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賃貸物件のゴミ屋敷リスク


賃貸物件がゴミ屋敷化してしまうと、大家さんにとって大きなリスクになってしまいます。


一軒家だけでなく、マンションの一室でもゴミ屋敷になる可能性は秘めています。発見や対処が遅れてしまうと、近隣住民の迷惑になってしまうだけでなく、躯体そのものに被害が及び、建て替えを余儀なくされるかもしれません。


「自分の物件で、ゴミ屋敷化なんて発生しない」と甘く考えずに、対策を練っておくことをおすすめします。


ここでは、ゴミ屋敷の放置によって引き起こされる問題についてご紹介します。

ゴミ屋敷を片付けたら、マンションが崩壊?


「ゴミ屋敷」という言葉から、一軒家で起こる問題だと思っている人もいるかもしれません。しかし、実際にはマンションでの事例も増えてきています。


当社でも多くのゴミ屋敷清掃を対応していますが、ひどいときには、天井近くまでゴミが積み上げられているケースも。家具や冷蔵庫、別室への扉も開く状態ではなく、そこらじゅうで食べ物などが腐った状態で放置されているという有様です。


こんなケースが、もし賃貸マンション・賃貸アパートで発生した場合、大きな問題となってしまいます。


ゴミ屋敷状態を放置すると、ゴミの水分や不廃液で部屋がダメージを受けます。
具体的には、
・水分を含んだフローリングが波打つ
・壁や天井、床などにカビが広く発生する
・床材が腐りきって、建物の躯体がダメージを受ける
などが考えられます。


特に、建物躯体までダメージが及ぶと、原状回復にはとどまらず、建物自体の大規模な工事が必要になるかもしれません。経済的損失は計りきれないのです。


さらに、ゴミ屋敷からは異臭や害虫が発生している可能性もあります。それが嫌で、他の住民たちも引っ越しを検討するかもしれません。そうなると、物件に空室が増え、家賃収入も減ってしまいます。


ゴミ屋敷を放置すると、多大なリスクが有るのです。

ゴミ屋敷になっていないか、日頃からチェックを


ゴミ屋敷化してしまうのには、さまざまな原因があります。


高齢になり、体の自由が効かなくなって身の回りが疎かになってしまうケース。認知症で片付け方が分からなくなるケース。仕事へのストレスから、家では無気力状態になってしまい、ゴミ屋敷になってしまう若い世代もいます。


また、生活に困窮する中でゴミ屋敷化してしまうケースも。この場合は、家賃回収は愚か、原状回復費用の請求も難しくなってしまうかもしれません。


最悪の事態におちいる前にできることは、なんとか予兆に気づいて早めに働きかけることです。入居者や物件をよく見るようにして、変わったことがあれば話をすると、問題の進展を防げるかもしれません。


玄関周り、共用部、ベランダ、郵便受けなどにゴミがはみ出していないかは、外部からでも確認可能です。定期的にチェックするようにしましょう。

自治体にも協力を求めて


個人でできるゴミ屋敷対応には、限界があるかもしれません。その場合は、行政に訴えかけて、明け渡し判決を受け、強制執行でゴミを撤去してもらうという対処方法もあります。


名古屋市では、ゴミ屋敷状態となった住宅の所有者の訴えが地裁に認められ、強制執行が行われました。神奈川でも、条例に基づくゴミ屋敷の行政代執行が行われています。ゴミ屋敷に関する条例を独自に定める自治体も増え、積極的に対応しているケースも増えているので、困ったら相談するといいかもしれません。


住人の理解も得て、ゴミ屋敷清掃に乗り出したい!ということになれば、私たちのような清掃会社がお役に立てます。ゴミ屋敷の清掃は、ゴミを除去するだけでなく、その後の消臭作業や原状回復まで終わらせることが必要です。当社は、すべての作業をワンストップで提供するため、短期間での問題解決が可能です。ゴミ屋敷でお悩みの大家さんは、お気軽にご相談ください。





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