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高齢社会に対応する保険が次々誕生しています

2018-10-11

遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。


孤独死の増加に備える「孤独死保険」については、何度かこのブログでも取り上げてきました。孤独死保険が重要視される背景にあるのは、高齢化。特に、大都市圏での孤独死は大きく増加していて、この18年間で4倍ほどに増えているというデータもあります。


しかし、高齢化により引き起こされる問題は、孤独死だけではありません。保険会社各社がユニークな保険を生み出したというニュースを見て、今後はさらにきめ細やかな保険が増えるかも…と感じました。


保険で高齢化に備え 損保ジャパンは認知症、東京海上は孤独死に対応した新商品
https://www.sankei.com/economy/news/180829/ecn1808290011-n1.html

認知症ドライバーの事故に備える

画期的だなと思ったのが、自動車保険の改定。損害保険ジャパン日本興亜が販売している自動車保険において、認知症の人が事故を起こした際の補償範囲を拡大したそうです。


確かに、認知症のお年寄りが起こした事故のニュースは、よく耳に入ります。今でこそ「免許返納が当たり前」という流れになりつつありますが、認知症を患ってしまうと、いくら家族が止めても運転をやめさせるのは難しい状況になってしまいます。免許を返したということも分からなくなるので、勝手に運転してしまうから、車を処分した…という話も聞いたことがあります(;´∀`)


今回の改定では、認知症の被保険者が事故を起こして、別居の既婚の子どもが賠償責任を追った場合にも、保険金を支払うようになったそうです。以前は、同様の事故でも配偶者や同居の親族、別居の未婚の子どもしか保証されなかったので、守られる枠が広がったということになります。


認知症の家族が事故を起こして責任能力がないと見られれば、家族が賠償を求められる可能性もあります。そこをカバーしてくれるというだけでも、家族としては大いに安心できるでしょう(もちろん、高齢になったら免許を返納し、事故がないのが一番です!!)。

孤独死保険も、より身近なものに

また、賃貸物件のオーナー向けに販売されている「孤独死保険」も、どんどん使いやすくなっているようです。


東京海上日動は、住宅向け火災保険の「特約」として、孤独死への対応を盛り込みました。例えば、賃貸物件で孤独死が発生した際、家主が負担しなくてはならない「原状回復費用」「家賃の損失」などをカバーすることができます。


これまでは、火災保険とは別に孤独死保険に入る必要があったので、加入には少し手間がかかりました。しかし、1つの保険の特約として加入できるとなれば、便利に加入できるので、利用者も広まりそうです。


単身高齢者世帯は今後も増えるでしょうから、「孤独死リスクが有る高齢者には、入居を認めない」という消極的な対応ではなく、「孤独死リスクに備えた上で、入居を認める」という選択をしたほうが、賃貸経営状も大きくプラスになるのではないでしょうか。
単身世帯向けの賃貸経営は、孤独死保険が必須!というのが当たり前になりそうですね。

高齢化に備えて、できることを

高齢化社会に備えて、これからもさまざまな保険が生まれてくるでしょう。認知症に備えた保険や認知症でも入れる保険(徘徊やトラブル時に保障)なども誕生しています。


そういった保険を活用して「安心」の材料を揃えながら、家族に意志や情報を伝える「生前整理」を同時に行うことで、老後リスクを減らすことができると思います。例えば、不要なものを片付けたり、銀行などの情報をまとめておくだけでも、残された家族はとても助かるはずです。


老後への備えは、元気なうちに始めることに意味があります。まだ早いから、まだ元気だから…と後回しにせず、一度しっかり考えてみることをおすすめします。





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