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福祉整理業者の業務内容とは?不用品処分業者とは何が違うのか

2018-03-02


遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。
当社で近年力を入れている業務が「福祉整理」です。


まだ耳慣れない言葉かもしれませんが、今後の社会を考えると、非常に重要な仕事になると私たちは考えています。


今回は、福祉整理業者としての仕事内容や、不用品処分業者との違いをお話したいと思います。

福祉整理業者が行う仕事


「福祉整理」とは、生活しにくくなっている原因を取り除き、心地よい生活をおくれる環境を整える一連の作業のことをいいます。ご自身が元気なうちに、自分の築いてきた持ち物を整理するという意味で「生前整理」と呼ぶ場合もあります。


当社にご依頼が多い福祉整理は、「ゴミ屋敷の片付け」「施設入居や引っ越しにあたっての家財整理」の2つです。


ゴミ屋敷の片付け

高齢者や病気や障害をお持ちの方の場合、部屋が片付けられず、ゴミが溢れるなかで生活している人は少なくありません。福祉整理では、不要なものを処分し、住みやすい環境にするためのリフォームを行います。


認知症の症状で物を捨てられなくなり、驚くほど大量の物の中で暮らしている高齢者の方もいます。ヘルパーさんに介助を依頼したくても、足の踏み場もない状態では、手を貸してもらうことが難しくなります。その状態が続けば、認知症や病気が悪化し、最悪の場合は孤独死に至る可能性もあります。


また、病気で手足が不自由になり、自分では思うように片付けられないということにお悩みの人もいます。片付いた部屋で暮らしたくても、どこに依頼すればいいのかわからないというケースが有るのです。


こういった場合に、居住者に代わって部屋を片付けるのが福祉整理の役割です。

さらに、

・手すりをつける
・室内の段差をなくす
・バスタブの高さを変える
・トイレをリフォームする
・部屋の家具配置を見直す
・ベッドを導入する

といったリフォームを提案することで、その後も気持ちよく生活するための環境を整えます。


また、ゴミ屋敷状態になっているお部屋は、悪臭のレベルも高いケースが多いです。当社の場合は、消臭技術にも自身があるので、ゴミの撤去と消臭を合わせて行っています。


施設入居や引っ越しにあたっての家財整理


長期入院や施設への入居が決まり、早急に賃貸住宅を退去する必要がある場合の家財整理も、福祉整理の仕事です。


必要なもの・不要なものに仕分けて処分し、入院や入居に必要なものは取りまとめてお運びのお手伝いをいたします。エアコンの取り外しや洗浄にも対応しています。原状回復に必要なリフォーム等を提案する場合もあります。


ご自身でお持ちの物件の場合は、古くなった設備を新しくすることで、その後の活用の幅を広げるご提案をいたします。


賃貸物件の場合は、家賃も発生しますし、急いで部屋を片付けて大家さんに明け渡す必要がありますよね。しかし、居住者が入院・入居する場合や、ご依頼者が遠方にお住まいの場合は、部屋の片付けに時間を割くことが難しいです。そんな時に、代わってお片付けをするのが福祉整理業者の役割です。自分で片付けるのと比べて、短時間で作業ができるのは業者に依頼する大きなメリットです。

不用品処分と福祉整理の違いは?


「不要な家財を整理する」という点では、福祉整理も不用品処分もやることは同じです。では、この2つの間にある違いは何でしょうか。


一番の大きな違いは、部屋を片付けた後の「暮らしやすさ」まで視野に入れた作業をすることです。


不用品処分業者であれば、依頼時に「処分してください」と伝えたものをまとめ、廃棄するのが仕事です。場合によっては、簡単な片付けや清掃作業をしてくれるかもしれません。


しかし、部屋の設備がそのままであれば、時間が経つと元通りになる可能性は少なくありません。年齢も重ねるわけですから、少し時間が経つとより悪化している可能性すらあります。


私たちのような福祉整理業者は、不要なものを処分した上で、介護や介助のしやすさや一人暮らしのしやすさを考慮して提案します。その後の生活までケアするのが、福祉整理の役割なのです。

高齢化の進行で、重要性が増す福祉整理


高齢化が進むと、福祉整理が必要になる場面が増えていくと予想されます。多くの人が住みよい環境で暮らせて、孤独死の少ない世の中にするためには、部屋の整理をプロに依頼するという考えが重要になってくるのではないでしょうか。


まだまだ認知度の低い業務ではありますが、これからも経験を重ね、多くの方のお役に立てるように精進していきたいと思います。





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