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遺品整理はいつから始める?ベストな片付けの時期を遺品整理業者が解説

2021-04-25


遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスです。当社は宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理や特殊清掃を行っています。


遺品整理に関するご相談で多いのが、「いつから遺品整理を始めるのがいいのか、時期を迷っている間に時間が経ってしまった」というケースです。遺品整理は、故人とのお別れの儀式でもあります。大切なご家族を亡くされたばかりは気持ちの整理がつかず、思い出の詰まった遺品を見るだけで辛いという方もたくさんいらっしゃいます。


しかし、相続の手続きが必要だったり、賃貸物件にお住まいだった場合は退去の手続きが必要だったりと、「早く遺品整理を進めなくてはいけない」パターンもあります。この場合、あまりに遺品整理に取り掛かるタイミングが遅いと、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。


ここでは、「遺品整理はいつから始める?ベストな片付けの時期を遺品整理業者が解説」ということで、たくさんの遺品整理をお手伝いしてきた遺品整理士の立場から、ご遺族の気持ちに寄り添った、かつトラブルを最小限に抑えるための片付けの時期についてお話します。

遺品整理を始める一般的なタイミング



遺品整理は、故人の持ち物を整理し、残すものは形見分けをし、不要なものは供養の気持ちを持った上で適切に処分するという一連の流れのことを指します。使わないものを処分するという片付け・不用品処分という意味合いではなく、「故人が大切にしていたものや思い出との別れ」という大切な儀式でもあります


とはいえ、「遺品整理はいつから始めなくてはいけない」という決まりがあるわけではありません。ご家族の事情もありますから、できるタイミングで、できるスピードで進めていくことになります。一般的には、四十九日の法要後、葬儀後すぐ、相続発生前のタイミングなどに進め始める方が多いです。


急な別れとなってしまった場合には、なかなか気持ちの整理ができずに、手を付けられない…というご遺族様もたくさんいます。その場合は無理をせずに、向き合えるようになるまでしばらく待っておくか、自分でやろうと抱え込まずに遺品整理業者を頼るのも良いと思います。

四十九日の法要後

仏教では、亡くなって四十九日までは魂が現世にいるとされています。そのため、四十九日の法要が行われることがほとんどです。この法要を境に故人の魂が旅立つので、四十九日の法要を境に遺品整理を始める方が多いです。


このタイミングは親族が集まるタイミングでもあるので、今後のことや相続のこと、形見分けについて話しやすいというメリットもあります。気持ちの面でも、四十九日を超えることで少しは前向きな気持ちになって故人の遺品と向き合えるはずです。

葬儀後すぐ

ご家族や親族が全国各地に暮らしている場合も多いので、顔を合わせる機会も限られているかと思います。その場合には、葬儀後のタイミングで一気に遺品整理を進めてしまうのもおすすめです。死後すぐに手続きが必要な書類などを探すことができたり、賃貸物件であれば引き払いがスムーズに進んだりというメリットも有るタイミングです。

相続税発生前

故人の財産が相続税の非課税額を超えている場合は、相続税の申告手続きをしなくてはいけません。この申告書の作成は亡くなってから10カ月以内に行う必要があります。財産の状況によっては、相続税の申告書類を作成するのと合わせて遺品整理を進めます。


遺品整理を進める中で、相続する財産の全貌が見えてきます。エンディングノートや遺言を準備しているなど、終活をしっかり進めていた場合であればスムーズですが、急逝された場合などは財産状況の確認から必要です。通帳がどこにあるか?不動産の評価額は?など、相続にあたって調べるべきことはたくさんあります。相続手続きをしっかり進められるよう、遺品整理は早めのスケジュールで進めることをおすすめします。

遺品整理はいつからスタート?


一般的には、四十九日、葬儀後、相続申告というタイミングが遺品整理のきっかけとして動きやすいです。ただ、実際に取り掛かるべきタイミングは、故人の状況によっても変わってきます。

賃貸物件で生活していた場合

故人が賃貸物件に住んでいた場合は、間を置かずに遺品整理を行います。遺品整理が進まない=退去が遅れるということなので、その分家賃が発生してしまいます。(故人が賃貸物件を契約してい場合、相続人がその賃貸借契約を相続するので、解約するまでの間の家賃支払いが発生します)


この場合は、早急に解約の手続きを行い、退去期日までに遺品整理を終え、退去する必要があります。物件の整理だけではなく、水道やガス、電気、インターネット等の公共サービスの手続きも忘れずに行います。

介護施設・病院に入所していた場合

入院・入所していた場合は、入院していた部屋の片付けをすぐに終わらせ、その後は自宅の片付けにすすみます。サービス付き高齢者向け住宅の場合は、ある程度身の回りのものもたくさんあるので、遺品整理に時間もかかります。施設に迷惑を掛けることもあるので、この場合は葬儀後すぐに(あるいは、葬儀の手続きと並行して)遺品整理を進めましょう。

持ち家で生活していた場合

持ち家で暮らしていた場合は、前者と違って期日的な問題はありません。スペースに余裕があれば、しばらくそのままにしていても実際は問題がなかったりします。ただ、急ぎの事情が発生しない分、「いつまでも遺品整理が終わらない」という状況になりがちです。


ですので、四十九日や初盆、1周忌など、どこかで節目を作って遺品整理に着手するのがおすすめです。

遺品整理の開始が遅くなることのデメリット

故人との思い出に別れを告げるのが辛く、どうしても遺品整理を後回しにしてしまう気持ちもよく分かります。単なる片付けとは違って、故人の思い出と向き合い、残す・残さないの判断をするのは精神的に大きな負担を伴います。かといって、後回しにしてしまうと数々のデメリットにつながりかねません。

家賃などが継続して発生してしまう

もし賃貸物件の遺品整理が必要なら、終わるまでの間家賃や水道光熱費が発生します。「借り手が亡くなったから」といって支払いが無くなるわけではありません。

相続の手続きに時間がかかってしまう

遺品整理は、故人の財産状況をあらためるための作業にもなります。貴重品やお金関係の書類を揃えるのに時間がかかると、その分相続の準備や、親族の話し合いの時間が持てなくなり、「争族」になる可能性が高くなります。

空き家トラブルに発展する

持ち家の場合も、亡くなったことで誰も住まない「空き家」になった場合は、放置するほど空き家の劣化が進みます。生活ゴミや食べ物などが放置され、異臭や害虫の原因となるケースもあります。家の状態が悪くなり、空き家対策「特定空き家」この場合は親族の当面の暮らしにも影響がないため、ついつい後回しにしてしまいがちです。きっかけを作って、一気に進めてしまいたいですね。

遺品整理を始める時に注意すること


遺品整理を始めることを決めたら、注意しておきたいポイントについて、遺品整理士の観点からお伝えします。


※遺品整理士とは:遺品整理業を充分に理解し、”供養”の認識を持ったプロフェッショナル。廃棄物やリサイクル品の取り扱いについての法令も熟知し、ご遺族に寄り添った遺品整理を行います。当社は遺品整理士の資格を持つスタッフが、遺品整理のサポートを行っています。

まずは、重要書類の捜索から

遺品整理でまず着手したいのが、「重要書類の捜索」です。遺品整理をやろうと思うと、ついつい思い出の品に手を取られてしまったり、目の前の不用品を片付けることに集中してしまいがちです。しかし、優先度を考えると、通帳や保険証券などのお金に関する書類や、携帯電話や水道光熱費などの契約に関する書類など、重要な書類の捜索から始めましょう

遺族や親族の合意をとってから

ご遺族みんなで作業ができないということもあると思います。親族の一部の人で遺品整理を勝手に進めると、「捨てるなんて信じられない」「自分もやりたかった」など、後でトラブルになりかねません。誰かが代表して遺品整理を進める場合には、ご遺族や親族など、関わりの深い人達に一言報告の上開始することをおすすめします。

「デジタル遺品」のチェックも忘れず

目に見える遺品だけでなく、データとして残されている「デジタル遺品」にも注意が必要です。インターネット銀行やネット証券会社などの利用がないか、相続の観点からもしっかりチェックしておきたいところです。


他にもキャッシュレス決済の利用や、サブスクリプションサービスの利用がないかチェックしましょう。PayPayマネーの残高があれば相続人に振り込まれますし、サブスクリプションサービスは適切な解約手続きをしないと継続して料金が発生してしまいます。お金のトラブルを防ぐためにも、デジタル遺品のチェックを早めに行いましょう。


(が、実際は故人が急逝すると、デジタル遺品の確認が難航するというのが実態です。今後は、デジタル遺品に対する対策が重要になるはずです。)

抱え込まずに、専門業者も活用

遺品整理は、真面目にやろうと思えば思うほど、大変な作業です。故人の思い出とと向き合う大変さ、大切なもの・貴重品・思い出の品を捜索する大変さ、大きな家具家電を搬出したり、分別したりする体力的な大変さ…自分で遺品整理をやろうとした人が挫折してしまう姿を、私たちはたくさん見聞きしてきました。


遠方に暮らしていたり、仕事をしていて時間が取れなかったりすると、そもそも遺品整理を自分たちで終わらせるのが現実的に難しい場合もあります。自分たちで抱え込みすぎて、遺品整理が結局終わらない…というのが一番避けたい状態です。遺品整理をやると決めたら、遺品整理の専門業者を上手に活用し、一気に完了させてしまうことをおすすめします。


時間も節約できますし、体力的な負担もほとんどないまま終わるので、ご遺族は故人の思い出と向き合うだけですみます。

遺品整理の時期、いつから?に正解はない!

「遺品整理をいつから始めればいいか?」というクエスチョンに、明確な正解はありません。しかし、故人の立場から考えると、遺品整理に着手されずに放置されるより、四十九日や一周忌のタイミングでしっかり片付けを終わらせ、前に向けて歩きだしてほしいというのが理想の姿のはずです。


遺品整理は、物の片付けという意味以上に、故人とのお別れという気持ちの面での整理の意味が強い作業だと感じています。心の整理をつけるためにも、どこかのタイミングで思い切って片付けを進めましょう。放置しておいても、よきせぬ金銭トラブルに発展したり、こどもの世代に後回しにされたりするだけで、あまり良いことはありません。


自分たちで行うのが大変な場合は、適宜業者にも依頼しながら遺品整理を行いましょう。当社は遺品整理士が在籍していて、ご遺族の気持ちに寄り添った遺品整理に強みがあります。仕分け・片付けだけでなく、その後のお部屋の活用を考えたリフォームや、遺品の処分前に供養を行うなど、アフターサービスも充実しています。


宮城・仙台・福島・東京・埼玉・神奈川の各地で遺品整理についてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。





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