自力で遺品整理をすることは可能?計画や手順について解説します
生前整理・遺品整理のクヨカサービスでございます。当社は仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理のご依頼を承っております。
自分たちで遺品整理を行ううえで気になるのが、どのように作業を進めていけば良いのかという点ではないでしょうか。
この記事では、自力で遺品整理を行う前に知っておきたい手順や準備するものについて解説しています。
目次
遺品整理とは
遺品整理とは故人の暮らしていた家を片付けて、遺品を仕分けする作業全般を指します。実際の整理では、故人の思い出の品物や重要な書類、大型の家具や家電、日用品などさまざまな品物を片付けていきます。
生活していた痕跡すべてを片付けて仕分けしていくわけですから、遺品整理には体力的にも時間的にも相当な負担を伴います。
しかし故人の思い出が詰まった遺品と向き合うのも、ひとつの供養ともいえます。
必要な資材や充分な人手、ある程度の時間を確保できるのであれば、親族一同で遺品整理をすることを検討しても良いかと思います。
遺品整理に必要な準備
遺品整理に取りかかる前に、必要なものを事前に確認しておきましょう。
作業をスムーズに進めるには、綿密な準備と余裕を持ったスケジュール設定が大切です。
必要なものを揃える
遺品整理を始める前に、作業に必要な資材と作業を行う人の服装を確認しておきましょう。
まず、作業に必要な資材は以下の通りです。
・ゴミ袋
・ダンボール
・マスキングテープ
・荷造り用の紐
・ガムテープ
・ハサミやカッター
・マジックペン
・クリアファイル
・工具類
引っ越し作業に必要な資材とよく似ていますね。部屋の状況に合わせて、拭き掃除用のウェスや消毒用アルコール、住宅用洗剤なども多めに用意しておきましょう。
ゴミ袋は自治体指定のものしか使えない地域もあります。事前にルールを調べておくとともに、こちらも多めに用意しておきます。
ダンボールはあまり大きいものだと、搬出の時にひとりで持てなくなってしまいます。女性ひとりでも運べる程度のサイズを目安にすることをおすすめします。
荷物の搬出や、高いところの荷物を取るのに使う台車や脚立も必要です。
台車を使ったり軽トラックを停める場合は、近隣の迷惑にならない時間帯を選ぶ必要があります。必ず事前に近隣や管理人室に確認を取るようにしましょう。
遺品整理をするときの服装
作業を行う人の服装は、長袖長ズボンでできるだけ肌を出さないことを念頭に置いて、以下のようなものを揃えましょう。
・作業着や厚手のジャージ
・軍手
・マスク
・厚手の靴下や室内履き
・マスク
・保護メガネやゴーグル
汚れても良い服装なのはもちろん、飛び出た釘や散乱したゴミで怪我をしないよう、手足を厚手のグリップ軍手や室内履きでガードしましょう。
また、長年開けていない倉庫や押し入れでの作業は、大量のカビやホコリが空気中に拡散してアレルギーや皮膚疾患を引き起こす可能性があります。マスクや保護メガネで喉や眼を保護することも大切です。
スケジュールを立てる
遺品整理をスムーズに進めるためには、作業の全体量を把握して必要な資材や人数を割り出すことが必要です。
ひとが亡くなったあとは葬儀や相続の手続きに追われており、遺品整理に使える時間が限られているケースがほとんどです。
特に賃貸住宅の退去期限が迫っている場合はなおさらでしょう。スピード感を持った片付けには、事前に作業人数や工程をしっかり予測しておくことが不可欠です。
作業に参加する人とは、以下の情報を共有しておきます。
・作業スケジュール
・作業工程
・捨ててはいけないもの
・捜索するもの
慣れない遺品整理は予想外のトラブルが起きやすいものですが、誤って貴重品や形見を廃棄してしまうと取り返しがつきません。
できる限りミスを減らすため、LINEグループやメールなど後から見返せるかたちで共有しましょう。
当日、余裕があれば、作業をするお家の壁にスケジュールや仕分けリストを貼っておくのもおすすめです。
遺品整理の手順
遺品整理の大半は、大量に残された品物の仕分け作業です。ここでは、実際にどのように進めていくのか作業手順を解説しています。
残すものと処分するものの分類
部屋にある品物をすべて、残すものと処分するものに仕分けます。事前に作成した仕分けリストで確認しながら、どんどん仕分けていきましょう。
遺品整理において残すべきものはいろいろありますが、一般的には以下のようなものです。
・通帳
・印鑑や通帳
・現金
・クレジットカード
・有価証券
・マイナンバーカード
・健康保険証
・生命保険などの契約書類
・貴金属
・土地の権利証
・住所録
・写真や手紙
重要なものは処分するものと混ざらないよう、場所を区切っておくことをおすすめします。
不用品を廃棄する
処分するものが集まったら、そこからさらに廃棄するものと売却するものに仕分けていきます。ここで確認を兼ねて、もう一度丁寧にチェックしましょう。作業人数に余裕があれば、複数でチェックしていくのも良いですね。
ゴミの分別ルールと捨て方は、自治体によって異なります。特にゴミの回収日や搬出場所を間違えると、スケジュールが大幅に狂ってしまうことも。
その場になって戸惑うことがないよう、事前に自治体のウェブサイト等でよく確認しておくことが大切です。
遺品の売却や形見分け
ここからは後日の作業になることが多いですが、状態の良い遺品は形見分けとして親しい方に渡したり、売却してお金に換えます。
いずれの場合も一定期間は保管しておく必要が生じるので、どれだけ保管スペースを確保できるか検討しながらの作業になるでしょう。また、高額の遺品は相続対象になることもあります。トラブルの原因にならないよう、複数の親族で確認しながら作業を進めていくことをおすすめします。
遺品整理のプロに依頼するという選択肢も
遺品整理は故人を偲ぶための大切な時間です。しかし核家族化やライフスタイルの変化により、親族一同が集まって遺品整理を行うことは年々難しくなっています。
作業に必要な人手や時間を確保できなかったり、作業の見通しが立たない場合、プロの遺品整理業者に依頼したほうが結果的に安くついたというケースも少なくありません。
大きな古民家やゴミ屋敷化した家、エレベーターのない賃貸物件の遺品整理でお困りの方は、ぜひクヨカサービスにおまかせください。遺品整理から買取、原状回復のリフォームまでワンストップで行えますので、複数業者とやりとりする手間も大幅に省けます。
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