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孤独死やゴミ屋敷の原因にも?セルフネグレクトの実態とは

2023-02-02



遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。当社は仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにてゴミ屋敷の清掃・特殊清掃のご依頼を承っております。

孤独死やゴミ屋敷に関する問題は一見別のもののように思えますが、実は根本の部分で深く繋がっているのです。実際、孤独死された方のお部屋の多くは日用品やゴミであふれたゴミ屋敷状態になっているケースが多くみられます。

これらの孤独死やゴミ屋敷を引き起こす共通の原因として挙げられるのが「セルフネグレクト」です。この記事では若年層にも急増しているセルフネグレクトの実態について考えてみたいと思います。

セルフネグレクトとは



セルフネグレクトとは直訳すると「自己放任」という意味を持つ言葉です。生活を維持する能力や意欲が低下することにより、生活環境や栄養状態が著しく低下している状態を指しますが、初期症状として以下のようなものが挙げられます。


・食器を洗わなくなる
・お菓子や酒で食事を済ませる、もしくは食べなくなる
・洗濯をしなくなる
・掃除をしなくなる
・入浴をしなくなる


身体を清潔に保つ、部屋を整える、栄養に気遣った食事を摂るといった行為は、すべて自分のケアでもあります。さまざまな要因により自分に関心がなくなって心身のバランスを崩してしまった結果、ゴミ屋敷や孤独死へと繋がってしまうのです。

セルフネグレクトという言葉が広まりだした当時は、高齢者を中心に起きるものと考えられていましたが、現在では年齢に関係なく起きることが明らかになってきました。

セルフネグレクトに陥ってしまう原因



セルフネグレクトに陥る最初のきっかけは、誰にでもあるようなつまずきや不調がほとんどです。自分でも気づかないうちに心身の状態が悪化し、周りが「変だな」と思い始めるころには重大な状態になっているというケースも珍しくありません。

ここでは、セルフネグレクトに陥ってしまう原因を5つに分けて解説しています。

身体機能の低下


病気やケガ、加齢による身体機能の低下により、家事をこなすことや外出が難しくなってしまうケースです。糖尿病などで視力が低下し、外のゴミ捨て場との行き来が難しくなった。腰痛がきっかけでかがむ姿勢が取れなくなってしまい、入浴や水回りの清掃ができなくなってしまったという事例があります。

身体の不調は、精神的な問題にも結びつきやすくなります。今までできていたことができなくなってしまったという情けなさや恥ずかしさが、自己肯定感の低下へと繋がってしまうという問題もあるのです。

経済的な状況


貧困とセルフネグレクトも密接な関係があります。栄養のある食事を摂ることも部屋を整えることも、それなりの時間とコストが必要になります。

経済的な余裕がない状態だと、日々の生活をこなすのに精いっぱいで自分の状態には気を配る余裕がなくなってしまうこともあるでしょう。

収入が低いので長時間労働をせざるを得ない状況になり、ますます生活が荒れてしまうということにもなります。また、栄養状態の悪い食事を続けていることで、病気にかかる可能性が高くなるという悪循環に陥ってしまうのも原因といえるでしょう。

判断能力の低下


認知症などで判断能力が低下し、物を捨てるタイミングや不潔な状態に気づかなくなってしまうというものです。高齢者に多いケースですが、若者層でも精神的な疾患などが原因で同様の状態に陥ってしまうことがあります。

また、セルフネグレクトに陥ったことがきっかけで若年性認知症が発覚したという事例もあるのです。

精神的な問題


精神的に衝撃を受けるような出来事があり、すべてに対して無気力になってしまうということがあります。たとえば近親者との死別や失恋、仕事のストレスなどで精神的に大きなダメージを受けたことがきっかけで、動くことすらできなくなってしまい、セルフネグレクトへと繋がっていくのです。

動くことができず生活が荒れる→生活環境や栄養状態が悪化する→気力を奪われて心身の状態が低下するという悪循環に陥りやすいのも特徴です。

セルフネグレクトを防ぐには



セルフネグレクトに陥るのを防ぐには、どうしたら良いのでしょうか?セルフネグレクトに陥る方の多くは元来生真面目で、他人に助けを求めることを良しとしないタイプも少なくありません。また、心身の状態が悪化しているというのは、自分では気づきにくい部分でもあります。

そういった意味からも、セルフネグレクトを未然に防ぐには家族や友人、地域のつながりといった他者の介入が必要不可欠です。


・帰省するたびに家が散らかっていっている
・冷蔵庫の中に賞味期限が切れた食品が詰め込まれている
・最近、ふさぎがちで外に出てこない友人がいる
・洗っていない服を着たまま出かけている


こういった異変を感じたら、専門家への相談や通院をそれとなく勧めてみるなどのサポートが大切です。セルフネグレクトからの脱却には本人が現状を認識することから始まりますが、専門家による支援や親しい人のアドバイスを拒む場合も少なくありません。

自分にどんなサポートができるか、本人に寄り添って考えてみることも必要です。


セルフネグレクトの状態にあると本人が自覚できたあと、問題になるのが住環境の整備です。限界まで散らかった部屋を片付けるのは、並大抵のことではありません。

「この状態から抜け出したい」「荒れた生活を立て直したい」と思ったときは、ぜひプロの清掃業者にご相談ください。

クヨカサービスでは、誰にも知られないように部屋を片付けたい、作業日数が限られている等、お客様のご事情に合わせてきめ細かなサービスを行っております。





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