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デジタル遺品整理を楽にする、習慣作りのコツ

2019-05-02

遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。
時代とともにさまざまな技術が出ていますが、平成時代に最も進展したものはインターネット技術ではないでしょうか。


その反面、新たな問題が出てきているのは確かです。今回は、その1つ「デジタル遺品整理」についてお話しします。

当社は宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理を行っていますが、その中でデジタル遺品整理についてのお話をうかがう機会も増えています。私たちも、遺品整理のプロとして、情報発信に力を入れていきます。

デジタル遺品とは?


このホームページ上でも度々ご紹介していますが、まず「デジタル遺品とはなにか」ということをお話します。


デジタル遺品とは、デジタル環境の中に残されたデータのこと。代表的なものとしては、PCやスマホの中に残されたデータや、インターネットサービスなどの登録情報が挙げられます。

デジタル遺品の難しさ

デジタル遺品の何が難しいかというと、「目に見える場所には、形として残っていない」ということがあります。モノの遺品であれば、遺品整理を通して貴重品を見つけたり、存在を懐かしんだりできますが、「あるかどうかわからない」ので、家族は存在を知らなければそのまま放置されてしまいます。


本人にとっても、全て引き継ぎたいデータというわけではなく、見られたくないデータやサービスの利用状況があることも十分に考えられますし、セキュリティの面でも生前から共有しておくことは避けたいですよね。家族への伝達の難しさをどうクリアするかは、令和時代の大きな課題となりそうです。

デジタル遺品で起こりがちなトラブル

いくら難しくても、デジタル遺品整理に備えて生前から準備しておきたいものです。もし放置したままだと、次のようなトラブルに繋がる可能性があります。


・パソコンやスマホのパスワードを家族が知らず、中を確認できない
 (写真や動画など、思い出のデータが永遠に失われてしまう)
・知らないうちにネット証券会社との契約があり、放置している間にマイナスが出ていた
・インターネット銀行の口座がわからず、遺産整理のときにもめた
・家族のパソコンを確認したら、アダルトビデオのデータが大量に見つかり、家族がショックを受けた

デジタル遺品トラブルを防ぐためにできること


デジタル遺品のトラブルを防ぐために大切なのは、「自分にもしものことがあったときに、家族に必要な情報がわかりやすく伝わる」ということです。


すぐできる対策としては、「デジタル遺品になりそうなもの」を紙にまとめ、わかりやすい場所においておくこと。通帳などと同じ場所や、金庫に入れるようにしておけば、いざというときにしっかり情報が伝わるはずです。このとき、何でもかんでも情報をまとめておくと、引き継ぐ家族も困ってしまうので、重要なものに絞っておくといいと思います。


重要なものとは、
・パソコンやスマートフォンにログインするパスワード
・銀行や証券会社など、お金が絡むサービスのログイン情報
・メインで使っていたSNSのログイン情報
などです。人によって重要なものは変わりますから、時間に余裕があるときにしっかり考えておきたいですね。


また、デジタル遺品に該当するであろうものは毎日のように増えていきますから、一度共有のルールを作って終わりではなく、定期的に見直していくのが必要です。「毎年の誕生日」や「年末年始」など、定期的に更新するタイミングを作って、見直すようにしましょう。見直し自体は5分もあればできますし、1年に一度であれば負担も少ないですよ。


※デジタル遺品についての著書もある古田雄介さんのホームページにて、簡単に情報をまとめるための「デジタル資産メモ」のPDFが無料公開されています。活用すると、より簡単に一覧を作成&更新できそうです!
https://www.ysk-furuta.com/

当社はデジタル遺品整理のお手伝いだけでなく、モノの遺品整理のお手伝いを得意としています。遺品整理や生前整理でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。





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