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生前整理の進め方


生前整理をやろうと志しても、いざどこから手を付けていいか悩むという方も多いと思います。


当社は、これまで数多くの方の生前整理のお手伝いをしてきました。その経験をもとに、これから生前整理を始める方におすすめのやり方をご紹介します。進め方の1つとして、参考にしていただければ幸いです。

いるものといらないものに分ける


いきなり片付けを始めるのではなく、まずは「仕分け」から始めましょう。所有物を見渡して、いるもの・いらないものに大別していきましょう。


分かりやすい目安としては、「今使っているものが”いるもの”」「数年使っていないもの、いつか使うかもしれないものが”いらないもの”」です。

長年使っておらず、処分するものの例

・もう着ない衣類
・家電や家具、健康器具
・ゴルフセットなどのスポーツ用品
・釣り竿などの趣味の品
・書籍などの古本
・腕時計、指輪、ネックレスなどのアクセサリー


といっても、中には家族との思い出の品や遺品など、使わないけれど手放したくないものもたくさん出てくると思います。そういったものは、数を絞って手元に残したり、写真に撮影してデータとして手元に残し、残りは処分してしまうというのも一つの方法です。現物のまま手元に置いてしまうと、自分が亡くなった後に家族がどうすればいいか迷ってしまいます。思い切った判断も必要になる部分です。


どうしても迷って決められないものは、「保留中のもの」というくくりでまとめ、定期的(半年ごとなど)に見返してどうするか決めると良いですよ。また、中には家族が「使わないなら欲しい!」という物も出てくると思いますから、家族に相談しながら進めてもいいと思います。

使わないものを、処分する


使わないものは、処分しましょう。自治体の分別に沿ってゴミとして出したり、不用品業者に依頼して引き取ってもらったりする方法があります。


ただ、これまで人生をともにしてきた思い出のものばかりですから、そのまま処分するのは忍びない…と思われる方もいるかと思います。また、まだまだ使えるものをたくさんお持ちの方もいらっしゃいますよね。そういった時におすすめなのが、「使ってくれる人のもとに手放す」という考え方です。


本であれば古本屋さん、衣類であれば古着屋さんなど、専門店に買い取りを依頼すると、思わぬ臨時収入にもなります。また、趣味の品やブランド品などは、メルカリなどのフリマアプリを使って出品すると、実際に欲しい人とやり取りでき、気持ちよく手放すことができます。実際、メルカリでは生前整理の一環として活用するシニア層が増えていて、衣類やゴルフ用品が幅広く販売されているようです。


使ってくれる人がいるのであれば、自宅で眠らせたままよりずっといい状態ですよね。ぜひ、積極的に活用されると良いのではと思います。

財産目録を作る


家財道具の整理と並行して、財産目録をまとめておきましょう。自分に万一のことがあったとき、残された家族が困らないようにするためです。重要書類やお金周りの書類などは、大きめの箱や金庫にまとめておき、在り処を共有しておくことをおすすめします。また、通帳やカード、スマートフォンやパソコンの暗証番号の共有方法も決めておくと、安心だと思います。

財産目録としてまとめておくべきもの

・銀行などの預金通帳(インターネット銀行の情報も)
・健康保険や年金手帳
・生命保険や医療保険の保険証書
・不動産の権利書
・有価証券(インターネットで取引している場合は、その情報も)
・絵画、壺などの骨董品・美術品
・宝石
・車


絵画や壺なども、わかりやすい場所に保管するようにしましょう。

エンディングノートを作る


エンディングノートとは、プロフィールや財産の情報、葬儀の希望などをまとめられるノートです。遺言とは違って法的な効力はありませんが、万一のときに備えて準備しておくことで、家族の指針になります。遺言にはまだ早いという方や、なにか準備しておきたいという方にもぴったりです。


エンディングノートには、次のような項目が含まれています。
■財産関連:通帳や印鑑の場所 / 保険証券の所在 / ネット銀行の情報 / クレジットカードの情報 / 銀行口座の引き落とし内容 / 証券などの情報 / ローンや借金の情報

■葬儀関連:葬儀やお墓についての希望 / 宗教宗派について / 戒名・法名について / 亡くなった後、連絡をしてほしい人

■医療関連:健康保険の情報 / 延命措置の希望

■その他、大切な人へのメッセージ


書店等で購入したり、スマホアプリで作成したりできますから、気負わずに作り始めてみてはいかがでしょうか。

自分だけの作業に限界を感じたら、業者を頼って


生前整理は、自分たちでこつこつすすめることもできますが、引っ越しや入院等で急に整理が必要になった、何をどうして良いか分からない、高齢なので力仕事が難しい、という場合は生前整理の代行業者に依頼するのもおすすめです。


悩みがちな仕分けについてのアドバイスも得られますし、不要品の処分もスムーズにできます。業者によっては、まだ使えるものを買い取ってくれる場合もあり、整理費用に充てることもできます。1人で抱え込んでなかなか進まないとお悩みでしたら、思い切って相談してみると活路が開けるかもしれません。


生前整理はいつまでにやらなければならないと決まっていることではないので、時間を見つけてゆっくり進めてみてください。日々物は増えていくので、大掃除の時期に「毎年3日間」と期限を決めて習慣化するのもおすすめです。


無駄なものが減れば、空いた空間を客間や趣味の部屋にしたり、住みやすいように模様替えをしたりできます。きっと、その後の人生を明るくするための第一歩になると思いますので、今回紹介した方法を参考に生前整理に取り組んでみてください。





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