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ゴミ屋敷の行政代執行がテレビ中継!これからも同様の事例が増えるか?

2018-09-06


遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。
先週何気なく見ていた、朝の情報番組「とくダネ!」。


そこで、神奈川県のゴミ屋敷に対して行政代執行が行われ、テレビで中継されている間に業者が片付けていくというシーンを目にしました。ゴミ屋敷で強制撤去が行われるのは、神奈川県内で初めてなのだそうです。


生中継で放送する・・・というのも驚きでしたが、こうして多くの人が目にする番組で現状を知ってもらうことで、ゴミ屋敷問題の深刻さが伝わるような気もします。


このニュースから、ゴミ屋敷問題について考えてみたいと思います。

行政代執行が適用されたゴミ屋敷


今回、とくダネ!で密着されていたのは、神奈川県内のゴミ屋敷。
問題の発端は、2015年にさかのぼるようです。


2015年の7月に、近隣住民から通報があり、神奈川市が事態を把握。何度もゴミを搬出するように指導していたそうですが、「自分で片付ける」として取り合わなかったのだそうです。通報に至る前からゴミ屋敷化は進んでいたと予想されますから、近隣の皆さんの大変さを想像にかたくありません。


そして、事態が大きく動いたのは、今年の4月。神奈川市では、ゴミ屋敷の解消・発生防止を目指した条例が施行されました。この条例には、指導に従わなかった住民の氏名や住所を公表すると共に、最終手段として行政代執行を行えることが定められています。


この条例が適用され、行政代執行が行われたのが、今回の事例です。8月10日に氏名と住所が公表されていて、そこから2週間以内に改善されない場合は行政代執行が行われることを通達していました。


結果、状況は変わらず、8月28日にゴミの強制撤去が行われたのです。

撤去作業にかかった時間は2時間半

私たちは、ごみ屋敷整理を業務としていますが、ご依頼者以外の現場を見ることはあまりないので、新鮮な気持ちでニュースを眺めていました。
今回の強制撤去の対象となるのは、「屋外のゴミ」だけだったので、2時間~3時間程度の作業で終わったようです。
(屋内のゴミは、ゴミと所有物の区別がつきにくいので、手が出せないのだとか)


室内も相当ひどいことになっていることが予想されるので、すべてを片付けるとなると1日~2日がかりになりそうです。


ゴミ屋敷の住人は、なかなか自分から片付けようと動き出すことがないので、強制的にしろこうした動きが可能になるのはいいことだと思います。各自治体の条例の制定にかかっている部分も多いので、全国的に事例が増えると、取り入れる自治体も増えてくれるのではないでしょうか。

ゴミ屋敷はなぜ増えるのか?


どうして、ゴミ屋敷化は進展してしまうのでしょうか。
ゴミ屋敷化の背景は1件1件違うと思いますが、高齢者の家がゴミ屋敷化している場合、「捨てられない」という気持ちが大きな原因になっていると思います。歳を取ると、モノを捨てられなくなり、同時に片付けるのも苦手になるので、結果として部屋が雑然としてしまうのです。


働き盛りの年代にも、ゴミ屋敷化のリスクがあります。その背景として大きいのは、仕事や日常生活のストレス。外では普通の生活をしていても、家では無気力状態になり、全く片付けられないという状況になってしまうのです。精神的にも不安的な状況になり、いわゆる「セルフネグレクト」に近い状況になっている事例も目にします。


いずれにせよ、ゴミ屋敷の住人は、自分から片付けるという選択肢を取りにくいものです。溜まりに溜まったゴミは、個人で作業するのに限界がありますし、何より精神的にそのような余裕が無いことも多いです。


行政代執行に頼るわけにはいきませんから、周囲の人が気づき、ゴミ屋敷清掃に向けた声掛けをしてあげるのが大切だと感じています。実際の作業については、当社のようなゴミ屋敷清掃に長けた業者に依頼していただけると、スムーズです。


ゴミ屋敷は、放置すると多くの問題に発展します(異臭、害虫・害獣の発生、放火のリスクなど)。周囲の異変に気づいたら、臆せず声を上げていただきたいと思います。


ゴミ屋敷清掃にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。





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