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相続した空き家、放置していませんか?2024年から相続登記が義務化されました

2024-09-25



遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。当社は仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理や特殊清掃のご依頼を承っております。

実家を相続したものの使い道がなく、整理されないまま何年も放置されているというケースは非常に多いものです。さらに相続はしても土地の登記は亡くなった親名義のまま、場合によっては何代も登記を書き換えていないというケースも少なくありません。

当社に寄せられるご相談のなかにも「空き家を相続したがずっと放置していて、権利関係も曖昧だ」というお声をよく耳にします。

登記上で「所有者不明」となっている土地が全国で増え続けている問題に対処するため、2024年から相続登記が義務化されました。
この記事では義務化の概要と、空き家を放置することで起きるデメリットを解説しています。

相続登記の義務化で知っておきたいポイント



相続登記とは土地の所有者が亡くなった際、相続人の名義に書き換える手続きのことです。これまでは義務ではなかったため、相続登記を行わないことも珍しくありませんでした。

しかし2024年4月1日から相続登記が義務化され、相続・遺贈で不動産を相続したことを知った日から3年以内に相続登記をすることが必要になりました。

この制度は、過去に相続した土地も対象になっています。義務化以前に相続している土地は、2024年4月1日から3年以内に相続登記を行わなければなりません
手続を行わない場合、10万円以下の過料が課されることもあるので、注意が必要です。

相続登記を放置するとどうなるの?



相続登記はこれまで義務でなかったこともあり、今まで通り放置しても問題ないのでは?と思われる方も多いと思います。しかし行政罰である10万円以下の過料を科されるだけでなく、さまざまな問題が生じるのです。
ここでは相続登記を怠った際に生じる問題について解説しています。

売却や贈与ができなくなる


売却や贈与で土地の所有者が変わる時は、登記簿上も名前を変える必要があります。しかし売主(相続人)の名義になっていない不動産は、登記上正式な所有者と認められないため、売却や贈与を行えなくなってしまうのです

相続してすぐに売却する場合、被相続人(亡くなった人)から土地を取得する人に直接書き換えてしまえば良いように思えます。

しかし登記は土地の権利が移動した経緯を、正確に記録するためのものです。いったん相続したのであれば、すぐに売却するにしても登記を行わなければなりません。

融資を受けられなくなる


相続登記をしていない土地は、正式な所有者が誰か分からない状態です。
この状態のままでは抵当権が設定できないため、土地を担保にして融資を受けることは出来なくなります。

後の世代に負担がかかる


相続登記はこれまで義務でなかったこともあり、何代にも渡って登記が行われていないケースも少なくありません。今回の義務化により、こういった土地も遡って相続登記を行うことになりました。

こういったケースの場合、相続関係が複雑になっており、手続きに多くの時間と手間を要します。放置し続けていると、次の世代への大きな負担になってしまうのです

不要な土地を手放す方法はある?



相続登記を行わなければならないことは理解したが、今後その土地を活用できる見込みがなく、売却も難しいという場合はどうしたら良いのでしょうか?

制度を利用できない土地もある


相続登記の義務化にともなって創設されたのが「相続土地国庫帰属制度」です。これは相続した土地を手放したい方に向けたもので、一定の条件を満たせば土地を国庫に帰属させられるというものです。

売却も活用も難しい土地を相続した方にぴったりな制度といえますが、以下のような土地は制度の適用を受けられません。


・建物がある土地
・担保権などが設定されている土地
・土壌汚染されている土地
・所有権について争議中の土地
・通路などが含まれている土地


これらの条件を確認するには専門家のサポートが必要なものもありますが、少なくとも空き家をそのままにしている状態では、制度の適用は受けられません。
相続登記の義務化にあわせて「相続土地国庫帰属制度」の利用を検討している方は、空き家の整理と解体を同時に進めていくことをおすすめします

空き家の整理はプロに任せるのがおすすめ



クヨカサービスは仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて、遺品整理や空き家対策に関するご相談を受け付けています。

長年放置されていた空き家は柱や壁が傷んでいることも多いため、重い家具やベッドを自分たちだけで搬出するのは危険です。当社では大物家具の搬出から貴重品の捜索まで、業務経験豊富なスタッフが安全に配慮して作業を行います。


相続したはいいが、放置されたままになっている空き家の扱いにお困りの方は、ぜひ当社までご相談ください。お客様のご事情に合わせて、最適な作業プランをご提案いたします。





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