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エンディングノートには何を書けば良い?知っておきたい8つのポイント

2024-12-11



遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。当社は仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理や特殊清掃のご依頼を承っております。

終活を意識する方が増えているなか、「エンディングノート」という言葉が注目を集めています。エンディングノートは「終活ノート」とも呼ばれており、亡くなったあとの備えというイメージをお持ちの方も少なくありません。

しかし実際にノート作りに取り組んだ方からは「自分の生き方を見つめ直すきっかけになった」というお声もよく聞かれます。
この記事ではエンディングノートの書き方や、作成にあたり知っておきたいポイントについて解説しています。

エンディングノートとは



エンディングノートとは、亡くなった際に必要となる情報や葬儀に関する希望、家族へのメッセージを記すためのノートです。

2012年に行われた経済産業省の調査では、30代以上の63.5%がその存在を知っていると回答しました。一方、実際に作成したのは70代以上でも5%に留まるなど、興味はあるがなかなか実行に移せていないという背景もうかがえます。

この調査からかなり時間は経っているものの、知名度に対して実行している人は意外と少ないという印象は変わっていないように思います。

エンディングノートには死後の準備だけでなく、介護や看取りに関する希望も記載できます。亡くなったあとに備えるというより、自分の意思を示せなくなった時に希望や情報を記録しておくものと考えると良いでしょう。

参考:経済産業省「安心と信頼のある「ライフエンディング・ステージ」の創出に向けた普及啓発に関する研究会報告書

エンディングノートと遺言書の違い


エンディングノートと遺言書の最も大きな違いは、法的効力の有無です。遺言書は法的効力があり、遺産分配や養子縁組などを記載しますが、葬儀やその他の事柄については記載できません。

一方エンディングノートには法的効力はありませんが、記載内容は本人の自由です。葬儀の希望や家族へのメッセージなども書くことができます。

どちらか一方に絞るのではなく、必要な用途に合わせて適切な方を選択すると良いでしょう。ただし、遺言書は要件を満たしていないと無効になってしまうこともあります。作成の際は専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。

エンディングノートに記すべき8つの項目



エンディングノートに記載する内容に決まりはありません。「エンディングノート」として販売されているものを使うのも、自分で好きなノートを使うのも自由です。

ここではエンディングノートによく記載される項目をご紹介します。これらを参考にして、自分のライフスタイルや希望に合った内容を追加していきましょう。

自分自身の情報


一緒に住んでいる家族でも、本籍地となると意外と知らないものです。
また、気が動転していると生年月日や血液型などの基本情報を度忘れしてしまうこともあります。最初に正確な情報を記載しておくことをおすすめします。

遺言に関する情報


遺言書を作成している場合、その保管場所や預け先を明記しておきましょう。

相続手続の途中で遺言書が発見され、相続人に多大な負担がかかるというケースは少なくありません。遺言書に関する情報は、エンディングノートの最初に記載しておくことをおすすめします。

訃報を知らせる範囲


自分が亡くなった場合、誰にどのように知らせるかを記載します。

特に、家族と離れて暮らしている場合、交友関係が把握できないことも珍しくありません。知らせてほしい人の氏名や関係性、SNSのアカウントなどを分かりやすくリストにしておくと良いでしょう。

ペットの世話


ペットを飼っている場合、自分が亡くなったあと誰が世話をするのかを事前にきちんと取り決めておき、決めた内容をノートに記録しておきます。

食事や薬、通院先の動物病院、生活のなかで気を付けることなども書き留めておきましょう。

医療に関する希望


意識がなくなったり、意思表示が難しい状況になった際に希望する医療行為を記載します。

特に延命治療の要否は、家族の心の負担を減らすうえでも重要なことです。日頃から話し合い、互いの考え方を把握しておきましょう。また、ドナーカードを所持している場合もここに書いておきます

葬儀・納骨の希望


自分が亡くなった後どのような葬儀を行ってほしいか、喪主は誰に任せたいか、納骨先の希望等があればまとめておきます。

生前に購入した墓地や納骨堂がある場合は、それらの契約情報や書類の保管場所も記載しておくと良いでしょう。

財産の整理


所有する預金、不動産、貴金属などを整理し、分かりやすくリストにしましょう。コレクションや蔵書など価値が伝わりにくいものについては、鑑定を依頼する先や寄贈先を記載しておくと家族の負担が軽減します。
形見分けに関する希望も明記しておくと良いでしょう。

家族へのメッセージ


家族や親しい人に改めて感謝の気持ちをあらわすのは恥ずかしいと感じる方でも、エンディングノートになら素直な気持ちを綴れるのではないでしょうか。

日頃は素直な気持ちを伝えられないという方にこそ、おすすめの方法です。

エンディングノートを新たな一歩として



エンディングノートの作成はこれまでの人生を振り返り、整理して、書き綴っていく作業です。大切にしているものや引き継いでほしいものなど、さまざまな想いが湧いてくるのではないでしょうか。

エンディングノートを「亡くなった後の備え」としてだけでなく「残された人生をより自分らしく生きるための第一歩」ととらえて取り組んでみませんか?
クヨカサービスでは終活や生前整理に関する、さまざまなご相談を承っております。どうぞお気軽にご相談ください。





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