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実家じまいに悩む人が急増中。早めに取り組むために知っておきたいポイントは?

2024-11-06



遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。当社は仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理のご依頼を承っております。

親の病気や介護、年齢的な理由から実家を引き払うことを検討する方が増えています。しかし長年住んだ家を処分するにはどうしたら良いのか、親や親族をどう納得させれば良いのかと悩む方も少なくありません。


ネットTV「アベマプライム」では「実家じまい」に悩む方を取り上げ、高額な処分費用や親族間のトラブルについて紹介しました。番組は大きな反響を呼び、SNS上には「他人事ではない」「自分たちの時もそんな感じだった」などの声が上がっています。

この記事では実家じまいに関する番組やアンケートをもとに、実家じまいを始めるタイミングや知っておきたいポイントをプロの視点で解説しています。

参考:AbemaPrime「悩む人増加中…『実家じまい』現場のリアル

実家じまいとは?



実家じまいとは、親の住んでいる家や財産を整理することを指します。生前整理とも似ていますが、生前整理はこれからも実家に住み続けるケースも含むのに対し、実家じまいは完全に家を引き払って売却や解体することを前提としているという違いがあります。

多くの場合は独立して親とは別に住んでいる子どもが行うことが多いため、「実家じまい」と呼ばれるようになりました。

実家じまいを始めるタイミング



実家じまいを始めるタイミングとして、以下の四つが挙げられます。

  • 入院や施設入所で実家に住む人がいなくなった
  • 生活しやすい家に住み替えを検討している
  • 子世帯が引き取って同居を始める
  • 親が亡くなって相続が発生した

  • 番組で紹介されていたケースでは、ひとりで住んでいた父親が施設に入所したのをきっかけに実家じまいを始めていました。


    親の健康や生活環境、自分やきょうだいの状況によって最適なタイミングは異なります。どのタイミングがベストなのかは後になってみないと分からないものですが、親が健康なうちから「いずれは実家じまいを行わなければならない」という意識を持っておくことが大切です。

    実家じまいを困難にする3つの問題



    番組のなかでは実家じまいに苦労している実例や、実家じまいの経験をエッセイにして出版した作家が紹介されていました。
    実家じまいを困難にする要因として、どのようなものがあるのでしょうか?ここでは主なものを解説しています。

    多額の費用がかかる


    実家じまいにおける最大のハードルともいえるのが、経済的な負担です。番組内では住む人がいなくなった実家を整理したいが、貯蓄や補助金を使っても必要とされる300万円には到底足りないと悩んでいる方が紹介されていました。

    300万円というのは比較的高額なケースですが、実家じまいを経験した人へのアンケートでも最も多かったのは50万円から100万円かかったという回答でした。この内訳には空き家になった実家の維持費も含まれています。

    誰も住む人がいない家は傷みが早いことにくわえて、空き家になっている間も固定資産税はかかり続けるので、より費用がかさむという結果になるようです。
    参考:PR TIMES「株式会社すむたす 実家の相続に関する調査/実家の売却に関する調査

    実家の買い手がつかない


    実家じまいを行うにあたりネックになるのが、経済的な負担であることはすでに解説しました。とはいえ実家が売れれば、費用は相殺できるはずだと考える方も多いのではないでしょうか。

    しかし地方都市に建つ住宅の多くは供給過多になっており、中古住宅は値下がり傾向にあります。全く売れないというわけではありませんが、売却するにはある程度気長に構える必要があるのが現状です。

    さらに古くからある家は土地の借地権や、再建築に複雑な問題が絡んでいることが多く、売却にあたって問題が生じることも。


    番組内では作家の高殿円氏の体験談として実家の敷地が「再建築不可物件」であることが判明し、不動産業者からも手を引かれてしまったという事例が紹介されていました。

    こういった事例は案外多く、私有地だとばかり思っていた場所に国の土地が含まれていたり、他人名義で登記された土地が含まれていたという話もあります。
    実家の買い手がつかず、実家じまいがストップしてしまったというケースも多いようです。

    親族間で意見が食い違う


    数代にわたって住んでいる実家に多いのが、実家の処分について親族と意見が食い違ってしまうケースです。自分や親の兄弟、親族など実家に思い入れがある人に処分を反対されたり、費用負担などで揉め事になってしまったというお話もよく耳にします。

    きょうだいや親族が実家に思い入れがある気持ちも理解できるので、所有権が親や自分にあったとしても実家じまいを強行するのは躊躇われる……という側面も。特に親世代の親族相手だと自分が知らないことも多いため、なかなか話が進まないとお悩みの方も多いようです。

    実家じまいに取り組む前に知っておきたいポイント



    実家じまいにはさまざまなハードルがあることを解説してきましたが、スムーズに進めるためにどのような点に気をつければ良いでしょうか?ここでは事前に知っておきたいポイントをまとめました。

    補助金制度を利用できないか確認する


    実家じまいに際して家の解体を行う場合、自治体の補助金制度を利用できることがあります。
    仙台市でも空き家解体に際して補助事業を行っています。対象が空き家であることや、他の公的補助制度を利用していないことなど制限はありますが、条件が合えば解体費用の3分の1(上限50万円)の補助が受けられます。

    他にも解体費用を対象としたローンを展開している金融機関もあるので、まずは自治体に相談してみると良いでしょう。
    参考:仙台市「仙台市特定空家等除却促進補助事業について」「仙台市空き家等対策計画

    家族や親族との話し合いの場を持つ


    実家にはそれぞれの思いがあるものです。全員が納得する結果にすることは難しいかもしれませんが、話し合いの場を持つことで、ある程度の落としどころを見つけられることも。

    また、先に解説した土地の登記などに関する問題も、親族と改めて話し合いを行うなかで重要な情報を得られることもあります。親世代は年齢を重ねるにつれて、物忘れが激しくなったり記憶が曖昧になるものです。
    いつか実家じまいをしなくてはならないと考えている場合は、親が元気なうちにしっかり話し合いをしておくことをおすすめします。


    クヨカサービスでは仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理や空き家整理のご依頼を承っております。お客様のご事情やご予算に応じて、最適なプランを積極的にご提案いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。





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