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インフルエンザ流行中!家庭内感染を防ぐ掃除方法を解説

2024-03-13



生前整理・遺品整理のクヨカサービスでございます。当社は仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて生前整理や店舗清掃のご依頼を承っております。

今年の冬は「10年に一度レベル」ともいわれるような規模で、インフルエンザが大流行しているそうです。学級閉鎖や病院の面会制限などのニュースをご覧になった方も多いのではないでしょうか。

インフルエンザをはじめとする感染症の予防には、マスクや手洗いといった基本的な感染対策が欠かせません。それだけではなく部屋にウイルスが侵入しないよう、感染予防に特化した清掃が必要になります。


この記事ではプロの清掃業者の視点から、インフルエンザの家庭内感染を防ぐお掃除方法について解説しています。

ウイルスの生存期間は約2~8時間



人間の身体から排出されたインフルエンザウイルスは一定時間生存しており、その間に触れたものに付着して感染を広げていきます。ここではどのような条件下でインフルエンザが拡大していくのか解説しています。

ウイルスの生存期間


ウイルスの生存期間は、約2~8時間程度といわれており、付着した物の表面状態や気候条件によって変化します。
ウイルスの生存期間が長くなる条件は以下の3つです。

テーブルやドアノブなどのツルツルした表面に付着したとき


衣類など凹凸のある表面では8~12時間、テーブルなどのツルツルとした表面では4日間もウイルスが生存するといわれています。

湿度が低く乾燥しているとき


空気が乾燥した状態では、インフルエンザの生存期間が長くなるだけでなく、喉や鼻の粘膜が弱るため、感染しやすくなります。
特にインフルエンザが流行する冬場は暖房を使うことが多いため、空気はより乾燥しやすく、湿度30%を切ることも珍しくありません。


インフルエンザウイルスは湿度60%前後で不活性化するとされています。加湿器等を活用して、50~60%を保つようにしましょう。

室温が低いとき


湿度だけでなく、温度が低い状態でもウイルスの生存率は高まってしまいます。
室内は冬でも18~20℃程度を保つことをおすすめします。

インフルエンザの感染経路


インフルエンザは、高熱などの全身症状に加え、咳やくしゃみ、鼻水といった呼吸器系の症状があり、感染した人の飛沫などが主な感染源となります。感染経路として、以下の2つが挙げられます。


飛沫感染
咳やくしゃみをして飛び散ったインフルエンザウイルスを、鼻や口から吸いこむことで感染します。
接触感染
インフルエンザウイルスを含む唾液や鼻水で汚染された部分に触れた手で、自身の口や鼻、目の粘膜を触ることで感染します。


ウイルスは条件によって長期間の生存が可能になります。消毒を徹底するだけではなく、湿度と温度を高く保つなど、ウイルスが生存しにくい環境を整えることが大切です。

ウイルスに有効な消毒剤とは?



ウイルスには次亜塩素酸ナトリウム、イソプロパノール、消毒用エタノールが有効です。消毒用エタノールは濃度70%以上で殺菌効果があるとされています。

次亜塩素酸ナトリウムが含まれている製品として有名なのが、キッチンハイターです。水1Lに対しキッチンハイター10mlを溶かした液体は、床やドアの消毒剤として使用できます。


また、ベビーグッズの消毒剤として有名なミルトンにも次亜塩素酸ナトリウムが含まれています。ミルトンを水で20倍に薄めた液に手を浸し、流水で洗い流すことで手指や皮膚の消毒ができます。


イソプロパノールが含まれている製品のうち、ドラッグストアなどで買えるのは消毒エタノールIP「ケンエー」(健栄製薬)です。ケンエーはエタノール濃度が76.9~81.4%あり、イソプロパノールも含まれています。

カバンに入れて持ち運ぶなら、ポケットコール(白十字)もおすすめです。70%のイソプロパノールがしみ込んだコットンが個包装になっているので、持ち運びに便利です。


消毒時には不織布マスクやゴーグル、手袋を着用して、消毒後はしっかり手洗いをします。
また、霧吹きで消毒を行うとウイルスが飛散して汚染を広げてしまう危険性があります。清潔なタオルに消毒液を浸して、拭き取るようにしましょう。

感染予防のための清掃例



当社でもたくさんの清掃現場を経験してきましたが、家庭内感染を予防するのはプロの視点から見ても難しいものです。

家庭内感染を防ぐにはちょっとした清掃でも不織布マスクとゴム手袋を着用し、こまめに消毒と清掃を行うことが大切です。特に気を付けたい掃除のポイントを以下にまとめました。

寝具や衣類などの布製品


鼻水など汚染物が付着したものは軽く水洗いし、塩素系消毒液に30分以上つけてから洗濯します。
厚手の毛布など洗濯機で洗えないものは、最低でも8時間以上天日に干してウイルスを死滅させましょう。

感染したひとが触った場所


家族が共有して使う箇所は、こまめに消毒するようにしましょう。



・ドアノブ、照明スイッチ、手すり
・テーブル、いす
・トイレの便座、流水レバー、ふた
・水道の蛇口
・おもちゃ


これらは清潔なタオルに消毒液を浸して、こまめに拭き掃除を行います。拭いた後は自然乾燥でも消毒効果は変わりません。

定期的な換気


1時間に5~10分程度、部屋の対角線上にある窓を開けて室内の換気をしましょう。寒い時期は窓を閉め切ってしまいがちですが、ウイルスが室内に滞留しないようにすることが大切です。


エアコンをつけたまま換気をする際は、エアコンから遠い窓を開けるようにしてください。キッチンの換気扇を回しておくのも良いでしょう。


他にも状況に応じて、床や壁も拭き取り清掃をするなど、ウイルスがついていると思われる場所はこまめに消毒をしましょう。
清掃の際に出たごみはビニール袋にいれて口を結ぶか、蓋つきのごみ箱に入れるなど、ウイルスの飛散を防ぐことも大切です。


コロナ禍で定着していたうがいや手指の消毒の習慣が少しずつ薄れ始めているのも、インフルエンザ大流行の一因であるといわれています。
基本的な感染対策と消毒を徹底して、この季節を乗り切りたいですね。





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