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「家族に迷惑をかけたくない」が上位に。世代によって異なる終活への考え方

2023-04-05



遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。当社は仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理や生前整理のご依頼を承っております。

「終活」という言葉が広く知られるようになり、人生の幕引きについて考えたり行動を起こすことも珍しくなくなりました。また、今までは中高年齢層以上のものと思われていた終活への関心が、若い世代にも広がってきています。

この記事では、アンケート結果をもとに世代によって異なる終活への捉え方をご紹介したいと思います。
引用:楽天インサイト「終活に関する調査

終活の実施意向は約7割に


アンケートは20~69歳の男女1,000人に対して行われ、終活に対する意識の変化について調査されました。

まず最初に行われた「終活の実施予定はありますか?」という質問に対し、「すでに実施している」と「時期が来たら実施したい」と回答した方は7割超にのぼりました。

20歳代も含まれた調査で、7割超の方が終活に対してなんらかの意見や考え方を持っているということからも、終活が一般的なものになってきたことが伺える結果といえるでしょう。

さらに回答を詳しくみていくと、年代が上がるとともに終活を実施する意向を示す率が高くなり、男性よりも女性のほうが終活を実施する意向を持つ傾向にあることが分かります。

引用:楽天インサイト

このなかで興味深いのが、50代男性の回答です。50代女性の9.9%が実際に終活に取り組んでいると回答したのに対して、50代男性の実施率は20代女性に次いで低い数字でした。

50代男性といえば一般的には働き盛りであり、子どもの手が離れて余裕が出てくる世代でもあります。まだ終活を実行に移すには早いと思ってしまうのかもしれませんね。

「興味のある終活」は世代差が如実に。20代はSNSの整理がトップ


次に終活の意向があると回答した方を対象にした「どのような終活に興味があるか」という質問には、世代によって共通する部分とそうでない部分に差が出る結果になりました。

どの世代でも興味が高いのは「家の中の荷物整理」や「財産整理」で、上位を占めています。身の回りをすっきり整理して、人生の幕引きに備えたいという心情はどの世代にも共通するものなのかもしれません。

一方、世代別にみていくと「SNSアカウント・投稿の削除や整理」と回答した割合が20代男女で高くなっています。

20代~30代は学生時代からSNSを使っており、重要な交流ツールとしてだけでなく日記のような使い方をしている人も少なくありません。ネット上に残った記録を整理したいというのも頷けますね。

「投稿をすべて削除したい」と思うSNSはどれ?


アンケートの中でSNSを利用している人を対象に「自分が亡くなったあと、メッセージアプリやSNSの投稿を遺したいか・削除したいか」と質問したところ、半数以上の人が投稿を削除したいと答えました

回答者のなかで最も利用者数の多かったTwitterとInstagramでは、以下のような結果が出ています。


◆Twitter
すべて遺したい……11.7%
一部は削除して必要なものは遺したい……24.6%
すべて削除したい……63.7%


◆Instagram
すべて遺したい……16.5%
一部は削除して必要なものは遺したい……29.1%
すべて削除したい……54.4%


どちらも幅広い層に使われているSNSですが、Instagramのほうが投稿を遺したいと考える人が多いのが興味深いですね。Twitterはテキスト主体、Instagramは画像が主体という面で違いがあるのかもしれません。

デジタル遺品の認知度が向上


このアンケートでは、デジタル遺品に対する認知度の向上も伺えます。

引用:楽天インサイト

全世代に共通して回答の上位になっていたのが「パソコンやスマートフォンなどのデータ整理」です。比較的終活への興味が薄い傾向のある60代男性でも、パソコンやスマートフォンなどのデータ整理については他の項目より反応が高めでした。

他の設問でもデジタル遺品に対する認知度は47.2%と全体の半分弱という結果になり、去年の同調査よりも高い結果となりました。

デジタル遺品に関する問題は数年前からクローズアップされてきましたが、これまでの認知度はあまり高くなかったという印象です。

しかし日常的にパソコンを使う世代が終活を具体的に考える年代に差しかかり、家財道具の整理と同じようにデジタル遺品にも目を向けるようになってきたといえるでしょう。

「家族に迷惑をかけないため」が各世代を通じて上位に


「終活」に対する考え方への質問は、圧倒的多数で「終活は家族に迷惑をかけないために必要なことである」という回答結果が出ました。

引用:楽天インサイト

当社に寄せられるご相談でも「親族の遺品整理を経験して、自分の時は家族に迷惑をかけないようにしたいと思うようになった」や「家族に苦労をかけたくなくて終活を始めた」というお声をよく耳にします。
どの世代でも、遺された家族に苦労をかけたくないという思いは共通しているようです。


この記事では終活に関するアンケートをもとに、終活への捉え方を世代別にみてきました。

終活というのは一念発起して一気に片付けるものではなく、生活スタイルや考え方の移り変わりに合わせて気長に取り組んでいくものです。

当社では生前整理や断捨離など、身の回りの整理や片付けに関するご相談を受け付けております。終活を始めたいが何から手を付ければ良いか分からない、と何年も先延ばしにしている方はぜひ当社までご相談ください。業務経験豊富なスタッフが、お客様のご事情に合わせて最適なプランをご提案いたします。





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