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空き家に潜む犯罪リスクやトラブル


「空き家」は、住んでいる人が亡くなったり、施設入居・家族と同居などの変化が起こったことにより発生します。空き家になるときには、大きな生活環境の変化もあるため、なかなか残された家のことまで気がまわらないことが多いようです。


しかし、空き家のまま放置しておくと、犯罪に巻き込まれるリスクや、倒壊リスクが高まります。誰も住まないことが決まったら、なるべく早くに中を整理して、定期的に見回るような体制を整えることをおすすめしています。


ここでは、空き家のまま放置しておくことによるトラブルやリスクについてお話しします。

空き家を狙う空き巣が増加中


宮城県内では、空き家を狙った空き巣が増加しています。2018年には、特に空き巣被害のペースが早いとして、県警が勧告を行いました。特に、住民の高齢化で空き家となった団地の多い仙台市での被害が多い傾向があります。


空き家で起こった窃盗被害は、持ち主や周辺住民も気づきにくく、明らかになっていない被害もあると思います。


空き家には誰も住んでいませんから、「被害はないのでは?」と思われるかもしれません。確かに、宮城県警の発表によると、被害件数の6~7割は物的被害がないのだそうです。しかし、もし盗まれてしまった場合、被害が高額になるのが特徴。2016年には250万円相当の着物、2017年には現金120万円が盗まれてしまったという事例もあります。


こうした被害を起こさないため、誰も住んでいない家の場合、中を整理して、「盗まれるものがない状態」にしておく必要があります。住んでいた人以外が整理する場合には、思わぬ場所に貴重品が隠されていることもあるので、細心の注意を払って丁寧に作業をすることが大切です。

空き家は放火リスクが高い


空き家は「放火」にも気をつける必要があります。


空き家は、人の目が届きにくく、ゴミや枯れ草が散乱していることが多いため、不審者にターゲットにされていることが多いのです。消防庁の調べによると、日本全国の総出火件数のうち、原因の1位は「放火」。空家の場合、火災保険に入っていないことも多いので、一度被害にあってしまうと、そのダメージは予想以上に大きいものになります。


放火を防ぐためには、空き家の周囲も片付け、手入れされている状態をキープしなくてはいけません。さらに、不審者の侵入を防ぐために、敷地周辺をフェンス等で囲んだり、夜間につく照明をつけたりする対策も有効です。庭がある戸建ての場合は、ゴミなどが投げ入れられないように清掃も必要です。放火されてしまうと、周辺の住宅にも被害がありますから、他人事と思わずに考えておかなくてはいけません。


自分が住んでいない家だと、ついつい目が届かなくなってしまいますが、しっかり対策を行う必要があります。

空き家が倒壊?定期的な確認を


住宅は、誰も住んでいないと劣化速度が速まります。台風や大雨の被害に気づくのが遅れれば、そこから建物本体にダメージが加わることも大いに考えられます。また、キクイムシなどが大量に発生し、壁や柱などにダメージが与えられ、気づかぬうちに倒壊リスクが高まる可能性も・・・。


自然災害や害虫による被害は、住んでいればすぐに対処できますが、そうでなければ初動が遅れ、それが致命的なダメージにつながってしまうかもしれません。


空き家を所有している場合は、定期的に見回りをしたり、風通しを行ったりという管理業務を怠らないようにしましょう。ただ、遠方に住んでいるなどでそれが難しい場合もあると思います。その場合は、空き家見守りサービスを提供している会社に依頼したり、思い切って手放すという選択を取るのも大切だと思います。


たくさんの思い出が詰まっている空き家だからこそ、しっかり手入れをして、次の住人が決まるまで、大きなトラブルに巻き込まれないよう手入れをすることが大切です。空き家の整理や、その後の活用方法についてお悩みの場合は、当社にお気軽にご相談ください。





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