人形や写真はそのまま処分しても大丈夫?処分や供養方法を解説
2024-06-19
生前整理・遺品整理のクヨカサービスでございます。当社は仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理のご依頼を承っております。
遺品整理を行う際、多くの方が悩まれるのが捨てづらい遺品の処分方法です。特に人形やぬいぐるみ、写真などはそのまま捨ててしまうのが後ろめたいというお声もよく耳にします。
この記事では人形や写真の処分方法や、自分でもできる供養方法について解説しています。
目次
写真や人形は捨てづらいと感じる人が多い
写真や人形というのは、持ち主の思い出や思い入れがこめられているものです。ご自分の持ち物を整理する際も「そのまま捨てるとバチが当たりそう」「あんなに可愛がったのに捨てるのはかわいそう」と心苦しくなり、手が止まってしまったという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
写真には楽しかった思い出や親しい人の面影がそのまま残っていますし、人形やぬいぐるみにもたくさんの思い出が詰まっているものです。
それが遺品整理で故人の持ち物を整理するとなれば、一層迷いが出てしまうのも当然のことだといえるでしょう。
さらに、人や動物のかたちをしたものを捨てるのは、心理的に抵抗があるという問題もあります。
とはいえ、遺品整理で出た品物をすべて残しておくわけにもいきません。特に古い人形や写真はホコリや害虫の温床になることも。手元に置いておけないものは、ある程度割り切って処分することになりますが、供養の気持ちとともに大切に送り出したいものです。
写真や人形を処分する方法
それでは、写真や人形を処分するにはどのような方法があるのでしょうか?ここでは五つの方法を解説しています。
家庭ごみとして処分する
ぬいぐるみや写真は燃えやすい素材でできているので、燃焼物としてゴミに出すことができます。いつも通り指定のゴミ袋に入れて出すだけなので、一番手軽で安価な方法といえます。
ただし塩ビやレジンなどを使っているドール、フレームに入っている記念写真などは、そのまま出せない場合もあります。家庭ごみとして出せる大きさや素材をよく確認しておきましょう。
写真に映っている個人情報が気になる場合は
写真の処分で気になるのが「顔が映っているものをそのまま捨てても良いのか」という点だと思います。写真から推測される個人情報やプライバシーが、思わぬかたちで悪用されるのは防がなければなりません。
個人情報に配慮して写真を廃棄する方法として、以下のようなものが挙げられます。
写真を漂白剤に漬ける
写真を印刷しているインクは、漂白剤に漬けこむと色が溶けだしてきます。まとめて漬けておけば、数時間で何が映っているか分からない程度になるでしょう。
大量の写真を処理するのに向いている方法ですが、燃焼ごみとして出すには水分を乾燥させなければなりません。ある程度、時間の余裕を持って作業することが大切です。
シュレッダーにかける
写真を細かく断裁して、ごみに出す方法です。ハサミで断裁することもできますが、写真用紙は厚みがあるので、一定枚数以上の処理となるとあまり現実的ではありません。
家庭用のシュレッダーを入手するか、レンタルサービスを利用することをおすすめします。
透けない袋に少量ずつ入れる
少量ずつごみを出す余裕がある場合は、小さな封筒に写真を入れてからごみに出すのもひとつの方法です。
ほとんどの自治体は透明もしくは半透明のゴミ袋を採用しているため、写真をそのまま入れると透けてしまいます。透けない袋に入れれば、個人情報はある程度保護されると考えて良いでしょう。ごみ収集に支障をきたさない程度の小さな袋で、複数回に分けて出すことをおすすめします。
寄付する
まだ新しくきれいなぬいぐるみや人形は、必要としているひとのところへ寄付する方法も。児童福祉施設や幼稚園など、ぬいぐるみや人形を必要としているところはたくさんあります。
手続きに従って送るだけで寄付が完了するので、手間がかからないのも大きなメリットといえるでしょう。寄付を受け付けている団体には、以下のようなものがあります。
寄付を行う際は受付可能な品物か、大きさや量に指定があるかなどをよく確認することが大切です。着払いや確認なしにいきなり送り付けるなど、先方の迷惑になるやり方は絶対に避けましょう。
業者や寺社のお焚きあげを依頼する
捨てるのに忍びない人形や写真は、神社やお寺で行っているお焚き上げを依頼する方法があります。定期的に受付しているところと、供養祭として年に一回受け付けているところがあり、お守りやお札なども一緒に供養を依頼できます。
供養したいものを送り、お焚きあげをしてくれる業者も出てきました。こちらも箱に入れて送るだけなので、現地に行かずに供養できるのが大きなメリットです。供養の様子を写真で知らせてくれるサービスを行っているところもあるので、探してみると良いでしょう。
高価な人形は売却できることも
基本的に中古のぬいぐるみや人形には、ほとんど値段がつきません。しかし作家ものの人形や、一点物の貴重な人形は売却できる可能性があります。
リサイクルショップ等に売却するよりも、骨董品屋や専門店のほうが正確な査定をしてもらえることも多いので、ネット等で探してみると良いでしょう。
自分たちで供養する方法
本来、写真や人形を処分する時に、必ずしも供養をしなければならないという決まりはありません。ただ、そのまま廃棄するのは心苦しいという場合は、このような供養を行うのはいかがでしようか。
①写真や人形の汚れやホコリを取りのぞく
②部屋の一角にきれいな布やテーブルクロスを敷き、供養したい写真や人形を置く
③線香を焚いて水、米を供え、これまでの感謝を込めて手を合わせる。
供養が済んだら、敷いていた布に包んで家庭ごみとして処分することも可能です。
自分たちで行う供養には決まったルールがないので、事情に合わせてカスタマイズできるのが特徴です。家族や親族が集まった際に、これまでの感謝や故人への想いを込めて手を合わせてみるのはいかがでしょうか。
クヨカサービスでは遺品の供養も行っています
クヨカサービスでは遺品整理にまつわるさまざまな業務を承っていますが、そのなかには遺品の供養も含まれています。遺品整理のプランには合同供養が含まれており、他の方の品物と一緒に丁寧に供養させていただいております。
それ以外にも家一軒のまるごと供養、読経による供養、お焚き上げ、訪問供養などさまざまなかたちでの供養を行うことが可能です。
遺品整理でお困りの方は、ぜひ当社までご相談ください。お客様にぴったりのプランをご提案させていただきます。
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