先日東京都日野市で遺品整理を行いました。
ご遺族より、アパートに一人暮らししていた父親が亡くなったため、遺品整理をしてほしいというご依頼でした。
依頼者様はお嬢様で、千葉県在住のため片付けができないので、インターネットで遺品整理をしている業者を探し何社か問い合わせた結果、遺品整理士がいて電話対応も良かったのでと弊社へご依頼いただきました。
2階建アパート1階の1Kの間取りで、作業当日はお立会い無しでの作業でしたので、朝に大家様より鍵をお預かりして作業に入りました。
依頼者様からは写真や貴重品が出て来たら残してほしいとご要望がありましたので、作業前のスタッフミーティングでは情報の共有を行い大切な品物を見落とさないように伝えました。
梅雨に入りこの日の日野市は霧雨で外は薄暗い天候でした。
天気が悪いと気持ちも沈みがちですが、依頼者様にとって大切なお父様の遺品整理になりますから気を引き締めて作業しましょうと声掛けをしました。
お部屋の物はやや多めでしたが、熊谷市のゴミ分別方法に従いながら仕分けをしていき、大切な遺品を見逃さないようにひとつひとつ丁寧に作業していきます。
スタッフの1人が依頼者のお嬢様がお父様の誕生日に送った手紙を見つけました。
綺麗な箱に入っておりきっと大切に取っておいたのでしょう。
午後に日野市の一般廃棄物収集許可業者によりゴミの収集を行い、お部屋を空にして作業終了です。
翌日、依頼者様がいらっしゃり作業完了のご報告をしました。
その際、お部屋から出てきた写真や貴重品をお渡ししました。
その中の綺麗な箱に入った手紙とセーターを見るとお嬢様が「これは私が父の誕生日に送ったものです。父の誕生日は11月なのですが、冬は寒いですからセーターを送ったのですが着なかったんですね。」と目に涙を浮かべていました。
「着れなかったんだと思います。こんな綺麗な箱にしまってとても大切に取っておいたんでしょう。」
と話すと「大切な物を残して下さってありがとうございます。クヨカさんに頼んで本当に良かった。」と言って頂きました。
昨日の雨は上がり報告時は良い天気でした。
遺品整理はご本人が亡くなってもご家族の心を繋ぐ大切な仕事だと改めて感じることが出来ました。
弊社では、思いがけないところから貴重品や思い出の品が出てくることが多いので、常に細心の注意を払い整理を行っております。
お困り事はクヨカサービスにお気軽にご相談ください。