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水害で浸水した家屋、片付けには何が必要?



遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。当社は仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理のご依頼を承っております。


日本は水害リスクが高い場所の多い国です。海や河川よりも水位が低い場所に住宅地が形成されていることも多く、毎年のように台風や豪雨による被害が起きています。それを受けて、NHKの防災情報サイトでは浸水被害を受けた家屋の片付けに関する動画を公開しました。

この記事では動画をもとに、プロの視点から片付けのポイントや気を付けたい点をご紹介したいと思います。

参考:NHK「災害列島 命を守る情報サイト

片付けの前に写真を撮影する



片付けを始める前に、必ず被害状況が分かる記録写真を残しましょう。写真は罹災証明書の発行や保険金の請求など、その後の手続きで必要になってきます。被害状況が明確に分かるよう、4方向から詳細な写真を撮りましょう。取っておくべきポイントは以下のような場所です。

・システムキッチン
・被害を受けた家電
・洗面台
・自動車
・農機具
・物置


浸水位置が分かるように人を立たせて、全体図が分かるように引いた構図でも撮ります。必要だと思う3倍の枚数を撮っておくことをおすすめします。

片付けや掃除の手順



浸水被害の片付けは通常の掃除と違い、気を付けるべきポイントがいくつかあります。ここでは安全に片付けをするための服装や手順について解説しています。

片付けや掃除をするときの服装


浸水被害が起きた箇所は非常に不衛生な状態で、少しの傷でも破傷風に感染する可能性があります。片付けをする際は、肌の露出を極力減らした服装を心がけましょう。


・ヘルメットやゴーグル、帽子
・マスク
・長袖
・長ズボン
・踏み抜き防止インソールを入れた長靴
・ゴム手袋


夏場の長袖長ズボンは暑いですが、感染症を防ぐためにも安全な服装を心がけたいですね。脱水症状や熱中症を防ぐため15~30分に1回は休憩を取り、水分を補給しましょう。ある程度の作業人数がいる場合は、グループを分けてローテーションで休憩を取るのもおすすめです。

ゴム手袋をつける際は、中に軍手をつけておくと汗を吸ってくれるので不快感が多少軽減されます。吸汗性の高いインナーや靴下など、着替えを多めに用意しておくのも大切です。

床下や壁の確認


浸水被害が起きた家は、水や汚泥が床下のどこまで到達しているのか確認しておく必要があります。和室の場合、畳の下にある床板をバールなどで外して床下に水が溜まっていないかを確認します。洋室の場合は床下収納の開口部や通風口から、内部の様子を見ることが可能です。

また、床下に入れられたグラスウールなどの断熱材は、吸水性が高く乾きづらい性質を持っています。カビや臭いの原因になるので、取りのぞいておきます。


浸水の状況によっては、壁まで水分が浸透していることもあります。

石膏ボードの内部でカビが発生すると、表向きには見えなくても室内にカビの胞子が充満することになり、アレルギーや喘息など健康被害を引き起こす原因にもなってしまいます。壁のクロスと石膏ボードを取り外して、内部まで必ずチェックしましょう。

床下掃除は重労働


床下掃除は「泥出し→洗浄→乾燥→消毒」という手順で行います。泥出しと洗浄が不充分だと、その後に行う脱臭や消毒の効果が出にくくなってしまいます。時間をかけて水や泥をていねいに取りのぞくことが大切です。

床下にもぐっての作業は、思った以上の重労働です。必ず二人一組で行い、決して無理はしないようにしましょう。社会福祉協議会ではボランティアの紹介も行っています。

水害時に起きる「水害臭」とは?



水害時に起きる問題として挙げられるのが、水害臭です。

水害発生時、下水道には大量の水が一気に流れ込みます。あふれ出した汚水はマンホールから噴出して道路が冠水し、家屋へ浸水してしまいます。完全に拭き取って乾燥させたように見えても、汚水が染み込んだ部分には悪臭や有害な細菌が残ってしまいます。

水害臭はあとから起きることも多く、基礎部分が腐食したり害虫や害獣の温床になってしまうことも。

プロの手を借りるという選択肢も



浸水被害を受けた家屋の片付けは、精神的にも体力的にも非常に大きな負担がかかります。決してひとりで抱え込まず、他人の手を借りて作業を進めていくことも大切です。ボランティアの方に来てもらうという方法もありますが、プロの機材と技術を用いた脱臭・消毒を行うという選択肢もあります。


クヨカサービスでは、オゾン脱臭機を使った脱臭を行っています。消毒しても消えないしつこい臭いには、臭いの原因に直接作用するオゾン脱臭機が効果を発揮します。

臭いの原因として最も大きなものは、細菌の発生です。オゾンには細菌の細胞壁に作用する作用があり、室内に残留している有害な細菌を駆除する効果が期待できます。また、オゾン分子が臭いのもととなる臭気物質と結合して分解することで、より高い消臭効果を得られるのです。


クヨカサービスでは、多くの水害現場で作業をしてきました。万が一、浸水被害が起きた時はプロの業者に依頼する方法もあります。お困りの方は、ぜひ当社までご相談ください。業務経験豊富なスタッフが、お客様を全力でサポート致します。





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