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被害急拡大中!トコジラミの生態と被害を防ぐ方法を解説します

2024-01-17



生前整理・遺品整理のクヨカサービスでございます。当社は仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理のご依頼を承っております。

最近、ニュースやネットでトコジラミの被害について報道される機会が増えています。旅行や観光地に出かけるのが不安だと感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事ではトコジラミの生態や、侵入を防ぐ方法について解説しています。ぜひ参考にしてくださいね。

世界規模で増加しているトコジラミの被害



トコジラミは南京虫(なんきんむし)という俗称で、古くから日本にも生息してきました。衛生環境の向上により、国内では1970年代にはほぼ撲滅されていましたが、その間も海外では多くの国で被害が確認されていました。

そして昨今の観光ブームにより、海外旅行客の荷物に付着したトコジラミが日本にも入り込んでいるのです。
従来のトコジラミと違い、ピレスロイド系殺虫剤に耐性を持ったスーパートコジラミが増加したことも被害の拡大に拍車をかけています。

トコジラミとは?


トコジラミとは、熱帯地方に分布するカメムシ目の昆虫です。シラミという名前から、アタマジラミやコロモジラミの仲間と間違われやすいのですが別の種目に属しています。

楕円形で平たい5〜8mmの茶褐色の胴体をしており、羽はありません。触れるとカメムシと同様に不快な臭いを発します。
大量の血液を吸うので、吸血後は平たい体がふっくらと膨らみ長さも伸びます。幼虫は成虫になるまでに5回脱皮を繰り返し、成虫と同様に動物の血をエサとしています。

人体への被害


最も被害が大きいのは、人体への影響です。トコジラミの唾液が体内に入り、アレルギー反応で皮膚に湿疹や激しいかゆみが生じます。

そのかゆみは凄まじく、ネットには「人生のなかで一番つらい」「今まで経験したことがないかゆみ」という感想を投稿する人もいました。
かゆみで皮膚を掻きこわしてしまい、傷口が化膿して痕が残ってしまうケースも見られます。


初めて刺された人には症状が現れないことが多く、繰り返し刺されることでアレルギー反応が出てきます。
初期のアレルギー反応は4日〜5日後に現れるため、被害に気付かないまま自宅までトコジラミを持ち帰ってしまうことも。


夜になるとべッドマットやマットレス、ソファーの隙間、畳の隙間や裏側などからはい出し、肌が露出した部分を吸血します。

衣服の中に入り込むことはないため、露出している手足を集中して刺される傾向があります。続けて刺されているとだんだんとかゆみが出る速度が速くなり、最終的には反応がなくなるのも特徴です。

一度繁殖すると駆除は困難



トコジラミは駆除が難しい害虫です。市販のくん煙剤では細いすき間の内部まで有効成分が届かず、駆除しきれません。
さらに厄介なことに殺虫成分への耐性もついているため、一般的な殺虫剤では殺虫効果が得られないのです。


特定の成分が配合された薬剤を的確なルートで散布するのは、プロの駆除業者でも困難です。実際、自宅にトコジラミを持ち帰ってしまい、駆除だけで数十万もかかったという事例も少なくありません。


トコジラミの駆除が困難な理由として、繁殖力の高さと飢餓に強い特性が挙げられます。

トコジラミの成虫は1日に3個〜6個の卵を産み、生涯で産み落とす卵は約500個、卵は5日〜6日で幼虫に孵化します。成虫はエサのない状態でも、数か月は生存可能だといわれています。


人の目が届かない場所に潜んでいるため、一度見かけたらその部屋には相当数のトコジラミが繁殖していると考えて良いでしょう。

トコジラミの侵入を防ぐ方法



トコジラミの被害を防ぐうえで最も重要なのは、宿泊先から自宅にトコジラミを持ち帰らないことです。
ここでは、外部からトコジラミを持ち込まないための対策を解説します。

ホテルの部屋をチェックする


ホテルに着いたら、まず荷物をすべてバスルームに入れて室内をチェックしましょう。トコジラミは薄暗い環境を好み、布団や枕の縫い目やマットレスのすき間、ベッドの裏などに潜んでいます。


赤黒い血糞がないか、白くて硬い粒のようなものが固まっていないか、トコジラミの痕跡を慎重に確認していきます。万が一、気になる痕跡を発見したら、早急にホテルに相談してみることをおすすめします。

荷物をホテルの床に置かない


荷物を床やベッドに直接置くのは避けましょう。カーペットや家具のすき間にトコジラミがいたら、バッグに付着して一緒に家まで運んでしまうからです。

トコジラミは表面がツルツルしたものには近寄れません。荷物をビニール袋で包んだり、トコジラミが生息しない浴室にバッグを置いておくのもおすすめの方法です。

ホテルの部屋では電気をつけたまま寝る


ホテルでは寝る時も電気をつけて、明るいままにしておきましょう。

部屋を明るく保ち、トコジラミが活動しづらい環境を作ることで被害を防ぐ効果が期待できます。

帰ったら荷物をチェックする


旅行や出張から帰宅したら、バッグや靴を密閉した袋に入れましょう。荷物の中に血糞や脱皮殻などの痕跡が残されていないか、袋の上からよく確かめます。

ポケットの中や服の縫い合わせた折り返し部分など、隠れそうな場所には特に注意が必要です。


衣類は81℃以上のお湯に5分以上浸けることで、卵を含めて駆除が可能です。一般的な洗濯機では温度が低いので、アイロンや乾燥機を活用すると良いでしょう。
100℃以上の蒸気が出るスチームクリーナーを使うのもおすすめです。

段ボールを置きっぱなしにしない


海外通販などで外国から入ってくる荷物には、特に注意が必要です。トコジラミをはじめとする害虫は段ボールの表面ではなく、波状のひだの中にひそんでいます。


荷物が届いたらすぐに室内に入れず、ベランダや玄関で荷物をよくチェックしましょう。特に衣類はそのままタンスに入れず、先に紹介した熱処理を行うことをおすすめします。

段ボールはトコジラミだけでなく、さまざまな害虫の温床になりやすいものです。長い時間放置せず、すぐに処分するようにしましょう。


冬は害虫が繁殖しづらい時期だといわれていますが、室内に生息するトコジラミは一年を通して厳重な警戒が必要です。旅行や観光に出かける際には、トコジラミ対策もしっかり行いたいですね。





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