭をもっているので、引き受けたくても引き受けられないんですよね。


それはもったいないから、自分が元気なうちに持ち物を整理して、使ってくれる人を探したいという動きも大きくなってきているようです。実際、中古品を使うことに抵抗ない人も多く(民間のシンクタンクの調査では、約半数が抵抗感を感じないそうです。若い世代ほど、その傾向があります)、再利用が進めやすくなっています。


ここで紹介されていたのは、「メルカリ」を活用して不要なものを整理している御婦人。以前のブログでも、メルカリで生前整理をするシニアが増えていることを書きましたが、それと同様の事例です(笑)。捨てたくないものでも、誰かが使ってくれると喜んで手放すことができますよね。


番組で紹介されていた生前整理診断士の方によると、生前整理では「捨てる」という言葉はタブー。「手放す」ということで、罪悪感が薄れ、決断をしやすくなるのだそうです。メルカリで販売するというのも、前向きに手放すための立派な手段ですよね!


また、両親の衣類については、捨てる以外の方法として寄付を提案。介護施設などに寄付することで、喜ばれるということもあるようです。この観点はなかったので、私も勉強になりました。


遺品は、処分するものから、再生して使ってもらうものに。そう考えることで、遺品整理や生前整理の向き合い方も前向きな気持ちになっていきそうです。NHKの番組をきっかけに、家族で生前整理のあり方について考えてみてはいかがでしょうか。





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