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実家が汚い!親の気持ちを尊重しながら掃除や片づけを進めるコツ

2019-04-07

遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。
当社は宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理や特殊清掃のご依頼を受けていますが、最近は「親の家(実家)を片付けてほしい」というご相談をいただくことが増えてきました。


離れて暮らしている子どもが、久しぶりに帰省したタイミングで実家の散らかり具合に気づき、対策を考え始めるようです。今はご両親がお元気でも、歳を重ねると病気になったり、介護が必要になったりします。入院や施設入居も十分に考えられるので、どうしても身辺整理が必要な状況が訪れます。なにより、散らかった状態の家では健康で文化的な生活は難しいですし、部屋で転倒して怪我をしてしまったら…と考えると、なにか手を打っておきたいものです。


しかし、親に家の片付けや生前整理を勧めても聞く耳を持たなかったり、逆に怒り出したりという経験に頭を悩ませる方も多いです。どうすれば親の気持ちも尊重しながら、片付けを進めていけるのか。今回は「実家の片付け」についてお話します。

なぜ、実家が散らかるのか


まずは、なぜ実家が散らかるのか、親の気持ちや変化から考えてみましょう。実家に帰ると「物が多すぎて必要なものが見つからない」という経験をした方も多いと思います。しかし、だからといって勝手に片付けたりしてしまうと、親の機嫌を損ね、すぐにもとの散らかった状態に戻ってしまいます。


歳を重ねると、普段の暮らしの中でも体の衰えを実感することが増えます。例えば、小さな字が読めなくなったり、トイレが近くなったり、床にしゃがむのが辛くなったり、高いところの物を取るのが難しくなったり…。もしかすると、「わざと片付けない」のではなくて、肉体的な問題のために「片付けるのが難しくなっている」のかもしれません。


また、親世代はものを大切にし、捨てるのに抵抗を感じる人が多いです。子どもたちからするとゴミに見えるものでも、大切な思い出の品だったり、いつか使うためにとっておいたものだったりするのです。まだ使えるもの・大切な思い出の品を捨てるなんて、非常識なことと思っているはずです。


こういった親の状況を考えると、ご両親の体調を気遣いながら、気持ちを尊重しつつ片付けを進めていくことが大切ということが分かります。

実家を片付けるコツ


一気に片付けてしまうと、変化に戸惑うご両親もいるかもしれません。また「使わないから」「危ないから」と物をどんどん捨てられてしまうと、自分の存在まで否定されているように感じ、ネガティブな気持ちになってしまうことも考えられます。そもそもテキパキと動くことも難しくなっていますから、ご両親のペースに合わせて焦らずに片付けを進めていくのが重要です。


まずは、台所やタンスの中など、「毎日使う場所」を片付ければ、スッキリした場所での生活が気持ちいいことを思い出してくれ、きれいな状態をキープできるかもしれません。その際、「高齢者が使いやすいのは、目から腰の高さ」ということを意識して収納を決めていくと、使ったものを元の場所にしまいやすい環境を作ることができます。


また、親の気持ちに寄り添うためには、「捨てる」ではなく「仕分ける」「手放す」といった言葉遣いにすることも有効です。捨てるところまで決断できないのであれば、「仕分け」して別の部屋においておくだけでも大きな進歩です。処分する場合でも「手放す」という言い方にすれば、前向きに決断しやすくなります。実際、不用品はリサイクル店に買い取ってもらったり、メルカリなどで販売することで、積極的に断捨離をするようになる方もいらっしゃいます。

自分たちだけでの片付けに限界を感じたら


ここまで、親への声かけや片付けのコツをお話してきましたが、ゴミ屋敷状態になっていたり、不用品が多かったり、施設入居まで短時間で片付けなければならなかったりと、自分たちだけでは整理が難しいケースもあると思います。そんなときは、当社のような生前整理に長けた業者へご依頼することをおすすめします。


単なる不用品処分とは違い、一つ一つゴミと必要なものを仕分けていきますので、「大切なものがすべて捨てられた」という気持ちにならずにすみます。また、片付けに伴う肉体的な負担も減らせます。遠方にお住まいのお子さんからご依頼いただくこともあります。近くになかなか行けないからこそ、整理作業はプロに任せて、ご家族の時間を大切にしていただければと思います。


当社は宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて生前整理をお手伝いしています。お困りの方は、お気軽にご相談ください!





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