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「押し買い」とはどのようなもの?被害に遭わないためのポイントを解説します

2025-04-02



生前整理・遺品整理のクヨカサービスでございます。当社は仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理や生前整理のご依頼を承っております。

断捨離ブームの影響もあり、家財を整理して不用品や大きな家具を処分する方が多くなりました。その影で急増しているのが「押し買い」による被害です。

不用品処分のつもりだったのに、貴金属を無理やり安値で買い取られてしまったなどの相談が相次ぎ、国民生活センターなどからも注意喚起が出されています。

この記事では押し買いの実態を解説するとともに、被害に遭わないために気を付けたいポイントを解説しています。

押し買いの被害は増加傾向にある



押し買いとは買取を希望していないにもかかわらず、強引に品物を買い取られてしまう悪徳商法のひとつです。

不用品回収の名目で消費者側が依頼したケースもありますが、なかには訪問買取と称して家に上がり込まれたという事例も報告されています。

高額な品物を出すまで玄関先で粘ったり、時には暴力や暴言で心理的に追い詰めたりする方法から「押し買い」と呼ばれるようになりました。不用品処分を掲げ、依頼してきた人に品物の売却を迫るケースもあります。

国民生活センターに寄せられた相談は2021年が6,925件だったのに対し、2023年は8,581件まで増加するなど、年々増加傾向にあるのが伺えます。

押し買いの被害実例



押し買いの手口には以下のようなものがあります。いきなり訪問することは法に触れるため、まず電話でアポイントメントを取るのが常套手段であるのが伺えますね。

事例その①


「不用になった着物などはないか」という電話があり、大量にある着物や小物類を買い取ってもらうことにした。しかし訪ねてきた買い取り業者に一緒に収納していた貴金属も売ってほしいとしつこく頼まれたため、いくつか売却した。

業者が帰ってから事の次第を聞いた家族が調べたところ、相場よりもかなり安い価格で買い取られていたうえ、連絡先の分かる書類も何も残されていなかった。

事例その②


「要らない服やカバンを売ってほしい」というセールス電話があり、買取価格を聞いてから売るか決められるとのことだったので、家に来てもらうことにした。

家に来た業者が貴金属の鑑定もすると言ったので手近にあった指輪とネックレスを渡したところ、相場よりはるかに安い価格で着物と一緒に買い取られてしまった

貴金属の買い取りには同意していないので返してほしいと電話で言ったが、のらりくらりと言い逃れされてしまいクーリングオフの期間も過ぎてしまった。

押し買いに狙われやすい品物



押し買い業者がおもに狙っているのは、アクセサリーなどの貴金属です。

特にここ数年は金相場が高騰していることもあり、あちこちに中古買取業者が乱立するようになりました。そのなかにはサービスの質が低く、詐欺まがいの買い取りを行っているところも存在します。

特に以下のような品物は押し買いに狙われやすいので、注意しましょう。

・アクセサリー類
・記念金貨
・ブランド品
・金券


基本的にあまりかさばらず、換金性の高いものが狙われる傾向にあります。

売るつもりがなかった品物を目ざとく見つけられ、断り切れなくなって手放してしまったという事例も少なくないのです。

押し買いに遭わないために知っておきたい5つのポイント



押し買いに遭わないためには、業者を自宅に招き入れないのが鉄則です。ここでは被害を未然に防ぐため、知っておきたい5つのポイントを解説しています。

①不審な電話勧誘は断る


買取業者からの電話営業には、慎重に対応することが大切です。売却の意思がない場合ははっきりと断り、それ以上は一切相手にしないようにしましょう。

・売るものはありません
・あなたとは取引しません
・貴金属は持っていません


と明確に伝え、相手がしつこい場合は電話を切りましょう。

迷惑電話防止機能付きの電話機やナンバーディスプレイを導入するのもおすすめです。事前に相手方の番号が分かるので、不審な電話を取らずに済みます。

②書面による記録を残す


不要品を売却する際は、査定額や契約内容を書面で提示する業者を選びましょう。万が一のトラブルを防ぐために、業者とのやり取りを記録しておくことが重要です。

訪問日時や会社名、担当者名、連絡先などの基本情報を控え、見積書も取引が完了するまで保管しておきましょう。適正な業者であれば、こちらから要求しなくても書面を提示するものです。

記録を残すことを渋る業者には、注意が必要です。不安を感じた場合は契約を見送ることも視野に入れましょう。

③即決せず慎重に判断する


押し買い被害に遭った方の実例には「言葉巧みに話が進んでいき、断り切れなかった」「今すぐ決めてほしいと何度も言われた」などのお声がよく聞かれます。

矢継ぎ早に話されたり契約を急かされると、どんな人でも冷静な判断が難しくなるものです。

買取を依頼する場合は事前に業者と十分にやり取りをし、即決しないよう心がけましょう。

また、一人暮らしの場合は、信頼できる家族や友人に同席してもらうなどの対策も必要です。人数が増えることを渋る業者とは、取引を避けるのが良いでしょう。

④市場価格を事前に確認する


適正な価格で買取を受けるためには、事前に市場価格を把握しておくことが効果的です。貴金属の場合は、地金の取引価格を調べることで相場の目安をつかむことができます。

ブランド品についても、大手買取業者のウェブサイトに掲載されている査定価格である程度の相場を調べられます。

売却したい品物の点数が多い場合は、複数業者から相見積もりを取ることも検討しましょう。

⑤売却予定の品物以外は見せない


買取業者に不要品を査定してもらう際は、売却する予定のものだけを見せるようにしましょう。業者によっては、家にある他の貴重品や貴金属に関心を示し、強引に買取を持ちかけることがあります。

被害事例のなかには、見える場所に置いてあった骨董品や、身につけていたアクセサリーをしつこく査定され、断れずに売却してしまったケースもあります。貴金属や高価な品物は厳重に保管し、業者の目に触れないようにすることをおすすめします。


業者をいったん家に入れてしまうと、途中で「何かおかしいな」と思ってもなかなか引き返しづらくなるものです。安心だと思えるまでは家に入れないという点を、家族全員が徹底するようにしましょう。

クヨカサービスでは、終活や生前整理に関するご相談を随時受け付けています。不安なことやご不明な点かございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。業務経験豊富なスタッフがお客様のお立場に寄り添い、最適なプランをご提案いたします。





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