ご相談・お見積

無料

電話受付時間

9:00~20:00

親への生前整理の切り出し方


「生前整理」とは、自分が他界した後の家族の負担を減らすために、生きていいるうちに身の回りのモノや財産を整理することを指します。

 

テレビで特集されたり、終活に前向きな高齢者も増えてきてはいますが、「自分はまだまだ元気だから、老い支度をする必要はない」「生前整理だなんて、気分がが悪い」などの理由で、自ら行動を起こそうとは思わない方もいらっしゃいます。

 
しかし、家族の立場からすると、備えのないまま親が亡くなると、家の片付けだけでなく、遺産相続や名義変更などさまざまな手続きに追われることになります。生前整理を通して不要なものを片付け、印鑑や預金通帳などの情報を共有して、いざというときのトラブルに備えたいですよね。

 
親に生前整理を勧めたいときに、単に「生前整理してね」では反感を買うかもしれませんし、「片付けておいてね」では思ったような成果が得られないケースも多いです。

 
今回は、親に生前整理を勧めるときのポイントについてご紹介します。

他の家族もいるときに話をする


親と子が一対一の状態で切り出すと、話を流されてしまったり、実際の行動に移すモチベーションに繋がりにくいように思います。お盆やお正月で家族が揃う際に切り出すことで、生前整理が「家族みんなの願い」であることが伝わりやすくなります。実の子には反発したくなっても、孫の言うことは耳にする…というケースもあるので、家族みんなで生前整理について考えるきっかけにしたいですね。
 

親まかせにせず、自分も手伝う


親の立場からすると、「生前整理」と言っても、何から手を付けていいか分かりません。適当に着手しても、中途半端になったり、まとめてほしかった情報がバラバラになっていたり…と、思うような成果が得られない可能性が高いです。また、高齢になると体力も衰えているので、自分だけで不用品を処分するのは非常に大変です。

 
ですので、「一緒に手伝うから、この日に生前整理をやろう」と切り出すと、前向きに進めることができます。一人で行うのは大変だろうからと、親孝行の気持ちも一緒に示すと良いですね。

 
一緒に整理することで、子どもたちや孫たちも親の持ち物を把握したり、重要書類の場所をチェックしたりできます。アルバムなどを開いてしまい、ついつい思い出話に花が咲き、時間がかかってしまう…というデメリットがあるかもしれませんが、それも含めて家族みんなで行う生前整理には、大きな意味があると思います。
 

ポジティブな行為だと伝える


親にとって、生前整理を進められるというのは、自分の死後に向き合わなくてはならないということ。家族とはいえ、勧められることで気分を害する方もいるかもしれません。

 
生前整理の必要性を説くときには、「いざというとき、家族が困らない」というメリットを伝えるのも大切ですが、「自分自身のためになるポジティブな行為だということ」を伝えてあげることで、前向きに取り組むことができるのではないかと思います。

 
例えば、
・部屋を片付けて家具の配置を見直すことで、暮らしやすい環境を作ることができる
・晴れやかな気持ちで毎日を過ごせる
・使わないものを処分すれば、お金になるかもしれないし、スペースも節約できる
などなど。

 
間違っても、「ゴミ屋敷みたいなんだから」とか、「足の踏み場もない」とか、ネガティブな言葉は言わないようにしましょう。へそを曲げてしまうと、絶対に生前整理なんてしない!と意固地になってしまうかもしれません。
 

モノは捨てるのではなく、「手放す」


高齢の方の中には、モノを捨てることを嫌がる方も多いです。一つ一つを大切にし、もったいない精神のある素晴らしいことでもありますが、「いつか使うかもしれないから」「思い出のものだから」とそのままにしておいては、いつまでも片付けは進みません。

 
そんなときに覚えておきたいのが、モノは捨てるのではなく「手放す」という考え方。捨てるというワードを使わないだけでも、要/不要の判断をつけやすくなります。どうしてもゴミとして処分したくないのであれば、リサイクルショップに持っていったり、メルカリに出品したりすれば、次の人手に渡るので気持ちよく手放せるかもしれません。
 

作業量や時間の問題があるときは、業者を頼る


生前整理は、自分自身で一つずつ向き合って行うことが望ましい形かもしれませんが、それが難しい状況もあると思います。

 
例えば、処分したいものが多すぎて手に負えない場合や、家族が手伝える時間が少ししか無いとき、急な施設入居のために急いで片付けなくてはいけない場合などです。

 
そんなときは、自分たちで抱え込まず、当社のような生前整理を得意とする業者に依頼するのも一つの方法です。短期間で終わらせることができますし、体の負担も少なくて済みます。

 
前向きに残りの人生を過ごすために、生前整理をお考えの場合は、お気軽にご相談くださいね。





お問合せメールフォーム

このページがあなたにとって役に立ったと感じたら下のボタンから共有をよろしくお願いします。