ご相談・お見積

無料

電話受付時間

9:00~20:00

孤独死の原状回復費用は最大400万!孤独死後のリアル

2018-03-27


遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。


前回に引き続き、「孤独死現状レポート」2018年版から、興味深い内容を掘り下げて見ていきたいと思います。


今回注目したいのが、孤独死の損害額について。当社でも多くの特殊清掃案件に携わっていますが、データで見ると説得力があります。


▼参考:第3回孤独死現状レポート
http://www.shougakutanki.jp/general/info/2018/news20180306.pdf

孤独死はどうやって発見されている?


孤独死の多く(6割)で、家族や知人、自治体などが連絡がつかないことを理由に部屋を訪れ、死亡していることが判明しているそうです。この場合の発見までの平均日数が14日。


孤独死レポートの発見例を見ると、


・生活福祉課の定期訪問で、虫の多さと契約者の返事のなさを不審に思い、管理会社に相談して警察に通報。
・隣室住民が部屋の異変(玄関ドアが開いたまま、電気がついている)に気づき、警察に通報。
・賃貸の更新があったが連絡なし。部屋の書類ポスティングにも反応なし。管理会社が親族に連絡し、部屋を確認。
・学校を欠席し、連絡が取れなかったので親族が鍵を壊して入室、発見。


当社でも多数似たような案件を受けた経験があります。孤独死の現状は、全国どこも同じなのかもしれません…。


発見までの期間が30日を超えた案件では、発見に至るきっかけの多くが「近所からの異臭の通報」なのだそうです。こうなると、部屋の片付けにも技術・時間・お金が非常にかかります。

孤独死の原状回復費用は平均39万、最大400万!


孤独死の現場を片付けるときには、「残置物処理」と「原状回復費用」の2つの費用が発生します。


残置物処理とは、ご遺体によって直接汚染された布団や畳、マットレスなどの処理費用。原状回復費用は、孤独死のあったお部屋を「人が住める状態まで、元通りにする」ための費用です。


孤独死の現場は、遺体の腐敗によって通常の清掃では住める状態にはなりません。まず、ご遺体のあった場所の清掃に時間がかかりますし、お部屋の異臭を取り除くのに特殊な消臭技術を必要とするのです。体液が床下まで染み込んでいる場合は、床の張替えなどのリフォームも考えなくてはなりません。


そのため、孤独死後のお片付けに多額の費用が発生します。ではいくらかかるのか?孤独死現状レポートによると、各費用の平均、最小値、最大値は以下の通り。



(引用:http://www.shougakutanki.jp/general/info/2018/news20180306.pdf


それぞれの最大損害額を見ると、驚いてしまいますね…!原状回復費用は、最大なんと400万超。普通のマンションリフォームと同じくらいの費用がかかってしまいます。このレポートは、日本少額短期保険協会が孤独死支払い案件データを元に集計しているデータ。最大額保険金の支払いを受けても、手出しが必要になることが分かります。


もし、自分の管理物件で孤独死が起きたら、平均でも60万円程度の特殊清掃費が必要になります。そのため、孤独死リスクの高い高齢者の入居を拒否する大家さんも少なくありません。


ちなみに、当社で対応した「死後2か月経って発見された孤独死現場の特殊清掃」の作業費用は、合計で¥543,000(税別)。ほぼ平均値と同じになりました。(死後2ヶ月の現場は、異臭レベルも高く、当社のような専門業者でなければ対処不能と思われます)


単身世帯が増える以上、どの住居でも孤独死のリスクがあることに変わりはありません。今後の社会では、「孤独死しても、早期発見できる」仕組みづくりが重要なのではと思います。


一連のレポートを見て、孤独死に対応する仕事の大切さを改めて感じました。当社も、特殊清掃業者の立場から、現場のリアルな状況を伝え、社会をより良くするお手伝いをしなくては!と決意を新たにしました。また、当社は孤独死に対応したオーナー様向けの少額短期保険の代理店になっておりますので、プランの提案をいたします。お気軽にご相談ください!





お問合せメールフォーム

このページがあなたにとって役に立ったと感じたら下のボタンから共有をよろしくお願いします。