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デジタル終活の認知度はわずか3.2%!生前整理はパソコンの中まで

2018-12-08


遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。
「終活」という言葉はすっかり定着し、その一環として生前整理を始める方からのご相談も増えてきました。しかし、調査会社マクロミルが10月に実施した調査によると、「デジタル終活」という言葉について詳しく知っている人は、わずか3.2%に過ぎないことが分かりました。
目に見えないものだからこそ、対策をしないまま他界してしまうと、家族が困る可能性が高くなるのがデジタル遺品。生前整理を志すときは、パソコンやスマートホンの中までしっかりと行うようにしたいですね。

そもそも、デジタル終活とは?


デジタル終活とは、パソコン・スマホなどに保存されているデータや、インターネット上にあるデータを整理し、死後の取扱について決めることを指します。これらのデータのことを、「デジタル遺品」といいます。
今はパソコン上やクラウド上にたくさんのデータを保存したり、インターネット上のサービスを利用したりする人が多く、準備をしないまま他界すると、家族に大きな負担を与えてしまいます。
冒頭で述べたマクロミルの調査でも、デジタル終活に空いて説明した上で考えを聞いたところ、「死後、人に見られたくないデータがある」は41%、「もしもの場合、デジタルデータがどうなるか不安」は53%という結果になっています。

デジタル遺品の巻き起こすトラブル


あらゆるものがインターネットを介してやり取りされるようになり、それは非常に便利ではあるのですが、その一方でさまざまなトラブルが懸念されるようになっています。
まず、「どんなサービスを利用しているのかわからない」という問題。趣味の無料サービスなどであればあまり問題ないかもしれませんが、ネットバンキングを利用していたり、証券会社で取引をしていたのであれば、その実績がわからないと大きく損をしてしまうかもしれません。
また、パソコンやスマホにログインできないことで、大切な思い出の写真等が見られない…というトラブルも予想されます。
逆に、情報が残りすぎることでトラブルになるケースもあります。デジタル遺品には膨大な情報が記録されています。それだけでなく、GoogleフォトやiCloudといった自動同期アプリにより、クラウド上にデータが保存されていることも忘れてはなりません。一度IDやパスワードが分かってしまうと、それらのデータも余さず見られる状態になってしまうのです。
アダルト動画などは家族も黙って削除してくれるかもしれませんが、浮気などの証拠が見つかってしまうと、そこから大騒動になってしまいかねません。(最近も、亡くなった不倫相手のデジタル遺品から浮気の証拠が見つかり、アナウンサーが降板するというニュースが有りました)
余計な負担を家族にかけないためにも、日頃からこまめにデータを整理しておく必要があります。

デジタル終活で心がけるポイント


デジタル終活を行う際は、以下のポイントを心掛けてみてください。なんだか難しそう…と思われるかもしれないデジタル終活ですが、日頃から意識しておくだけでも大きく変わると思います。
まず、不要なデータは削除する習慣をつけること!不要なデータというのは、家族にも知られたくない内容のことです。こういったモノは、デジタルデバイスに保存しておくのは不向きです。残すにしても、クラウド上ではなくスマホやパソコンの本体内部にとどめておきましょう。
そして、お金に関する情報や連絡先の情報などは、デジタルデバイス上だけでなく、エンディングノートなどにもまとめておくようにしましょう。エンディングノートは、「もしもの時のために使う」ものですから、そこに情報を記したからと言って、今すぐ家族に情報を共有しなくてはいけないわけではありません。まとめるだけまとめておいて、あとはエンディングノート自体を金庫で保管しても大丈夫というわけです。
生前整理を行う際、どうしても目に留まる「モノ」から着手してしまいがちなので、デジタル終活については後回しにされがちです。見た目がコンパクトな分、大したモノではないと思われるかもしれませんが、そこに眠る情報量は非常に多く、重要なものばかりです。
元気なうちにデータを大掃除し、いざというときに備えておきたいですね。





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