先日福島県福島市で特殊清掃・家財整理を行いました。
今回は不動産会社様よりご依頼をいただいた内容です。
賃貸物件に入居されていた方がお亡くなりになってしまったとの事でお問い合わせをいただきました。
発見までには2週間程度かかっており、お部屋から異臭が漏れている状況との事でした。
現地を確認させていただいた所、共有部分に臭いが漏れている状況でしたので一時的な応急処置を行い現地を確認しました。
お亡くなりになっていた箇所はトイレ付近で、想像していたより体液が広い範囲へと流れ込んでいました。
最悪のケースですと下の階まで体液が流れ込んでいる場合があります。
状況を悪化させる場合があるので早急に遺品整理と汚染箇所の清掃を提案しました。
今回提案した内容は、遺品整理・残置物撤去・特殊清掃(汚染箇所)を提案しました。
残置物撤去と清掃が終わったタイミングで原状回復のご提案をさせていただく流れで依頼をいただきました。
作業当日スタッフと打ち合わせを行い作業を行います。
体液が広い範囲に流れていたので、清掃、クッションフロアを剥がす作業を行った後、床面の部分的な解体も行いました。
床面を解体する事で、下の階へ体液が流れているのかを確認する事ができます。
表面上だけを清掃すれば改善されると思われやすいのですが、床材は木製を含んでいる製品が多いため、体液を含んでしまう場合があります。
その状況ですと清掃だけでは処理できない場合が多く、体液を含んでしまった木材は時間が経過すると再度異臭を放ちます。
体液の流れている範囲、量によって確認・処理する内容が変わってくる事が多いです。
作業自体は早急に対応する事ができ、一次的な処置ですが臭いも軽減する事ができました。
ご依頼をいただいてから早いタイミングで作業が行えて、依頼者様も喜んでおられました。
今後は、床部分の張り替え、現状回復工事と平行して消臭・除菌作業を行って行きます。
同じような状況でお困りの方いらっしゃいましたら、是非お問い合わせ下さい。