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ケアマネジャーの8割が孤独死の増加を実感。身近な人の孤独死を防ぐ方法は?



遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。当社は仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理や特殊清掃のご依頼を承っております。

単身世帯の増加や少子高齢化の影響により、「孤独死」という言葉が誰にとっても身近なものになってきました。ここ数年のコロナ禍もあり、孤独死の人数は年々増加傾向にあります。

この記事ではケアマネジャーを対象としたアンケートをもとに、自分や身近な人の孤独死を防ぐためのヒントについて考えたいと思います。
引用:株式会社GoodService「ケアマネジャーからみた孤独死

80%超が「孤独死が増えたと感じる」と回答


ケアマネジャーとは介護やサポートを必要とする方や家族の相談に乗り、自治体、施設の橋渡しとなってそれぞれに合った支援を提供する立場の職業です。介護支援のスペシャリストでもあるケアマネジャーを対象とした本アンケートからは、孤独死の現状を垣間見ることができます。

自分が働き始めた頃と比べて孤独死が増えたと思いますか?」という問いに対して、以下のような回答がみられました。


とても増えた……30.7%
やや増えた……54.2%
変わらない……14.5%
減った……0.6%


「とても増えた」と「やや増えた」の回答を合わせると、実に8割超の方が孤独死が増えたと感じています。その理由として「ひとり暮らしの増加」「高齢者自体が増加している」などもありましたが、「コロナ禍による交流機会の減少」といった近年のコロナ禍による影響を指摘する声もみられました。

高齢者自体が増加するのに反して、高齢者を支える若年層は減少しています。その結果、介護要員が不足してケアが必要な高齢者に対して充分な目配りができなくなっているという現状も伺える結果といえるでしょう。

第一発見者は隣人や警察が多数



孤独死の第一発見者になるのはどのような立場の人が多いと思いますか?」という問いに対して、最も多かったのは「隣人などの地域住民(32.2%)」で、次いで「管理人や警察官(23.1%)」と続きました。

郵便物や新聞が溜まっていたり、通院の予約時間に訪れないなどで異変に気付き孤独死が発覚するというケースが多いようです。

同時に、ひとり暮らしの高齢者と多くの接点を持つケアマネジャーのなかにも、孤独死に遭遇した経験を持つ方が増加しているという声も聞かれました。

訪問時に返事がなく注文していたお弁当が溜まっていたので、中に入ると亡くなっていたというケースや、クーラーのない部屋で暮らす高齢者が熱中症で亡くなっていたなど、現場ならではの体験談も。

家族を孤独死の第一発見者と想定した回答は21.0%にとどまり、ケアマネジャーやヘルパーなどの介護職員とほぼ同率でした。

遠隔地で仕事をしているなど、高齢の親とやむを得ず離れて暮らしている方も多く、つねに様子を確認することが難しいという事情もあるのかもしれませんね。

孤独死しやすい年代



次の質問は「孤独死しやすい年代とその死因」についてです。


質問:ひとり暮らしの方のなかで、孤独死が多いと思う世代を教えてください。
80代以上……40.9%
70代……27.3%
60代……14.4%
50代以下……17.4%


質問:孤独死の原因として多いと思うものを教えてください(複数回答)
熱中症や脱水症状……57.1%
病気や突然死(ヒートショックを除く)……55.5%
ヒートショック……32.4%
転倒事故など……15.6%
自殺……14.7%
餓死……13.5%


孤独死が多い世代という回答で、60代と並んで50代以下が挙げられているのは驚きですね。コロナ禍でリモートワークが普及し、会社で働いている現役世代でも他人との接点が大幅に減少したという点が以前から指摘されてきました。

特に若い世代の方は行政のサポートにも繋がりにくく、心身の不調を抱えたままひっそりと孤立してしまうという問題もあるのです。

また、当社だけでなく業界全体の傾向もありますが、特殊清掃のご依頼が多いのは比較的真夏や真冬が多いように思います。このアンケートでも熱中症やヒートショックが孤独死の原因として上位を占めているのは、体感として納得できるものがありました。

冷房や暖房の適正使用が大切なことは、テレビなどさまざまなメディアで広く訴えられています。しかし体温調節機能の低下や節約意識から冷暖房を使わず、取り返しのつかない事態に陥るケースはあとを絶ちません。

暑い寒いを感覚に頼らず室温に応じて冷暖房を使用するよう見守るのも、孤独死を防ぐために必要だといえるでしょう。

孤独死を防ぐためにできること



さまざまな福祉の現場を見てきたケアマネジャーへ行ったアンケート結果をご紹介してきました。それでは、自分や身内が孤独死の当事者にならないためにどのようなことができるでしょうか?

アンケートでは以下のような回答がみられました。


自治体が行っている孤独死を防ぐためのサポートを利用する……50.3%
スマホのアプリなど企業が行っている見守りサービスの利用……46.5%
老人ホームの利用……37.4%
民生委員など近隣との連携……29.7%
家族との連携……21.4%


待ち人数や経済的な問題などすぐには実行できないものもありますが、可能な範囲で行政や地域のサポートを受けつつ孤立を防いでいくことが重要だといえそうです。

自分たちの現状でどのようなサービスを受けられるか分からない時こそ、ケアマネジャーなどの専門家に相談するようにしたいですね。

クヨカサービスでもご高齢の方が安全に暮らせるよう、生前整理のご相談を承っております。不用品回収からリフォームまでワンストップで行えるのが、当社の強みです。
ご予算やご事情に合わせて最適なプランをご提案いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。





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