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生前整理をスムーズに進めるコツ


メディアでも注目され、耳にする機会も増えた「生前整理」。


自分も生前整理を行い、これまでの人生を振り返り、家族に迷惑をかけないための準備がしたい…そう考える方も多いのではないかと思います。ただ、決意したのはいいものの、どうやって手を付けていいか困ってしまうというのが実際のところだと思います。


今回は、少しでも多くの方に生前整理に着手してもらうために、生前整理をスムーズに進めるためのコツをご紹介します。

どれを処分する?仕分けの目安を決める

長い間生きていると、自ずとたくさんのものに囲まれて暮らしていることになります。それを、全て「捨てる」「捨てない」と決めていくのは、かなりのエネルギーが必要です。


最初は調子よく進められていても、ついつい、「いつか使うかもしれない」「お客様用だから」「思い出のものだし」と取っておきたくなります。スムーズに進めるためには、あらかじめ「処分の目安」を決めておくことが大切です。


具体的には、


・壊れていて使えない
・2~3年以上使っていない
・1人では、持ち運ぶのが難しい


というのが考えやすいと思います。高齢になるほど力も弱くなるので、あまり大きなものは思い切って処分することをおすすめします。年代物の家電も、電気代が高いことが多いので、現在の生活に合わせたサイズに買い換えるほうがコスト的にもお得な場合もあります。


特に大変な「写真」の処分

中でも、一番精神的に大変なのが、コレまでの思い出の写真の処分かもしれません。膨大な写真は、引き継ぐ方も大変なので、スキャンしてデータに残したり、20~30枚に1枚程度の割合で厳選したりして、物理的に量を減らすように心がけましょう。


アルバム1冊程度にまとめられれば、気軽に振り返ることもできますし、家族にも引き継ぎやすくなります。

それでも、判断に迷うものは

いくら基準を決めていても、判断に困るものが出てくると思います。そんなときは、「一時保管箱」を用意して、そこに入れておくようにしましょう。作業の手が止まることが防げます。一時保管箱は、半年ごとくらいに見返すことを繰り返すと、無理なく整理を進められると思います。


捨てることに罪悪感があるなら、「リサイクル」


いくら不要なものとはいえ、すべて処分してしまうことに罪悪感を感じる方も多いと思います。そんなときは、「リサイクル」という考え方をしてみましょう。例えば、衣類であれば、福祉施設に寄贈したり、発展途上国を支援するNPOに寄付したりという方法があります。衣類の状態や量にかかわらず、重さで買い取り、再販やリサイクルを行う業者もあるので、そういったところを探すというのも一つの方法です。


また、まだまだ使える家具や家電は、家族や地域の人で必要な人がいないか探してみましょう。その地域の掲示板なので、不用品のやり取りなどを行うケースもあるので、活用してみてください。

メルカリでの終活も増えている

捨てることに抵抗があるシニアの間では、「メルカリ」を使った終活も話題になっています。まだまだ使えるものを、写真やメッセージとともに出品し、次に使ってもらう人を探します。確実に必要な人の手に渡るので、使わずに取っておくより、どんどん手放したくなるかもしれません。


地域のフリーマーケット等に出展し、直接買い取り手を探すのもいいですね。


ただ、リサイクルやメルカリ等での販売を行う場合は、「まだ売れるかもしれないから」と手元にモノを残しがちです。期限を決めて、その期日までに売れなければ処分するという意識のもと進めるほうが、生前整理を効率良く進めることができるでしょう。


様々な方法を活用しながら、「捨てる」のではなく、「手放す」と考えることで、前向きに生前整理を行えるはずです。

作業が多すぎて、自分の手には負えない!そんなときは


生前整理は、自分ひとりで行わなくてはならないものではありません。子どもや孫など、家族の手を借りて進める人もたくさんいます(家族からのすすめで、着手する人も多いです)。


また、自分ではなかなか踏ん切りがつかないという場合や、処分するものの量が多くて手に負えないという場合は、生前整理をサポートしてくれる業者に頼むという方法もあります。中には、不用品を処分するだけでなく、買い取ったりリサイクルに回したりして有効活用を提案してくれる業者もいます。買い取りを同時に頼むことができれば、その分処分費用に回すことができるので、コスト的にもお得です。


当社では、生前整理についてのアドバイスや、作業のお手伝いを行っています。生前整理でお悩みの方は、お気軽にご相談くださいね。





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