遺品整理で出た大量の衣類はどう処分する?仙台市の処分方法も紹介
2024-06-05
生前整理・遺品整理のクヨカサービスでございます。当社は仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理のご依頼を承っております。
亡くなった方のお家を整理するうえで頭が痛い問題が、大量にある衣類の処分方法です。
タンスやクローゼットに納められていると気づきにくいものですが、一人あたりが所有している衣類はかなりの量になります。遺品のなかでも記憶に残りやすいということもあり、どう整理すれば良いか困っているという方も多いのではないでしょうか。
この記事では遺品整理で出た衣類の処分方法、確認しておくべきポイント、仙台市の衣類処分方法について解説しています。
目次
処分を始める前に確認しておくこと
衣類の遺品整理を始める前に、いくつか確認しておきたい点があります。ここでは重要なポイントを4つにまとめました。
遺言やエンディングノートをよく確認する
原則として、故人の遺品をどう扱うかは遺言書に従う必要があります。相続手続にも必要なものなので、必ず事前に有無を確認しておきましょう。
また、エンディングノートに法的拘束力はありませんが、故人の希望を知ることができる大切な書類です。
例えば葬儀の際に着せてほしい服や、形見として着物を渡してほしいなど、衣類に関する記載がないか隅々までチェックしておくことが大切です。
親族の意向をよく聞く
着物や思い入れのある洋服を譲り受ける約束をしていたり、手元に残しておきたい衣類がないか、親族の意向をよく聞いておきましょう。
確認する前に勝手に処分してしまうと、取り返しがつきません。逆に周りの確認を取らず、誰かに譲渡してしまうのもトラブルの原因になります。
・どの衣類を処分するか
・不要な衣類の処分方法
・処分費用の負担はどうするか
最低限、以上の項目は親族で話し合ってから、作業に入ることをおすすめします。
故人の衣類以外を処分しないように注意
大量の遺品を処分する際、よく起きるのが誤廃棄の問題です。同居している方がいる場合、その方の衣類まで処分してしまわないように事前に確認しておくことが大切です。同居している方にも同席してもらうのが難しい場合、誰のものか分からない衣類はひとまとめにして写真に撮っておき、確認してもらうという方法もあります。
また、自分たちで遺品整理をしている時によくあるのが、作業している人が着てきたコートや着替えを誤って廃棄してしまったというケースです。
親族が大勢集まって整理をしていると、誰がどの服を着てきたか分かりづらいものです。事前に荷物置き場を決めておくなど、対策を取っておきましょう。
衣類のポケットを確認する
ご高齢の方や長年闘病していた方の場合、洗濯やクリーニングまで手が回らないということも少なくありません。当社で作業させていただいた事例のなかでも、服のポケットから現金や保険証などが出てきたケースが複数ありました。
処分する衣類のなかに重要なものが入ったままになっていないか、整理する時にしっかり確認しておきます。特に礼服やスーツ、コートなど頻繁に洗濯しないものは、注意して内ポケットまでチェックしましょう。
遺品整理で出た衣類の処分方法
遺品整理で出た大量の衣類を処分するには、以下のような方法があります。
不用品として廃棄する
古い衣類や着用済みの肌着など、活用法が見当たらないものは不用品として廃棄することになります。廃棄する衣類を選ぶ基準としては、以下のような項目を参考にすると良いでしょう。
・破れたり、シミが出ていて状態が良くないもの
・汚れているもの
・直接肌につけるもので着用済みのもの
・引き取り手がないもの
特に思い入れのない衣類は処分すると考えて問題ありません。どれを残すか迷ってしまいますが、保管できるスペースやその後の活用まで考えて選ぶことが大切です。
衣類を廃棄する方法としては、以下のようなものが挙げられます。
・一般ごみとして廃棄する
・リサイクルショップ等の回収ボックスを利用する
・断裁してウェス(雑巾)として使う
時間の猶予や処分する衣類の量によって、これらの方法を組み合わせるのもおすすめです。
譲渡やリメイクする
思い入れのある衣類は形見分けとして、家族や親しい方が引き継ぐという方法もあります。特に喪服や留袖のように流行に左右されないものは、子や孫が受け継ぐことを前提として仕立てられているものも少なくありません。
そのまま着るのは難しいが状態が良く、思い入れもあるという衣類は、リメイクするという選択肢も。自分が着られるように仕立て直すだけでなく、バッグやタペストリーなどに作り変えてくれる業者もあります。
アイデア次第でさまざまな活用方法があるので、リメイクを検討してみるのも良いでしょう。
売却する
状態の良い衣類は、リサイクルショップやフリマアプリで売却することもできます。人気ブランドの衣類は高値で取引されていることもあるので、思わぬ価格で引き取ってもらえることも。
ただし多くの衣類はほとんど値段がつかず、重量単位で取引されていることも事実です。買取価格にはあまり期待せず、捨てるのに忍びない衣類を活用してもらえる手段と割り切ることも大切です。
寄付する
未使用の肌着や介護用のパジャマ、タオルなどは、必要としている方も多いものです。介護事業所や施設など、寄付を受け付けているところに贈るのもひとつの方法です。バスタオルや手ぬぐいは、動物愛護団体やボランティア団体でも寄付を受け付けているケースがあるので探してみると良いでしょう。
寄付には一定のルールを定めているところがほとんどなので、いきなり送り付けるのはNGです。事前に確認を取り、先方の指示に従うことが大切です。
仙台市で衣類を処分するにはどうすれば良い?
仙台市で衣類を処分するには、集団資源回収や資源回収に出すのが一般的です。
集団資源回収は町内会や子ども会が定期的に行っているもので、資源回収は市内37か所の公共施設で回収を行っています。
洗濯済みでそのまま着用できる衣類は市内二か所のリサイクルプラザに持ち込めば、「リユース・ブティック」として必要な人のもとへ届けることができます。
参考:「杜の都おしえてコール」
いずれも料金がかからない方法ではありますが、回収場所までの運搬や日時が制限されているという問題があります。また、リユース・ブティックは仙台市内在住者しか利用できません。
これらの方法がいずれも難しいという場合は家庭ごみとして出すことも可能ですが、資源活用という観点から推奨されていません。
クヨカサービスでは「3R(リデュース・リユース・リサイクル)」の考えに基づき、買取やリサイクルに力を入れています。丁寧に仕分けとプロのノウハウで、故人の遺した遺品を最大限活用できるよう最善を尽くします。
遺品整理にお悩みの方、大量の衣類の処分にお困りの方はぜひご相談ください。
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