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不用品処分のつもりが……押し買い被害の実態とは

2024-03-27



生前整理・遺品整理のクヨカサービスでございます。当社は仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理や生前整理のご依頼を承っております。


断捨離ブームの影響もあり、家財を整理して不用品や大きな家具を処分する方が多くなりました。その影で急増しているのが「押し買い」による被害で、警察や国民生活センターにも押し買いに関する相談が多数寄せられています。


この記事では実際の手口を紹介するとともに、押し買い被害を防ぐために知っておきたいポイントについて解説しています。

押し買いとは



押し買いとは買取を依頼していないのに業者が家に押しかけてきて、強引に品物を買い取られてしまう悪徳商法のひとつです。


高額な品物を出すまで玄関先で粘ったり、時には暴力や暴言で心理的に追い詰めたりする方法から「押し買い」と呼ばれるようになりました。不用品処分を掲げ、依頼してきた人に品物の売却を迫るケースもあります。

クーリングオフの対象にならず、契約解除ができないまま泣き寝入りしていたケースも多数発生したことから、2013年には買取を目的とした勧誘の禁止、書面の発行やクーリングオフについて定めた法律が施行されました。


しかし悪質な業者はクーリングオフの期間を待たずに買い取った品物を転売してしまうなど、返品に応じない事例も報告されています。

押し買いの被害実例



押し買いの手口にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、実際に起きている被害例を3つご紹介します。

実例1 高額な品物を持ち去られ、返品に応じてもらえなかった


電話帳の広告を見てエアコンの買い取りを依頼したところ、家にきた買取業者はエアコンではなく「ブランド品のバッグやアクセサリーはないですか」と持ちかけた。
提示したアクセサリーを相場より極端に安い価格で買い取っただけでなく、家にあった茶器や絵画を持ち去ってしまった。


弁護士を通じて業者に返品を要求したが、一部の品物しか戻ってこなかった。

実例2 着物買取のつもりが貴金属を持ち去られた


電話セールスで着物買取を持ちかけられたので、家に来てもらうことにした。


依頼した業者が家にやってくると、用意しておいた着物を300円で買い取り、さらに「貴金属の鑑定もしますよ」と言いながら身につけていた指輪まで買い取ろうとした。
ひとり暮らしということもあり、恐怖を感じたBさんがネックレスや指輪、ブレスレットなどを渡すと1,700円で買い取り、代金と領収書を渡して立ち去った。

実例3 何でも買いますと言ったけれど買ったのは貴金属


業者からの電話で「どんなものでも良いので、女性用の衣類を売ってもらいたい」と言われたので不要な着物を売ることにした。


自宅を訪れた業者は衣類には目もくれず「アクセサリーや金貨はないのか」と持ちかけてきた。
親族の形見や夫との思い出の品物の指輪を見せたところ、現金1,200円と明細を渡されて奪い取るように買い取られてしまった。

押し買いで狙われやすい品物



ご紹介した事例からも分かるように、押し買い業者が狙っているのはアクセサリーなどの貴金属です。


貴金属は値段が安定しており流通ルートも豊富なため、特に換金性が高いことで知られています。特に最近は金価格が高騰しており、高額で取引されています。また、定番ブランドのバッグや金券、毛皮や高額な骨董品の被害も報告されています。


本来売るつもりではなかったのに巧みな話術に乗せられてしまい、気がついた時には買取が終わっているというケースも少なくないのです。

押し買いの被害を避けるために



押し買いの被害を避けるためには、家に業者をあげないことが大切です。ここからは、押し買いの被害を避けるために知っておきたい5つの方法を紹介します。

不審な電話営業は断る


固定電話に業者からかかってくる電話には、慎重に対応しましょう。セールストークに乗せられないように、不用意な返事をさせることも大切です。


「売るものはありません」
「指輪やネックレスなどのアクセサリーは持っていません」
「着物はもう処分しました」


ときっぱり答えて、しつこいようなら電話を切りましょう。
ナンバーディスプレイや迷惑電話防止機能付きの電話機を使うのもひとつの方法です。業者を招き入れないことが、被害を防ぐ一番の方法です。

書面で記録を残す


不用品の処分をするときは、見積もりや査定を書面で提出してくれる業者を選びましょう。さらに万が一に備えて、証拠となる記録を残しておきます。最低限でも、下記の内容はメモしておきましょう。。


・日付
・訪問時間
・会社名
・住所
・連絡先
・訪問した人の名前


名刺や会社のパンフレットがあれば、取引が完了するまで残しておきましょう。安心して任せられる業者は、こちらから催促をしなくても快く書面を出してくれます。また、業者の対応に不安を感じたら契約を見送ることも大切です。


契約後に態度が豹変したという場合は、迷わず警察や消費者センターに相談することをおすすめします。

契約をその場で決めない


押し買いの被害に遭った方からよく聞かれるのが「押しの強さに負けてその場で契約してしまった」というものです。被害事例のなかには、契約するまで玄関から出ていかなかったというものも少なくありません。


業者を依頼する際は事前に見積もり等で何度かやり取りして、その場では契約を行わないようにしましょう。ひとり暮らしの場合は家族や友人など、信頼できる人に同席してもらうのもおすすめです。

事前に相場を調べておく


不当な価格で買い取られるのを防ぐには、あらかじめ相場を調べておくことも大切です。
貴金属は地金の取引価格を調べれば、おおまかな相場を把握することができます。ブランド品の場合、大手買取業者のサイトなどに価格が掲示されていることも。


品物の状態や需要によって買取価格が変動することはあるものの、ある程度の相場を知っておくことで極端に低い価格で買い取られるのを防げます。

処分予定の品物以外は見せない


処分したい品物以外は、買取業者には見せないようにしましょう。押し買い業者の多くは、着物や家具など売却需要の多い品物を看板に掲げて、セールスをかけてきます。


被害事例のなかには見えるところに飾ってある美術品や、身につけている貴金属を強引に買い取られたというケースもありました。処分したい品物以外、特に貴金属は厳重に保管して業者の目に触れないようにすることをおすすめします。


クヨカサービスでは仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理や生前整理のご依頼を承っております。
業務経験豊富なスタッフがお客様のご要望やご事情に応じて、詳細な見積もりを作成いたします。


訪問見積もりにも最短スケジュールで対応いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。





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