ご相談・お見積

無料

電話受付時間

9:00~20:00

急増する「ごみ出し困難世帯」。5万世帯が支援受ける

2017-09-19


遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。


「ゴミ出し困難世帯」が増えているというニュースを見ました。
http://www.asahi.com/articles/ASK9G41Z3K9GPTIL00Y.html


高齢になったり、要介護状態になると「ゴミ出し」という日常動作すら難しくなります。田舎であれば、ゴミ捨て場までの距離があるケースもありますよね。生ゴミやカンビンのゴミは、予想以上に重くなるので、体力が落ちると持ち上げるのも大変です。


当社は「ゴミ屋敷」の特殊清掃を行うこともありますが、その背景にゴミ出しの困難さがあるのかもしれません。

6割の自治体が導入しているゴミ出し支援


朝日新聞の取材によると、74自治体の内6割の自治体がこうした世帯への支援に乗り出し、5万世帯以上が利用しているのだそうです。「65歳以上」という年齢制限や、「要介護1以上」などの制限はあるものの、高齢者にとっては嬉しい仕組みですよね。地域によっては、ゴミの回収を行う自治会・PTA・老人クラブに補助金が出されるケースもあるとか。ごみ出しに訪れた際、声掛けなどで安否確認をする「見守り」の仕組みを導入している自治体もあるそうです。


神戸市では、インターホンに応答がなかった利用者について、福祉事務所に連絡。部屋で倒れている利用者を救助したそうです。福島市では、回収に行った職員が利用者の体調不良を見つけて救急搬送。低体温症で入院して事なきを得たというケースがあったとか。孤立死が社会問題化する中、こうして未然に防げる仕組みは素晴らしいと思います。


当社が対応した事例でも、ゴミ屋敷→孤立死という流れで起こっているケースが少なくありません。特殊清掃が必要な現場のほとんどが、部屋にゴミが散乱しているのです。ゴミの状況は、安否のバロメーターなのかもしれません。

ゴミ屋敷化するお家にお困りの方へ


当社では、ゴミ屋敷の特殊清掃や福祉整理を通して、一人暮らしの方の生活環境を良くするお手伝いができればと考えています。


特に、高齢の親と離れて暮らしているみなさん。ゴミ捨ての状況はいかがですか?もしかすると、上手にゴミが捨てられずに家の中が乱雑になっているかもしれません。そのまま放置していると、ゴミ屋敷になってしまうかも。そうなる前に、ゴミや不要品の処分を行うと、住みやすい環境を整えることができます。年末の大掃除に関連させて、ご実家の様子を確認するのはいかがでしょうか。


ただ、仙台市に関してはゴミ出し支援が行われていないようです…
こういった場合、民生委員さんや自治会長さんなどに相談するのも良いかもしれません。ゴミ捨て場の掃除を免除するなど、何か工夫をしてもらえるかも。ご近所に相談することで、一人暮らしでも気にかけてもらえます。


自治体のゴミ出し支援が広がればいいのですが、利用世帯の増加や予算・職員数の問題で難しいというのが実情。ゴミ屋敷や孤立死を防ぐために、私たちもできる限りの仕事をしていきたいと感じさせられたニュースでした。





お問合せメールフォーム

このページがあなたにとって役に立ったと感じたら下のボタンから共有をよろしくお願いします。