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悲しむ心に寄り添う「グリーフケア」の観点から遺品整理を考える

2022-10-03



遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。当社は仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理のご依頼を承っております。


大切な方が亡くなった時の悲しみは、何度経験しても慣れるものではありません。深い喪失感や混乱の中にある方に寄り添い、もう一度前を向けるように支えていく考え方として「グリーフケア」という考え方があるのをご存知でしょうか。


亡くなった方の生きた軌跡と向き合う遺品整理は、グリーフケアと切っても切り離せない関係を持っています。この記事ではグリーフケアについてご紹介するとともに、遺品整理との関わりについても考えてみたいと思います。

グリーフケアとは



グリーフケアは、1960年代にアメリカで生まれた考え方です。日本に伝わったのは1970年代で、同時期に日本人に合ったグリーフケアの研究がスタートしました。


親しい人を亡くした時、ひとの心身にはさまざまな症状や反応が起きます。罪悪感や喪失感、時には怒りといった精神的なもの。睡眠障害や食欲不振、アルコールへの依存など、身体的な面で影響が起きるケースもみられます。


古くから「日にち薬」という言葉があるように、こういった症状は時間の経過で徐々に癒えていくのが一般的です。しかし人間同士の密なかかわりが減りつつある現代では、その過程で社会や家族から孤立して悲しみをひとりで抱え込んでしまう方が少なくありません。


そういった方たちを医療ケアから専門家によるカウンセリング、同じ境遇の人たちと過ごすワークショップなどを通じてサポートする「グリーフケア」が生まれたのです。

グリーフケアの方法



グリーフケアは医療や心理のプロの手を借りて、悲しみから立ち直るプログラムです。しかしどのようなケアが行われているか知っておくことは、身近な方が大きな悲しみに見舞われた時や、自分が誰かを見送った時の支えとなるはずです。ここではグリーフケアとはどのようなものか、具体的な手法について解説しています。

①悲しみを肯定する


グリーフケアの基本となるのは「悲しみを悲しみとして肯定し、押さえ込まない」という考え方です。忙しい現代生活では大切な人を喪った心の傷を癒す時間が持てないまま、日常生活へ戻らざるを得ないことがほとんどです。


悲しみすぎるのは良くないからと無理に忘れようとしたり、明るく振る舞おうとする必要はありません。いま自分は悲しんでいる、喪失感に苛まれていると認めることがグリーフケアの第一歩です。

②故人への想いをあらわす


故人へ抱くのは悲しみの感情だけではありません。「もっとこうしてあげれば良かった」などの後悔もあれば、「気持ちをぶつけられないままいってしまった」という怒りにも似た感情など、さまざまな気持ちが交錯するでしょう。それらをそのまますべて表に吐き出してしまうのも、悲しみを乗り越えるうえで大切なプロセスです。


身近な人に話すのは気が引けるのであれば、遺族が集まって話し合うワークショップやカウンセリングを受けるという選択肢もあります。誰かに話す勇気が出ないという時は、ノートに気持ちを書き綴ったり故人宛の手紙を書くという方法も良いでしょう。


何らかのかたちで気持ちを外に吐き出すことは、自分の心を整理するのにとても役立ちます。

③葬儀や遺品整理などを行う


お通夜から葬儀、埋葬といった一連の儀式は、亡くなった方を弔うのに欠かせないものです。
遺された方にとっては故人がこの世の人ではなくなったということを改めて認識する場でもあります。


そしてこういった場では、思いきり泣いたり悲しむことが許されています。自分の気持ちを抑えつけず素直に感情を出せるよう、周りもサポートしていくことが大切です。
しかし実際問題として亡くなってから葬儀までは日数も短く、やるべきこともたくさんあります。そのため、間柄が近ければ近いほど落ち着いて故人を悼むことは難しいのも事実です。


その点、遺品整理は葬儀よりも時間的な余裕があるケースも多いです。通して悲しみと向き合い、気持ちを表に出していく場とするのは理にかなっているといえるでしょう。

遺品整理もグリーフケアのひとつです



故人の遺した品物と向き合い、整理していく遺品整理はグリーフケアとしても大きな意味を持っています。
部屋を引き払う期限があるなど時間的な余裕がない場合を除き、自分のペースでゆっくりと遺品に向き合うことで自分の心が落ち着いていくのを感じたというお声も耳にしました。


その一方で遺品が目に入るのもつらい、時間が経っても整理できる気がしないという理由で当社に遺品整理を依頼される方も多数いらっしゃいます。当社ではグリーフケアについて深い知識を備えたスタッフが、お客様の代わりになって丁寧に遺品整理を行っています。


ご依頼主様の気持ちに寄り添った丁寧な作業は、遺品整理を専門に行う当社だからこそと自負しております。

整理したいという気持ちはあるがどうしても踏み切れないという方や、故人の遺品とじっくり向き合える時間を作りたいという方は、ぜひクヨカサービスまでご相談ください。お客様のご事情やご予算に応じたプランをご提案いたします。





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