遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスです。
当社は、宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて生前整理・福祉整理のお手伝いを行っています。

最近の終活や生前整理のトレンドとして、「フリマアプリの活用」が挙げられます。メルカリやラクマといったフリマアプリを使って、「処分を考えているけど、まだまだ使えるのでもったいないもの」を出品し、次の方に譲るというシニアが増えているんです。実際、フリマアプリのユーザー層の中で、シニア層が増えているという話も聞きます。

9月末には、ラクマとシニア女性誌が共同で「シニア向けフリマアプリ教室」を開催し、フリマアプリ初体験のシニアたちが実際に出品にチャレンジしたそうです。

そのレポートの中で、生前整理のためのフリマアプリ活用の際、成功につながるためのポイントが紹介されていました。今回は、その内容も参照しつつ、実際にフリマアプリを使っている私の経験を交えながら、フリマアプリで生前整理を行うコツをご紹介します。

アカウント開設＆出品までのコツ

いざ始めるときに多くの人がつまづくのが「アカウント開設」。自分の母もそうですが、アカウントというものがあまりピンとこないようです^^;　さらに、「プロフィール入力」となると、何を書けばいいか手が止まってしまいがちです。

開催された講座では、

「“初心者ですがよろしくお願いします”というようなことを書くと良いですよ」とアドバイス

されたそうです。プロフィールはあまり書き込む必要はないので、あまり重く考えずに次に行きましょう。

商品を出品する際に重要なのは「写真」です。ラクマでは登録できる写真は4枚。正面の写真だけでなく、角度を変えたり、裏面から撮ったり、品質タグを撮ったり、1枚で済ませるのではなくたくさんの情報を伝えると、売れる確率が上がります。背景はシンプルにすると、商品が際立ちます。また、多少難有りの商品の場合は、汚れや傷の部分もしっかり写真に撮影して掲載すると、後々からのトラブルも防げます。

商品説明文も、しっかり書くことをおすすめします。ブランド名や商品のこと、サイズ感も忘れずに！魅力を伝えるのは写真ですが、検索に使われるのはテキストなので、たくさんの情報を書くと見つけてもらいやすいですし、トラブルも減ります。

ラクマの教室では、ブランド物の商品を持ってきた方が多いようで、出品した途端に売れたという方も！売れると楽しくなって、次々出せるものを探しちゃいますよね♪

梱包と送付のコツ

売れたら購入者に商品を送ります。壊れないように丁寧に包んで配送するのですが、その際の資材も家の中の不用品を活用しましょう。ショッピングバッグや紙袋が大活躍します。壊れ物は注意が必要ですが、普通の雑貨や衣類であれば家にあるもので事足ります。ついつい溜め込みがちな紙袋も整理できて、一石二鳥です。

出品すると分かりますが、売れたとしても、送料が結構かかります。値付けを間違ってしまうと、送料のほうが高くついた…ということにもなってしまうので、注意が必要です。

ラクマやメルカリでは簡単に発送できる方法が準備されていますが、該当するのは3センチ以下のものがほとんど。大きいものを送るには普通の宅配便くらいはかかるので、それを視野に入れて値付けしましょう。

講師の先生は

「家の中から小さくて高く売れるものを見つけるのがコツです」

とおっしゃっていて、ラクマやメルカリでお小遣い稼ぎをしようと思うと、この観点は大切だなと思いました。

フリマアプリの活用をきっかけに、生前整理を

シニア層にとって、フリマアプリは「興味はあるけど、ちょっとハードルが高いもの」かもしれません。しかし、最初にチャンレンジすることで、便利で楽しい世界が広がっています。ただ、ラクマやメルカリを始めたくても、自分一人では難しいと思われる方もいるかもしれません。

その場合は、ぜひご家族と話をするきっかけにするのはいかがでしょうか？年末年始の帰省のタイミングで、ゆっくり話をしながらフリマアプリの操作方法について教えてもらうのです。自分が老い支度を始めていることもスムーズに伝えられますし、それをきっかけとして「いざという時のこと」を考え始めることができるのではと思います。

結果、本格的な生前整理を行おう！ということになるかもしれません。フリマアプリの生前整理は楽しいですが、売れるかどうか分かりませんし、時間もかかります。ブランド物や思い入れのあるものだけに出品を絞って、それ以外は思い切って片付けてしまうのもいい選択ではないでしょうか。その場合は、当社もお手伝いできますので、お気軽にご相談くださいね。

参考：https://netshop.impress.co.jp/node/6858