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安全に暮らすコツは?自宅で事故に遭う高齢者が急増中

2023-01-26



遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。当社は仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理やゴミ屋敷清掃のご依頼を承っております。

高齢者の死傷原因として、家庭内の事故が上位に位置しているのをご存じでしょうか?年齢を重ねた方にとって、家の中は一歩間違うと事故に繋がりかねないポイントがたくさんあるのです。

この記事では高齢者の家庭内事故の実態をご紹介するとともに、事故予防の観点から生前整理の必要性について考えてみたいと思います。

家庭内事故による死亡者の大半は65歳以上



内閣府の発表した「高齢社会白書」によると、2019年時点で65歳以上の高齢者がいる世帯は全世帯の49.4%以上にのぼるそうです。

単独世帯も年々増加傾向にありますが高齢者も例外でなく、65歳以上の男女のうち男性15.0%、女性22.1%がひとり暮らしをしています。昭和55年が男性4.3%、女性11.2%だったことを考えると、非常に伸び幅が高いといえるでしょう。

ひとりで暮らす高齢者が増加する一方、家庭内の事故で負傷する65歳以上の方も急増しています。厚生労働省の発表したデータによると、家庭内で起きた不慮の事故による死亡者は65歳以上が圧倒的に多くなっています。

ひとり暮らしの方はもちろん、家族と同居している高齢者にとっても家庭内には事故を引き起こすポイントが非常に多いといえそうですね。
参考:厚生労働省「令和4年度版高齢社会白書」「人口動態統計年報 主要統計表

高齢者の三大事故とは



高齢者の家庭内事故は交通事故よりも多く、死因の上位3つを占めています。消費者庁ではこの3つを「高齢者の3大事故」と呼び、特に気を付けなければならないものとして注意するよう呼び掛けています。

①転倒、転落


家庭内の事故で最も多いのが、何かにつまずいたり段差から落ちて怪我をしてしまう事故です。古い家や物の多い家は足場が悪く、障害物も見えづらいため、身体機能や視力が低下した方にとって転倒・転落リスクが高い場所となります。

床置きしている荷物や電源ケーブルなど若い人は何気なく避けられるものも、高齢者にとっては危険な障害物です。

転倒による負傷が軽かったとしても事故がきっかけで運動量が減り、自力歩行ができなくなってしまうケースも考えられます。

<実際に起きた事例>

・ベッドから転落して肋骨を骨折。夜間のことだったので家族の発見が遅れた

・ホットカーペットの縁に足を取られて転倒。家具の角で顔面を強打した

・電球の交換で脚立にのぼり転倒。手首を骨折した

②誤嚥等の不慮の窒息


餅や飴のような喉に詰まりやすい食べ物や、異物が気道に詰まって起きる事故です。これは家の造りとは直接関係のない事故ですが、一度起きると死亡や重篤な後遺症に繋がることも多いのが特徴です。

特に自分で食事を用意するひとり暮らしの高齢者や認知症の方、急いで食べる癖のある方は誤嚥リスクが高いといえるでしょう。

<実際に起きた事例>

・薬をシートごと飲み込んでしまい、気道から出血する怪我をした

・雑煮の餅が気道に詰まり、呼吸困難に陥った

③不慮の溺死および溺水


寒いお風呂やトイレで起きるヒートショックの危険性については、このコラムでも何度かご紹介してきました。

ヒートショックとは急激な温度差によって血圧が乱高下し、脳溢血や心疾患などを引き起こす現象ですが、恐ろしいのはそれだけではありません。血圧低下によって脳の血流量が減って意識が低下すると、浴槽の中で溺死してしまうこともあるのです。

特にひとりで暮らしている方は事故に気付かれにくいため、よりリスクが高いと考えられます。

<実際に起きた事例>

・トイレでいきんだところで意識を失い、床に転倒してケガをした

・浴槽でふらつき、湯船に顔をぶつけて歯を折った

・浴槽で意識を失っているところを家族に発見され、救助された

事故を防ぐためにできること



長年暮らしてきた家は知らず知らずのうちに荷物が増え、高齢者にとって暮らしにくい環境になっていることがあります。家庭内の出の事故を防ぐために、以下のような対策を検討してみることをおすすめします。

転倒防止


床に伸びている電源ケーブル、カーペットの縁は転倒を引き起こすリスクが高いものです。ケーブルは壁に寄せてモールで固定する、部分的な敷物は取り外しフロアカーペットに変えるなどの対策が有効です。

階段に滑り止めや手すりを設置したり、段差を解消するスロープをつけるの良いでしょう。

家の片づけ


廊下や高いところに置いてある荷物、かがまないと使えない家電などを整理して、事故を起こしにくい生活動線を作りましょう。特に電球の取り換えや衣替えの際に転倒する事故はあとを絶ちません。

不要なものは片付けて、安全で暮らしやすい環境を作ることが大切です。

トイレや浴室の温度差を減らす


ヒートショックの原因になるのは、急激な温度差です。特に古い家は空調が行き届かず、トイレやお風呂が外同然の低温になっていることも。

リフォームして気密性を高めるのがいちばんですが、それが難しい場合も小型暖房やすのこを設置して温度をコントロールする方法もあります。

家の中を安全に整えましょう



高齢者の自宅での事故を防ぐには、家の中をよく見直して危険なところを極力取り除くことが大切です。

クヨカサービスではより充実した老後生活を実現するため、生前整理のご相談を受け付けています。不要なものをすっきり片付け安全に暮らせるよう、業務経験豊富なスタッフがアドバイスさせていただきます。片付けからリフォームまで、ワンストップで行えるのもポイントです。

お困りのことがございましたら、クヨカサービスまでお気軽にご相談ください。





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