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「押し買い」の被害も。信頼できる生前整理業者の選び方

2022-12-29



遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。当社は仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理や特殊清掃のご依頼を承っております。

「生前整理」や「断捨離」という言葉が一般的になり、長く経ちます。しかしその一方で、遺された家族に迷惑を掛けたくない、すっきりと身軽になって老後を過ごしたいという気持ちにつけ込む「押し買い」被害も続発しているのです。

この記事では押し買い被害の実態を知るとともに、被害を未然に防ぐにはどうすれば良いか考えてみたいと思います。

強引な訪問買取を行う「押し買い」とは?



消費者の自宅を訪れて品物の買い取りを行うのは「訪問買取」という商行為で、これ自体は違法ではありません。しかし消費者の意思に沿わない買い取りを強要されたり、相場からかけ離れた安価な価格で強引に押し切られてしまったという相談が急増しました。

こういった相談が2010年前後にピークを迎えたことを契機に「特定商取引法」が改正、消費者の依頼なしに業者は買い取りを行うことができなくなりました。これにより被害は減少したものの、いまだに電話勧誘などによる押し買い被害が発生しています。

なかには「他人に知られたくない」「自分も迂闊だったから」と被害に遭ったことを届け出ないケースもあります。発表されている件数よりも実際の被害はもっと多いと考えて良いでしょう。

押し買い被害の実例



押し買いの手口には以下のようなものがあります。いきなり訪問することは法に触れるため、まず電話でアポイントメントを取るのが常套手段であるのが伺えますね。

事例その①


「不用になった着物などはないか」という電話があり、大量にある着物や小物類を買い取ってもらうことにした。しかし訪ねてきた買い取り業者に一緒に収納していた貴金属も売ってほしいとしつこく頼まれたため、いくつか売却した。

業者が帰ってから事の次第を聞いた家族が調べたところ、相場よりもかなり安い価格で買い取られていたうえ、連絡先の分かる書類も何も残されていなかった。

事例その②


「要らない服やカバンを売ってほしい」というセールス電話があり、買取価格を聞いてから売るか決められるとのことだったので、家に来てもらうことにした。

家に来た業者が貴金属の鑑定もすると言ったので手近にあった指輪とネックレスを渡したところ、相場よりはるかに安い価格で着物と一緒に買い取られてしまった。

貴金属の買い取りには同意していないので返してほしいと電話で言ったが、のらりくらりと言い逃れされてしまいクーリングオフの期間も過ぎてしまった。

押し買い業者に多い3つの特徴



押し買い業者は自分たちの行動が法に触れるということを自覚しているため、法をかいくぐるためにさまざまな抜け道を用意しています。ここでは、押し買い業者によくみられる共通点を3つにまとめました。

電話でしつこく勧誘してくる


「不用品があったら買い取りますよ」と突然セールス電話がかかってきたことはありませんか?

電話勧誘を行う業者のすべてが押し買いをしているわけではありませんが、セールス電話がきっかけで業者を家に入れてしまったという方が多いのは事実です。ナンバーディスプレイの導入や知らない番号に応対しないなど、家族みんなで警戒するようにしましょう。

貴金属に執着する


押し買い被害が問題になったとき、特に多かったのが貴金属を強引に買い取られたというものでした。押し買い業者は着物やカバンなどよりも、貴金属を狙う傾向にあります。

着物の買い取りという名目で来たにもかかわらず、やたらと貴金属を出させようとする業者には要注意です。

勧誘がしつこい


被害報告でよく聞かれるのが「しつこく言われて貴金属を出してしまった」「今売らないと相場が下がると言われた」というものです。

押し買い業者は相手が根負けするまで勧誘を続けることもよくあります。妙にしつこいな、と思ったら家に入れないなどの対策が必要でしょう。

被害に遭わないために気を付けたいこと



押し買い被害を避けるために最も必要なのは、家に入れる前の入念なチェックです。ここでは、気を付けたいポイントをご紹介しています。

①営業実態を確認する


電話セールスや訪問営業を受けた際は、必ず会社名や連絡先、担当者名を聞き取るようにしましょう。万が一トラブルに発展した際、解決の糸口になるのは相手方の情報です。

きちんと会社のサイトが存在しているのかチェックするのはもちろん、悪い口コミがないか検索してみるのも大切です。

勧誘を受けた流れで決めてしまわず、いったん電話を切ってかけ直したり、改めて訪問してもらうなど時間を置き、その間に営業実態を調べましょう。

②ひとりで対応しない


押し買いの怖いところは「いま何かあっても家の中なので助けを呼べない」と被害者に思わせる点です。

営業実態などを確認して問題ないと思われる場合でも、実際に家に来てもらう際には家族に同席してもらうなどひとりで対応しないようにしましょう。

家族と離れて住んでいて来てもらうのが難しいときは、テレビ電話を繋いでリモート参加してもらうのもおすすめです。

③書面を交付してもらう


やり取りをしていく中で少しでも不信感を覚えた時は、必ず契約書などの書面を事前に交付してもらうことをおすすめします。

正直に「押し買い被害の話をよく聞くので、お互い不安がないようにしたい」と打ち明けても良いでしょう。良心的な業者であれば、拒否したり不快そうにすることはないはずです。


業者をいったん家に入れてしまうと、途中で「何かおかしいな」と思ってもなかなか引き返しづらくなるものです。安心だと思えるまでは家に入れないという点を、家族全員が徹底するようにしましょう。

クヨカサービスでは、終活や生前整理に関するご相談を随時受け付けています。不安なことやご不明な点かございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。業務経験豊富なスタッフがお客様のお立場に寄り添って、真摯に回答いたします。





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