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特殊清掃後の「異臭残り」トラブル


当社にいただく特殊清掃のご相談の中に、「他社に特殊清掃を依頼して、見た目はきれいになったが、臭いが残って困っている」とうものがあります。


孤独死現場やゴミ屋敷などは、一刻も早く対処したいため、慌てて業者を選んで依頼しがちです。その結果、適当な作業をされてしまうと、臭いが残ってしまったり、ふとしたはずみに復活してしまったりします。こういった現場は、清掃や消臭に高い技術が必要なため、業者選びや初期の対応を間違うと、取り返しのつないことになりかねません。


ここでは、特殊清掃を依頼したあとに、異臭残りトラブルに巻き込まれないためのポイントをお伝えします

特殊清掃の専門知識・経験がある業者を選ぶ


孤独死現場やゴミ屋敷の清掃には、専門的な知識・技術が欠かせません。一般的な掃除とは全く違う作業になるので、個人で対応するのはほぼ不可能というのが実際のところです。


なぜ難しいのかというと、腐敗した遺体の体液などが、寝具やカーペットを通り越し、床・畳・床下のコンクリートまで染み込んでしまうからです。放置されていた期間が長ければ長いほど、汚染も進むため、掃除の難易度は上がります。


しかし、特殊清掃に関する知識や経験が不足している会社の場合は、「とりあえず、見える範囲だけきれいにすればいいだろう」と考えてしまいます。もちろん、汚染物を取り除くだけでもある程度は解消されるのですが、半端な清掃のままで半端な消臭作業をしても、臭い自体を完全に消し去ることはできません。


実際、特殊清掃経験があまりない便利屋さんなどが、業務の一環として特殊清掃を行っていることもあるようです。その場合、もちろん知識も不足していますから、満足行く結果を手に入れることは難しいでしょう。


このような臭い残りトラブルを防ぐためには、「特殊清掃の経験が豊富な業者を選ぶ」というのが何より大切です。そのための基準となるのが、資格と実績です。特殊清掃についての知識を有していることを示す資格には、「事件現場特殊清掃士」というものがあります。この資格を持っている業者であれば、一定の知識レベルが期待できます。また、ホームページなどで特殊清掃の事例を紹介している業者も、経験豊富なので安心して依頼できます。


ちなみに、当社の作業事例は以下のリンクからご覧いただけますので、参考にされてください。
https://cyoka-s.com/case-study/


急いで依頼したい場面でも、この2点は確認しておくことをおすすめします。

費用を惜しまず、原因をしっかり解決する


特殊清掃について、少しでも節約したいと考えるお気持はよくわかります。しかし、状況に応じて、費用を惜しまずにしっかり対応するのが異臭残りを防ぐことにも繋がります。


例えば、発見が遅れた孤独死現場の特殊清掃で、畳やフローリングの交換で済ませられるのでは、と思う方がいらっしゃいます。しかし、凄惨な現場であれば、コンクリートまで汚染されているという可能性は十分にあります。清掃と並行してしっかり汚染状況を確認し、場合によっては現状回復のリフォームをするという決断が必要です。


半端な対応で済ませてしまうと、臭いは必ずと行っていいほど残ります。時間が解決できるものでもなく、湿気によって臭いも増しますから、とてもではないですが、その場で生活するのは現実的ではありません。


最初に対応を間違ってしまうと、結果として特殊清掃を2回行うことになり、その分費用もかかってしまいます。現場が賃貸物件であれば、その間に借り手がつくことは見込めませんし、経済的損失はかなり大きくなってしまいます。


状況に応じて、臭いがしっかり取り除かれるように、十分な対応を講じるようにしましょう。

特殊清掃からリフォームまでワンストップ対応の業者を探す


特殊清掃の必要な現場は、清掃や消臭だけでなく、リフォームが必要とされるケースが少なくありません。少しでも早く元通り住める状態に戻したいなら、全てをまとめて対応してくれる業者を探すと、スムーズに作業を進めることができます。


当社も、特殊清掃・遺品整理・リフォームをワンストップでご提供しています。あとの対応で慌ただしい中、複数の業者とやり取りする必要がないという点でも喜んでいただいています。リフォームは他の業者に依頼したいという場合は、汚染された部位の解体・撤去など部分的な対応も可能です。消臭作業と合わせて、汚染箇所の撤去を行うことで、消臭も効率的に行うこともできますし、臭いが残るリスクも減らすことができます。


孤独死現場やゴミ屋敷を清掃する場合は、業者選びが何より肝心です。今回ご紹介した内容を参考に、業者選びを進めていただければと思います。





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