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冬場に急増!ヒートショックによる突然死のリスクとは

2023-01-19



遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。当社は仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理や生前整理のご依頼を承っております。

朝夕の寒暖差が大きくなる冬は、突然死のリスクが高くなりやすい季節でもあります。特に冬場はヒートショックによる突然死が多いといわれており、その人数は年間約14,000人にものぼります。

この記事ではヒートショックが起きる仕組みを知るとともに、その予防策や気を付けたい生活習慣について考えたいと思います。

ヒートショックとは



冬になるとよく耳にするヒートショックという現象。これは血圧の急激な変動によって引き起こされる、心筋梗塞や脳卒中などを指しています。

冬場、浴室やトイレの寒さに思わずブルッと身震いしたような経験はないでしょうか?暖房の効いている室内から寒いトイレや浴室に移動すると、体温を維持するために血圧が上昇します。裸になり、気温の低い洗い場で身体を洗う。寒いトイレで排便のためにいきむなどの動作により、血圧はさらに急上昇します。

その状態で温かい湯船に浸かると、一気に血管が拡張し、上がっていた血圧が急激に低下してしまうのです。排便後も、同じように血圧が低下します。

血圧の乱高下はめまいやふらつきを引き起こし、その場で転倒したり失神してしまうことも。軽い怪我で済めばまだ良いですが、場合によっては頭を強く打ち付けたり湯に浸かったまま溺死してしまうケースもあるのです。

さらに恐ろしいのが高血圧や糖尿病などにより本来の弾力を失った血管が、血圧の乱高下で致命的なダメージを受けてしまうことです。

動脈硬化が進行した血管は、硬くもろい状態になっています。若く健康な人なら耐えられる血圧の変化も、持病を抱えた方やご高齢の方にとっては脳梗塞や脳内出血、大動脈解離可能性を引き起こすきっかけになってしまうのです。


他にも、以下のような条件に当てはまる方はヒートショックを起こしやすいリスクがあるといえるでしょう。


・65歳以上の方
・高血圧や脳梗塞、睡眠時無呼吸症候群などの既往症がある
・脳梗塞や心筋梗塞の病歴がある
・飲酒後や食後すぐに入浴する習慣がある
・熱めの一番風呂やサウナが好き
・のぼせる手前まで湯に浸かるのが好き
・浴室やトイレに暖房がない


これまでヒートショックは高齢者特有のものと思われてきましたが、サウナと水風呂を繰り返すことでヒートショックと同じような状態を起こしやすくなります。自分は若いからヒートショックは関係ないと思い込んでしまうのは禁物です。

それではヒートショックを防ぐためには、どのような点に気を付ければ良いのでしょうか?

ヒートショックを未然に防ぐ方法



ヒートショックを起こさないようにするには、以下のような点に注意する必要があります。

風呂の温度は低めに設定する


安全に入浴するために、お風呂の温度設定は非常に重要です。お風呂の温度が41度以上になると、入浴中の事故が増加することが知られています。さらに42度以上では心臓にかかる負担が増大するため、大変危険です。

お湯の温度は38度~40度に設定し、長湯は避けましょう。首まで浸からず半身浴にとどめるのも有効です。

体が温まり血圧が低下している状態でいきなり立ち上がると、脳に血液が回らず立ちくらみを起こしやすくなります。手すりなどをしっかりつかみ、ゆっくり立ち上がることも大切です。

各部屋の温度差を減らす


ヒートショックは、温度差によって血圧が乱高下することで生じます。それを防ぐには、生活空間の室温をできるだけ一定に保つようにしましょう。トイレや脱衣場に設置するタイプの小型暖房を置いたり、スノコやバスマットで床からの冷気を遮断するのがおすすめです。

お風呂にお湯を張っている場合はふたを開けておいたり、シャワーなどで高い位置からお湯をためることで浴室の温度を高くすることができます。一番風呂ではなく二番以降に入浴するのも良いでしょう。

高齢者のヒートショックを防ぐために家族ができること



ヒートショックは早期発見・救助によって大幅に救命率が上がります。他の人が迅速に処置すれば、溺死など大事に至らずに済むことも多々あるのです。ご高齢の家族が入浴している時はこまめに様子をチェックして、安否確認を行うようにしましょう。

また、お一人で住んでいる高齢者は光熱費を節約するために、寒くても暖房をつけずにしのいでいる方が少なくありません。両親と離れて住んでいる方は、実家のトイレや浴室をよくチェックすることをおすすめします。場合によっては、暖房や手すりを付けることを検討するのも良いでしょう。

そして何よりも、ご両親自身が入浴やトイレにヒートショック発症の危険性があることを認識することが大切です。こまめに声掛けをして、寒い時期を無事に乗り切れるようサポートしたいですね。


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