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遺品整理で出てきた残置物、どのように処分すれば良い?

2023-11-15



故人が住んでいたお部屋にそのまま残されている残置物。当社に寄せられるご相談のなかにも「いずれは処分するものだからとつい後回しにしてしまった」というケースが少なくありません。

残置物は正しい方法で処分しないと、思いがけないトラブルに巻き込まれる可能性もあります。この記事では残置物を放置することで起きるデメリットと、正しい処分方法について解説しています。

残置物とは



残置物とは廃棄すべき私物が処分されず、そのままの状態で置かれているモノ全般をいいます。

賃貸物件では入居者が貸主の許可を得て設置したものの、撤去せず退去したため残された設備のことを指します。エアコンや照明器具、ガスコンロや冷蔵庫など、まだ使えるもので次の入居者が使用できる状態になっているものも残置物に含まれます。


本来は賃貸物件で使われている用語ですが、故人宅に放置されているモノも残置物と呼ぶことがあります。孤独死などの現場では、家具や日用品などが故人の残置物といえるでしょう。
本来なら廃棄するべき品物という点で、遺品とは違う扱いになります。

残置物を放置しておくデメリット



残置物をそのまま放置していると、思いがけないトラブルの原因になることも。ここでは、残置物を放置していることで起きるデメリットについて解説しています。

家賃や家の維持費がかさむ


賃貸物件の場合、室内に残されたものは遺族が処分することになります。残置物がある状態では退去の手続きができず、家賃を払い続けることになります。

故人所有の家でも荷物が大量に残ったままでは、売却や解体など次の活用方法を考えにくくなってしまいます。処分を先延ばしにすることで維持コストがかかり、経済的な負担も大きくなるというデメリットがあるのです。

家具や家電の資産価値が下がる


状態の良い家具や家電は、売却してお金に換えるという選択肢があります。しかし家電は放置している期間に型遅れになってしまいますし、風通しの悪い環境に置かれた家具はカビなどの損傷が起きやすくなります。


特に家電製品は「発売後〇年以内のモデル」という買取条件を設けているところがほとんどです。売却を考えている場合は、少しでも高額で引き取ってもらえるよう早めに行動することが大切です。

残置物の処分方法



大量に残された残置物の処分方法として、いくつかの方法が挙げられます。ここでは、廃棄や売却を前提とした残置物の処分方法について解説しています。

ゴミとして処分する


一番コストがかからない手段を選ぶなら、所定の回収日にゴミとして出すのが一番安価でしょう。

残置物のある自治体のゴミ出しのルールをサイトで確認して、所定の日時に持っていくだけで済みます。


ただし、決められた日時に現地まで行かなければならず、ゴミを運ぶのに人手も必要です。

また、自治体によっては一度に出せるゴミの量が決められていることも多いため、大量の残置物を処分するのにはあまり向きません。

さらにエアコンや冷蔵庫、テレビなどは家電リサイクル法により、処分方法が決められています。現地の近くに住んでおり、コツコツ作業できる場合に向いている方法だといえるでしょう。

リサイクルショップに売却する


状態の良いものはリサイクルショップに売却して、お金に換えることができます。高級家具や比較的新しい家電などは需要も高く、それなりの価格で取引されています。

出張買取で、残置物すべてを査定に出すのもひとつの方法です。

遺品整理業者に依頼する


残置物の片付けから不用品の売却まで一括で請け負ってくれる、遺品整理業者へ依頼する方法も検討してみましょう。

クヨカサービスでは残置物撤去と並行して買取査定を進め、売却金額を作業費用に充てることも可能です。


一般廃棄物収集運搬許可を持つ遺品整理業者なら、家電リサイクル法で自治体が回収できないエアコンや冷蔵庫も含めて回収が行えます。

高いところに取り付けてある照明やエアコン、重いたんすやクローゼットなど、自分たちで運べない大物もまとめて処分できるのは大きなメリットといえるでしょう。


賃貸物件では一刻も早い退去を迫られるため、作業にはスピード感が求められます。作業経験豊富な遺品整理業者に依頼することで、時間や手間を大幅に節約できます。

残置物の撤去で注意したいポイント



故人の自宅で故人の持ち物が残置物の場合、ご遺族様で整理をすることに法律上の問題は生じません。賃貸物件に残されていた故人の残置物の撤去には、注意が必要です。

まずは貸主である大家さんや住宅会社に、残置物の撤去や廃棄をしてよいのか確認しましょう。勝手に処分をすると、損害賠償が発生する恐れがあります。


賃貸物件の場合、残置物の所有権が誰にあるのかはケースバイケースです。故人の残置物だと思っていたエアコンや冷蔵庫が設備の一部だったり、設備の一部と思っていた照明が前入居者の残置物だったというケースも少なくありません。


契約時に残置物の所有権を確認しておく必要がありますが、ご遺族様が整理するケースで契約時の状況を把握することは困難です。

クヨカサービスでは、残置物処分に関するさまざまなサポートを行っています。

長く放置していた故人宅の片づけにお困りの方や、賃貸物件の残置物問題を抱えている大家さんはどうぞお気軽に当社までご相談ください。





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