遺品の仕分け、どこから手をつければ良い?知っておきたいポイントを解説
2025-02-12
遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。当社は仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理や特殊清掃のご依頼を承っております。
遺品整理には
①プロの業者に依頼して整理してもらう
②自分たちで遺品を仕分けして整理する
というふたつの選択肢があります。
作業の流れは引っ越しと似ているので自分たちでも行えるものですが、無計画に始めてしまうと「中途半端に手を付けたら収拾がつかなくなった」「大切な遺品を間違って処分してしまった」「相続に必要な重要書類が見つからない」などもトラブルに見舞われることも。
この記事では、遺品を仕分ける際に知っておきたいポイントと、プロに依頼する判断基準を解説しています。
目次
仕分けは貴重品の捜索から始める
遺品整理だけでなく、荷物の整理において最もやってはいけないのは、目についたものを片っぱしからダンボールに詰め込んでいく方法です。
一見すると整理が進んでいるように感じますが、不用品も貴重品も分類せずに箱詰めされるので、あとから探し物をするときにすべてのダンボールを開けるはめになってしまいます。
遺品整理をスムーズに進めるには、まず貴重品をすべて捜索したうえで、不用品の選別に入ることが大切です。
事前に作っておきたいリストの例
人が亡くなったあとは埋葬や相続、契約の変更・廃止などさまざまな手続きが必要になります。その際に必要な書類やカードは、仕分けの際に必ず捜索してひとまとめにしておきましょう。
以下は一般的に必要とされるものです。個々に必要なものも書き加えて、リストを作成するのもおすすめです。
・印鑑
・印鑑証明書
・銀行口座の通帳やキャッシュカード
・健康保険証
・介護保険証
・免許証
・マイナンバーカード
・パスポート
・年金手帳
・不動産の権利書類
・生命保険の証書
・株や有価証券の契約書類
・金融資産の書類
・ローンや融資の契約書
・公共料金の領収書
それ以外にも請求書や督促状などお金に関する書類を見つけたら、廃棄せずに保存しておきましょう。
お金に関する書類、特に借金に関するものは人目を避けて隠している方が多いものです。当社でお手伝いしたなかでも、タンスの隠し引き出しや仏壇に書類が隠されていたという事例が多々ありました。
遺品を仕分ける前に貴重品や重要書類の捜索を行うことで、あとあと探すよりも負担を減らすことができます。複数で作業する際はリストを印刷して共有するなど、誤廃棄や紛失を防ぐ工夫も大切です。
どのような遺品を手元に残せば良いか
遺品は一度捨てると取り返しがつかないものです。それだけに「何を残し、何を手放すか」を考えるのは非常に難しいものです。スペースには限りがありますし、故人の部屋をそのまま残す余裕があったとしても、いつかは片付けなければならない日が来ます。
「もったいないから」「誰かが使うかも」と「残しておいていいかも」と何となく引き取った品物は、そのまま使われることなく処分されるケースがほとんどです。遺品整理の際に、思い切って手放す判断をするのもひとつの方法です。
残しておく遺品の基準として、以下のような条件を付ける手もあります。
・使い道や引き継ぐ人がはっきりしているもの
・形見としてとっておけるもの
・故人との思い出の品
遺品整理を自分でやっているとこうした判断が難しく、結局「全部引き継いでしまい、片付かない」という状況に陥りがちです。自分だけで抱え込まず親族と相談したり、遺品整理士などのプロのアドバイスを受けることも検討しましょう。
捨てづらい遺品は寄付する方法も
遺品整理を経験した人のお声でよくあるのが「大量のモノを捨てるのが後ろめたかった」「まだ使えるものも処分せざるを得なくて心苦しかった」というものです。
たとえ使えるものでも引き取り手がいない遺品は処分することになりますが、家電や衣類、書籍などは必要としているところに寄付するという選択肢も。
不用品の寄付を受け付け、海外や国内の児童養護施設などに届ける活動をしている団体も数多くあります。また、新しい家電はリサイクルショップやフリマアプリで売却することも可能です。
いずれもそれなりに時間の余裕がある方向けの方法ではありますが、故人の遺した大切な遺品を活用するのも供養のひとつです。まだ使えるが引き継ぐ人がいない遺品が大量にあるという方は、検討してみると良いでしょう。
クヨカサービスでも「3R(リデュース・リユース・リサイクル)」に力を入れており、遺品の買い取りやリサイクルを行っています。処分費用の節約になるだけでなく作業費と相殺も可能なので、多くのお客様からご好評をいただいている取り組みです。
また、不用品として引き取ったものも修理やメンテナンスを行い、積極的に再利用・リサイクルを行っています。関係法令を遵守しつつ再利用やリサイクルを行えるのも、プロの遺品整理業者の強みといえるでしょう。
遺品の仕分けをプロに依頼する判断基準
遺品整理を経験した方の多くが「思っていたより作業が多くて時間がかかってしまった」「意外と出費が多くあまり節約にならなかった」という感想を持たれます。
実際に現場で作業をしている立場としても、これは一般の方には難しいのではないかと感じる場面は少なくありません。
遺品の仕分けを自分たちで行うか、プロに依頼するかの判断基準はどこにあるのでしょうか?分かりやすいポイントを3つにまとめてみました。
作業ボリュームが多い
物量が多すぎて、一般的なスケジュール感では対応できないケースです。何代にも渡って住んでいた家は、見た目よりも荷物が大量に残されているものです。
時間の制約がなく、じっくり整理に取り組めるなら話は別ですが、土地の売却や工事を控えているなど、期限が限られている場合はプロに依頼して一気に片付けてしまうほうが良いでしょう。
通常ゴミとして出せないものが多い
タンスやベッドなどの大型家具や仏壇、家電などは、集積場まで運搬するだけでかなりの労力や人手が必要です。また、自治体によっては処分費用が高額になることも少なくありません。ちなみに仙台市でベッドを処分する場合、スプリングマットレス込みで約3,000円~6,000円程度かかります。複数の家具を処分すると、それだけ費用も高額になってきます。
また、庭木やタイヤのように通常ごみとして出せないものは、回収業者に処分を依頼しなければなりません。プロの遺品整理業者であれば、遺品整理と不用品の処分をワンストップで依頼できるのが強みです。
人手や時間が足りない
遺品整理を進めるには人手や時間が必要です。私達が作業でお伺いする場合は2~4人で行うことが多いですが、これは作業に慣れたスタッフとプロ仕様の機材や車両あってのものです。
一般の方が作業を行うのであれば、時間も人数も倍以上必要になると考えて良いでしょう。時間の余裕がない方や、遺品整理の人手が確保できないという方は、あまり無理をせず最初からプロの遺品整理業者に依頼するほうが良いでしょう。
クヨカサービスでは仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理のご相談を承っております。
業務経験豊富なスタッフが、ご依頼主様に代わって丁寧に遺品を仕分けいたします。遺品の買い取りもおまかせください。
遺品整理でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
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