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マスクは特殊清掃で必須!孤独死現場に必要な理由とおすすめマスク



遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスです。当社は宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理や特殊清掃を行っています。


特殊清掃とは、簡単に言うと「通常の清掃・クリーニングでは太刀打ちできないレベルの汚れに対応する、特殊な清掃技術を用いた清掃作業のこと」を指します。孤独死が起きた現場(それも発見までに時間がかかり、ご遺体が腐敗している)やゴミ屋敷で清掃を行うので、汚れの清掃や不用品の片付けが作業の大半を占めます。しかし、それと同時に「強烈な臭い」との戦いでもあります。


そのため、特殊清掃作業の際は「マスク」が必要です。今回は、特殊清掃作業とマスクについて、これまでの作業の経験を踏まえながらお話します。

特殊清掃作業にマスクが必要な理由



特殊清掃業者は、みな防護力の高いマスクをして作業に臨みます。マスクだけでなく、手袋や長靴、頭まで覆える防護服など、完全防備の服装で現場に入ることになります。このことを知らない方からは、「物々しい出で立ちに驚いた」と言われることも多いスタイルです。


なぜ、ここまでしっかり防護服やマスクを着込んだ上で清掃に臨む必要があるかというと、凄惨な孤独死現場などの清掃を行う上で、スムーズに作業をすすめるため、そして作業員の体と心を守るためです。

強烈な臭いから守るため

最大の理由が、臭い(匂い)対策です。孤独死現場やゴミ屋敷現場は、汚れや遺品との戦いというより、強烈な匂いとの戦いです。特に、発見から時間が経ってしまった孤独死現場では、遺体の腐敗がかなり強く、部屋中に体液がひろがり、死臭が広がっています。この匂いはなかなか言葉で説明するのが難しいのですが、ご遺体が腐ってしまった匂いは、一度嗅ぐとトラウマになってしまう人もいます。


当社の特殊清掃スタッフも、たくさんの現場を乗り越えてきていますが、やはり最初の現場ではその匂いから体調不良に陥るスタッフも少なくありません。


孤独死現場の臭いからスタッフを守るために必須なアイテムの筆頭が、「マスク」です。よくある不織布マスクや布マスク、ウレタンマスクではなく、防毒マスクを装備して行います。一般的なマスクは、フィルター機能も弱いので、臭いが容易に鼻に入ってきてしまいます。不織布や布は臭いを吸着しやすい素材でもあるので、作業すればするほど匂いに悩まされることになります。それを防ぐためのアイテムが、防毒マスクです。

感染症やウイルスから守るため

しっかりと臭いやウイルスから防御できるマスクを使うのは、作業員の体を守るためでもあります。コロナウイルス感染症対策として、マスクの着用が当たり前になっていますが、感染症や細菌・ウイルスから体を守るためにも、防毒マスクは大きな役割を果たします。


孤独死された方の死因が明らかではない場合、感染症による死も想定されます。また、故人が病気を患っていた場合、血液や体液を通じて感染してしまうリスクもあります。万一の場合に従業員をリスクから守れるよう、防毒マスクは必須です。


特殊清掃作業の技術を生かして、新型コロナなど感染症の集団感染が発生した施設などの消毒作業を請け負うこともありますが、その際も防毒マスクは欠かせません。

孤独死現場に入るために必要な服装


マスクの必要性はお分かりいただけたと思います。マスクだけではなく、特殊清掃の際には特殊な服装や防護服が必要になります。特殊清掃現場(孤独死現場)などに入室する際の必須アイテムについて簡単に解説します。上記の写真は、私たちが作業する際に身に着けている服装です。


特殊清掃業者以外でも、孤独死現場に入る必要が生じるケースは多くあります。例えば、連絡がないことを不審に思ったご家族だったり、孤独死のあった物件の大家さん・管理会社だったり。特殊清掃業者に依頼する前に現場を確認する必要があることもあります。ここで紹介するアイテムは、一般の方が現場に入るためにも必要なアイテムです。プロ用の入手が難しくても、代替品を上手に活用して準備をしてください。

防毒マスク

前の項でも説明しましたが、マスクは必須です。プロの特殊清掃業者は、専用の防毒マスクを使っているところが多いです。異臭のレベルがかなり強いので、フィルター機能がしっかりしているものでなければ、中で作業ができません。


一般の人が入室する際には、ドラッグストア等で販売されている不織布マスクや、ウレタンマスク、布マスクなどを使われることが多いと思いますが、それだけでは十分に臭いを防げないことは理解した上で臨まれてください。二重マスクにしたり、さらに口元にガーゼを挟むなどすると、手持ちのマスクでも少しはマシになると思います。


特に夏場は匂いが強いので、入室が必要な際には、少し高くても防毒マスクなどしっかりしたマスクを準備するのがおすすめです。

防護服

特殊清掃現場に立ち入る際には、「肌を露出しない」のが鉄則です。ですので、当社では頭からすっぽり覆える防護服を着用し、隙間がないかを作業員同士でしっかり確認した上で特殊清掃にあたっています。


肌や衣類が露出すると、その部分に臭いが染み付きますし、感染症等のリスクもあります。臭いや汚れがついた状態で室外に出てしまうと、体液や臭いを広げることにもなるので、それを防ぐ意味合いもあります。


防護服の入手が難しい場合は、雨合羽やヤッケでもある程度代用可能です。髪の毛もかなり臭いを吸うので、シャワーキャップなど臭いがつかずに防護できるものでカバーすると安心です。

手袋

防護服に加え、手先もしっかり保護します。厚手のゴム手袋がおすすめです。当社でも、ホームセンターなどで販売されているゴム手袋を使用しています。


入室するだけならあまり機能性は気にしなくてもいいですが、清掃作業や片付け作業を行うのであれば、指先の動かしやすさにも着目してください。自分のサイズに合った、食器洗い用ゴム手袋や園芸用ゴム手袋が便利です。

長靴

室内に裸足や靴下で入室するのはNGです。しかし、外履きの靴で入るのも忍びないですよね。また、体液や血液などを踏んだ際に、その靴で外に出ると汚染を広げてしまうことになりかねません。


ですので、使い捨てできる長靴を準備するのがベストです。


急で準備がないという場合でも、直接靴で上がったり靴を脱いで上がるのではなく、例えば靴の上にビニール袋を履くなど、一工夫して入室しましょう。

孤独死現場の特殊清掃にお悩みなら

孤独死現場の清掃は、想像以上に大変でスキルのいる作業です。自分たちで進めようという方もいらっしゃいますが、完全に匂いを取りきるにはかなりの苦労を要します。


ここで紹介したように、入室するだけでも特殊な用具が必要になります。現場を見て、臭いを嗅いだ場合の精神的なショックも計り知れません。ですので、孤独死現場の清掃が必要になった場合には、特殊清掃業者に依頼するのがおすすめです。

緊急対応パックもおすすめ

もし、「まずは自分たちで片付けたいから、入室できるレベルになるまで初期消臭をお願いしたい」という「プチ特殊清掃」をお望みなら、当社は「緊急対応パック」サービスをご提案しています。これは一律料金&短時間で、汚染物の簡単な清掃と、初期消臭作業をおこなうパックサービスです。


全く匂いがなくなるわけではありませんが、一般の人でもマスクがあれば中で作業できるレベルにはなります。料金を抑えて、遺品整理等は自分たちでやりたいご遺族様などによく選べれています。とりあえず中の状況を確認するために緊急対応パックで入室可能な状態にして、そこから特殊清掃を依頼するかどうかを判断される場合もあります。


特殊清掃現場に入室するだけでも、防毒マスクや防護服など様々な装備が必要になります。自分たちですべてやろうと思うと後々まで大変な思いをすることになるので、上手に業者をご活用いただければと思います。


お悩みの方は、お気軽にご相談ください!





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