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遺品整理の仕分け、どこから手をつければ良い?

2022-05-16



遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。当社は仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理や特殊清掃のご依頼を承っております。

自分たちで遺品整理をした方からよくお伺いするのが「思った以上に仕分けに時間がかかってしまった」「仕分けが甘くて必要なものまで捨ててしまった」という体験談です。遺品整理は自分たちでもできる作業ですが、計画的に仕分けをしないとさまざまなトラブルの原因になってしまいます。この記事では遺品整理の仕分けのコツを、プロの視点からお伝えしたいと思います。

前準備は丁寧に



遺品整理にあたって、やみくもに目についたものから片付けるのはNGです。まずすべての部屋をチェックして、大まかな作業量の予測を立てましょう。賃貸物件の場合は、遺品整理が長引けば長引くだけ家賃がかかってきます。いつくらいまでに遺品整理を完了させたら良いのか、最初に確認しておくことが大切です。整理に必要なものも事前に揃えておきましょう。

・ごみ袋
・段ボール(大小揃えておくと良い)
・ガムテープ
・雑巾
・ハサミやカッター
・筆記用具
・ジッパー付きビニール袋(貴重品の仕分け)


基本的には引っ越しや大掃除に必要なものを揃えればOKですが、途中で足りなくなったものを買いに出かけるのは思った以上に面倒なものです。想定しているよりも、多めに買っておくことをおすすめします。

ゴミ捨てスケジュールを確認する



遺品整理で出た不用品は、自治体のルールに従って廃棄する必要があります。家庭で出る程度の量であれば一般ごみとして捨てることも可能ですが、量が多い場合や大型家具を処分したい場合は個別で回収を依頼しなければならないこともあります。

ごみの回収依頼は予約が埋まっていることもあるため、事前にスケジュールを確認しておくことが必要です。また、ごみの収集場所までの運搬方法も確保しておきましょう。

まずは貴重品を探す



遺品整理において不要そうなものを片っ端から捨てていったり、とにかく全て箱に詰めていこうとするのは良くないやり方です。必要なものを捨ててしまったり、あとから必要になったものを探すときに多大な労力がかかってしまいます。

まず仕分けの前に貴重品や形見分けにする品物のリストを作成しましょう。一般的には以下のようなものですが、故人の大切にしていたものやコレクションも適宜追加していくと良いですね。年賀状や住所録など、故人の交友関係が分かるものもすぐ出せるように仕分けておくと重宝します。

・通帳やキャッシュカード
・印鑑
・免許証
・保険証
・マイナンバーカード
・パスポート
・保険証券
・年金手帳
・不動産の権利証
・株など金融資産に関する書類
・ローンなど、借り入れに関する書類
・公共料金や月々の支払に関する書類


亡くなったあとでよく起きるのが、口座から引き落とされているものの明細が分からないというケースです。書類がない状態で引き落とし元をたどるのは、なかなか面倒な作業です。支払いに関係しそうな書類は、あらかじめ仕分けてひとまとめにしておくと良いですね。

また、貴重品が見つけにくい場所に隠されていることもよくあります。特に土地の権利証や金融資産に関する書類は、頻繁に出し入れするものではないので、人目につかないようひっそりしまわれていることも少なくありません。タンスの隠し引き出しや本棚の中など、細かい部分も見落とさないよう丁寧に確認することが必要です。

遺品整理を複数で行う場合、情報の行き違いや伝達不足で必要なものまで廃棄してしまうことがあります。貴重品リストや仕分けの基準は紙に書きだして、作業に関わる全員で情報共有するようにしましょう。

捨てるものと残すものの選び方



遺品整理と普通の断捨離で大きく異なるのが「何を残して、何を捨てるのか選択が難しい」という点です。故人の部屋に遺されたモノはそれが貴重なものであるかどうかに関わらず、全て大切な遺品です。捨ててしまうと取り返しがつかない、と処分に迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

できるだけ手元に残しておきたいと思うのが人情ですが、スペースには限りがありますし使い道のないものを持っていても、結局あとで処分することになってしまいます。以下のような取捨選択の基準を設けて、それに満たないものは思い切って手放すという選択肢も大切です。

・使い道がすぐに思い浮かぶもの
・生活の中で活用できそうなもの
・故人とのつながりがはっきり思い出せるもの


基準が決まれば、手放すにしても踏ん切りがつきそうですよね。どうしても判断がつかないものは「保留箱」を作って、その中に入る分だけはしばらく迷ってもOKにするという方法もあります。また、引き取ることはできないが思い出は残しておきたいという場合は写真を撮ったり、遺品供養に出すことを検討してみても良いでしょう。

プロに依頼するという選択肢も



遺品整理は故人との思い出と向き合う、もうひとつの弔いのかたちでもあります。それだけに自分たちだけで作業を進めていくのは心身ともに大きな負担になることも。

クヨカサービスではご遺族様の気持ちに寄り添い、大切な遺品を心を込めて整理するお手伝いをしています。ご遺族様のご事情や予算などに合わせて、業務経験豊富なスタッフが最適なプランをご提案させていただきます。遺品整理でお困りの方は、お気軽にご相談ください。





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