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孤独死現場に挑む”特殊清掃”を描いた話題小説「跡を消す」が文庫化!

2020-08-31


遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスです。コロナ禍で、孤独死の増加や発見の遅れが社会問題として指摘され始めています。精神的に不安定な状態に陥る人も少なくなく、自殺者も増えてしまうのではないか…と懸念しています。


奇しくも、コロナ禍のもと「特殊清掃」の知名度が上がりました。感染防止対策としての建物消毒や、孤独死現場での清掃に当たる仕事なので、社会的ニーズが急激に高まったからです。


注目が集まっている今だからこそ、読んでほしい本があります。特殊清掃に挑む人々を描いた小説「跡を消す」です。2018年に刊行された小説が文庫化され、気軽に読みやすくなりました。今回は、この本の紹介です。

文庫化した「跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング」


ご紹介するのは、前川ほまれさんが書いた「跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング」です。第7回ポプラ社小説新人賞受賞作として注目された作品の文庫化です。

https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8101409.html


サイズも値段も手に取りやすくなったので、イベント等が少なく娯楽が限られている今、特殊清掃についてのニーズが高まっている今だからこそ、多くの人に読んでいただきたい本です。


ストーリー:

気ままなフリーター生活を送る浅井航は、
ひょんなことから飲み屋で知り合った笹川啓介の会社
「デッドモーニング」で働くことになる。
そこは、孤立死や自殺など、わけありの死に方をした人たちの
部屋を片付ける、特殊清掃専門の会社だった。
死の痕跡がありありと残された現場に衝撃を受け、失敗つづきの浅井だが、飄々としている笹川も何かを抱えているようで――。
(ポプラ社サイトより引用)


もちろんフィクションですから、すべての特殊清掃現場がこの物語のように進むわけではありません。しかし、丁寧に取材された上で描かれていることが伝わり、非常に好感を持ちました。何より、自分たちの仕事が小説になっている…という点は、なんとも言えない感覚ですね。特にこの仕事はなかなか人に伝えにくい内情を秘めているので、物語という形で多くの方に読んでもらうことで、仕事のイメージや意義が伝わればと思います。


私は小説を読むのが好きですが、小説の大きな魅力は「自分自身が登場人物と一緒に出来事を追体験できる」ことにあると思います。特殊清掃の事例やドキュメンタリーなどもありますが、そのままの現実を目にするのではなく、あえて物語として捉えることで深く感じることも有ると思います。


その意味で、こうして特殊清掃を描いた小説が、多くの人に読まれやすい文庫になることは非常に嬉しいニュースです。

今後も社会のニーズが増える「特殊清掃」


コロナ禍で、孤独死が増えている・孤独死の発見までに時間がかかっているというニュースが相次いでいます。ただでさえこの夏は猛暑で、暑さによる熱中症→孤独死の流れも増えているようです。


人はいずれ死ぬものなので、孤独死を減らすことはできません。しかし、孤独死後の発見を早めたり、倒れた時にすぐに発見されるような仕組みづくりはできると思います。


特殊清掃にまつわるニーズは、社会的注目度も高く、今後更に高まっていく予感がします。当社としては、特殊清掃についての知識や現状を正しく発信しながら、日々スキルを高めて困っている方のお役に立てるよう精進してまいります。





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