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遺品整理で発見された遺骨はどうするべきか?供養の方法を解説します

2024-11-13



遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。当社は仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理のご依頼を承っております。

故人の遺品を整理した際、別の方の遺骨や骨壺が出てくるという事例がしばしばみられます。
当社でお手伝いした遺品整理のなかでも「誰のものか分からない骨壺が出てきた」「分骨したと思われる小さな骨壺に入った遺骨があった」などのご相談は珍しくありません。

高齢化社会や少子化、生活スタイルの変化などにより、身寄りがなくひとりで亡くなる方は増加傾向にあります。そのため、亡くなったお部屋で遺骨が発見されるケースも多くなっていくと考えられます。

「まさか」の事態に備えて、骨壺の処分方法を知っておくことは非常に重要です。この記事では遺骨を発見した際の対応や、骨壺の処分方法について解説しています。

遺骨は勝手に処分できない



遺品整理には思いがけない品物がよく出てきますが、骨壺が出てきたら非常に驚かれると思います。大前提として、日本の法律では遺骨を勝手に処分することはできません。1948年に施行された「墓地・埋葬等に関する法律(墓埋法)」により、お墓以外の場所に遺骨を埋葬してはならないと定められているためです。

また、遺骨をひとつの「モノ」と考えた場合、誰に所有権があるのかという問題が出てきます。遺骨は「祭祀財産」として、相続財産とは別に扱われます。祭祀財産とは先祖から引き継いだ仏壇や位牌、墓石などを指し、遺骨も祭祀財産として扱われるのが一般的です。

祭祀財産は相続とは関係なく、故人が指定した人や慣習、家庭裁判所による決定などによって引き継がれます。相続放棄をしても祭祀財産を引き継ぐことはできますので、故人の部屋にあった遺骨を埋葬するのには問題ありません。

遺骨はどこに埋葬するべきか



遺骨を定められた墓地以外に埋めるのは、法律で禁じられています。遺骨を埋葬する手段として最も現実的なのは、もともとあるお墓にいれる方法です。故人と近しい親族の方であれば、同じお墓に納められる可能性もあるでしょう。

問題は同じお墓に入れられない事情があったり、そもそも誰の遺骨なのか分からないというケースです。新たにお墓を建てる方法もありますが、遺品整理中に見つけた遺骨のために新しいお墓を建てるのは、現実的ではありません。

費用を抑えるのであれば、自宅に安置してお祀りするという選択肢もありますが、縁の薄い遺骨を自宅でお祀りするというのは、心情的にかなり抵抗があるでしょう。

できる限り出費を抑えつつ合法的に遺骨を供養し、手放す方法を選ぶ必要があります。

遺骨を処分する方法



できる限り金銭的、心理的な負担を抑えて遺骨を供養する方法には、どのようなものがあるでしょうか。ここでは3つの方法を解説しています。

「合祀墓」に納骨する


合祀墓は永代供養墓とも呼ばれる合同墓地です。他の遺骨と一緒に埋葬され、管理者が継続的に管理と供養を行ってくれます。近くに合祀墓がない場合でも、遺骨を郵送すれば対応してくれる墓地もあります。

新たにお墓を建てるよりも経済的負担が少なく、その後の法要まで代行してくれるので遺された人の負担も軽減できます。ただし永代供養料や管理料が別途かかる場合もあるため、事前に内容をよく比較して検討することが大切です。

散骨や樹木葬を選択する


遺骨を自然に還す方法として、散骨や樹木葬を選ぶ人も増えています。自然に還すといってもどこでも自由に撒いて良いわけではなく、遺骨をパウダー状に加工して一定のルールのもとで行う必要があります

散骨する場所の選定、海散骨の場合は船のチャーターなど個人で行うと、手続きが煩雑かつ費用も高くつくので、業者に依頼するのが一般的です。サービス内容によって費用は異なりますが一度の散骨ですべて完了するので、長期にわたって供養するのが難しいという場合におすすめの方法です。

納骨堂に納骨する


個別にお参りを希望する場合は、納骨堂を利用する方法もあります。合祀墓と違い、遺骨が他の人と混ざらないため、好きな時にお参りできます。プランによっては複数の方を納骨できるのもメリットですが、費用は合祀墓よりも高額になります。

施設によっては一定期間後、合祀墓に移されることもありますが、この方法なら家族に負担をかけずに供養を続けられるでしょう。

遺品整理のトラブルを防ぐためにプロの力を活用しましょう



今回紹介した遺骨のように、遺品整理では予想外のものが見つかることがあります。忙しいなかで遺品整理を進めると、思わぬトラブルで作業が中断することもあるでしょう。

限られた時間を有効に使い、故人の遺品を無理なく正確に整理するなら、プロの遺品整理業者に依頼することをおすすめします。お困りの際は、クヨカサービスまでどうぞお気軽にご相談ください。





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