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老人ホームで男性が孤独死!見守り社会の功罪

2019-06-07


遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスです。
今日は信じがたいニュースを見たので、そのお話です。


老人ホームで男性孤独死 10日超気付かず 兵庫・明石
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45500580R30C19A5000000/


介護付き有料老人ホームで暮らしていた男性が、「施設の中」で「孤独死」していたそうです。
家族も寝耳に水で、ショックだったはず。もちろん、本人もまさか孤独死するとは思っていなかったはず。
なぜ、介護付き有料老人ホームでこのようなことが起こってしまったのでしょうか?

老人ホーム内の孤独死、なぜ起きてしまったのか?


今回の事件は、介護付き有料老人ホームの個室で発生しました。
個室で暮らしていた91歳の男性が死亡しているのが見つかり、しかも死後10日程度たった状態で発見されたのです。遺体は腐敗していて、死因はわからないそうです。


介護施設に入所しているということは、本人にとっても家族にとっても、いざというときの安心感を期待していたはずです。このようなことが発生すると、安心して暮らせる場所はないのかもしれない…とも思ってしまいます。(もちろん、丁寧に対応してくださる施設がほとんどだとは思います!)


現在分かっていることは、男性は介護サービスを受けていなかったということ。介護施設なのでスタッフは24時間いる状態ですが、そもそもスタッフや医師との関わりも少ない状態だったので、死亡しているのに「誰も気づかない」という状態になってしまったそうです。奇しくも、これは通常の孤独死と同じ発生原理だと思います。周りの人との関わりが少ないために、発見が遅くなってしまったのです。


入居者の家族も気にかけていて、本人からの「体調不良を感じている」という訴えに対し、施設側にその旨を伝えていたそうです。本来であれば、体調を気にかけて訪問をするなどの対応を行うことが必要だったのでと思うので、施設側にも落ち度はあるのでしょう。原因究明と、再発防止を講じてほしいですね。


ただ、それだけでなく、今回の事件にも「孤独死問題」に共通の「孤立」が原因と考えられそうです。

孤独死問題をどのように解決するか


人はいつか亡くなるものです。また、一人暮らし世帯の数も増えています。そう考えると、孤独死の発生件数が増えることは間違いないと思います。


孤独死が起きても当社に特殊清掃の依頼が来るケースと、特殊清掃の必要なく故人の見送りが済むケースがあります。その違いは、「発見までにかかる日数の差」です。孤独死の発生=特殊清掃と思われるかもしれませんが、孤独死が発生してもすべての現場で特殊清掃が必要になるわけではないのです。


孤独死を減らすのは難しいと思いますが、発見までの時間を短くするという意味で問題を少なくすることは十分にできると思います。ありきたりな意見ではありますが、社会のつながりや家族間の関係を今一度見直して、何か合った際にすぐ気付けるネットワークを構築する必要があるのではないでしょうか。


もちろん、特殊清掃が必要になった場合は、当社のような特殊清掃会社が最大限の原状回復のお手伝いをします。ただ、本当は特殊清掃がいらない世界を目指さなくてはなりません。そのために、少しずつ情報発信などを続けていきたいと思います。


当社は宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて特殊清掃や遺品整理を行っています。個人からのご依頼はもちろん、不動産会社や福祉施設からのご依頼も多数承っています。お困りの方は、お気軽にご相談ください。





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