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遺品整理で出てきたパソコン、どうやって処分すれば良い?処分方法や注意点を解説

2023-07-12


遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。当社は仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理や不用品回収のご依頼を承っております。

遺品整理を進めていくなかで処分に困るのが、故人が所有していたパソコンです。

この記事では、個人情報が大量に蓄積されているパソコンを処分する際に気を付けたいポイントについて解説しています。

パソコンは「デジタル遺品」にあたる



デジタル遺品とは、故人がパソコンやスマホなどに保存したデータを指します。

具体的にはワードやエクセルを使った業務データ、友人などの連絡先、写真や動画、SNSのアカウント情報、WEBメールアカウント、ネットバンクやクレジットカード情報などが該当します。


スマホやパソコンが幅広い世代に普及するにつれ、デジタル遺品の問題に関するご相談も増えてきました。

IDやパスワードで保護されたデジタル遺品にアクセスできず、必要な情報が取り出せず、遺品整理や相続が滞ってしまったというお声もよく耳にしました

デジタル遺品がトラブルになりやすい理由



デジタル遺品がトラブルに発展しやすい理由には、どのようなものがあるのでしょうか?デジタルデータ特有の問題も交えて解説します。

個人情報が集約されている


パソコンやスマホは個人的なやり取りから金融情報まで、知らず知らずのうちに大量の個人情報が蓄積されているものです。

データを消去せずにパソコンやスマホを捨ててしまうと、悪意を持った者に個人情報を抜き取られて思いもよらないトラブルに発展する可能性があります。有名なものではネット銀行やクレジットカード情報の盗難ですが、TwitterなどのSNSも例外ではありません。


SNSのアカウントも個人情報のかたまりです。アカウントを乗っ取られることで、故人だけでなく遺族や友人の情報が流出する可能性もあります。

故人のためだけでなく、残った自分たちのためにも個人情報をしっかり守ることが必要です。

利用していたサービスが把握できない


パソコンやスマホの中身は、その性格上本人以外が把握していないケースがほとんどです。そのため、故人がどんなサービスを利用していたのかが把握できず、トラブルに発展することがあります。


近年増えてきているのは、サブスクリプションの解約に関するトラブルです。解約に手間取ったり、そもそも契約していること自体把握していないと、その間ずっと料金の支払いが発生してしまうのです。


対処法のひとつとして、自動引き落とし設定のクレジットカードを停めてしまうという方法があります。ただしクレジットカードを停めても、別の形で支払い請求が届いてしまう可能性は残ります。運営会社から見れば、契約者が亡くなったのか、滞納しているのか区別がつかないからです。

最も確実で安全なのはIDやパスワードを発見して、契約しているサービスをひとつずつ解約していく方法でしょう。

資産の把握ができなくなる


デジタル遺品の厄介なところは、故人の資産の把握ができなくなるという点です。


故人がネット証券に資産を保有していた場合、その資産残高も相続の対象になります。遺産の分割協議が終わった後にネット証券やネット銀行の資産が明らかになり、また改めて遺産分割協議を行うことになったという事例もあります。


ネットを使った資産運用は、家族にも実態を把握できていないケースが少なくありません。

そのためパソコンやスマホにアクセスできないと、どれぐらいの資産があるのか把握できなくなります。


自動取引の設定をしていた場合、知らないうちに損害が生じてしまうという可能性もあります。このように資産や負債が把握しづらくなるのも、デジタル遺品がトラブルに発展しやすい理由のひとつといえるでしょう。

故人が隠していたプライベートな情報を知ってしまう


デジタル遺品を整理していると、故人が隠していたプライベートな情報を知ってしまうこともあります。本人が亡くなっているので、気持ちの整理をどうつければ良いのか分からないというお声もよく耳にしました。


必要以上に情報を探りすぎると、知らなくても良かったことまで知ってしまうリスクがあるというのは知っておく必要があるでしょう。

遺品整理でパソコンが出てきた際の対処



遺品整理で故人のパソコンが出てきたら、どのように対処すれば良いでしょうか?ここでは、気を付けたいポイントを解説しています。

パスワードの入力は慎重に


パソコンのパスワードを適当に予測して入力するのは、おすすめできません。多くのパスワードには入力制限が設けられており、何度も間違えるとパスワードをロックされてしまうこともあるからです。


パソコンにアクセスできない場合は、故人のノートや手帳などにパスワードのメモが残っていないか探してみて、これだという確信のあるパスワードのみ入力しましょう。

売却や廃棄する際は、必ず初期化する


パソコンを売却や廃棄する際は、必ずデータを初期化しておくことが必要です。データが残っていると、その情報を悪用されるリスクがあるからです。

業者によっては初期化サービスを行っているところもあります。事前に相談してみるのも良いでしょう。

相続手続きが完了するまでは保管しておくのがベスト


故人の使っていたパソコンは、少なくとも相続手続きが完了するまでは保管しておきましょう。情報の初期化もそれまでは待つほうが無難です。


故人がネット口座を使っていたら、後からその存在が発覚することもあります。
相続の申告漏れがあったときのために、相続手続きが完了しても、しばらく保管しておくことをおすすめします。

パスワードが分からないパソコンはどうしたら良いか



故人のノートや手帳などを探しても、パスワードの予想がつかないという場合もあります。

その場合も、適当なパスワードを入力するのは極力避けましょう。パソコンやスマホがロックされてしまう可能性があります。


特にiPhoneはセキュリティが固く、パスワードを10回間違えるとデータが初期化される機能が搭載されています。焦らず、遺品整理を進めながらパスワードの手がかりを探しましょう。


どうしてもパスワードの手がかりが見つからなかったら、専門の業者に依頼してパスワードを解除してもらう方法もあります。必ずしも成功するとはいえませんが、自分たちだけでやみくもにパスワードを入力するよりは可能性が上がります。


パソコンのパスワード解除や個人情報に関連する作業は、遺族の方しか行えません。

遺品の仕分けや大型家具の搬出、不用品の廃棄などはぜひクヨカサービスにおまかせください。

当社ではお客様のご事情やご予算に応じて、最適なプランをご提案しています。業務経験豊富なスタッフが無料で見積もりを作成いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。





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