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食事が適当、部屋は汚い…その症状、もしかしてセルフネグレクトのサインかも!?

2017-08-03


遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスです。


ゴミ屋敷や孤独死・孤立死など、大きな社会問題の原因の一つとなっている「セルフネグレクト」。当社にご依頼いただく特殊清掃や遺品整理、ゴミ屋敷清掃にも、セルフネグレクトを背景にしたケースが多くあります。


今回は、セルフネグレクトについて詳しく考えてみたいと思います。


そもそも、セルフネグレクトとは?


セルフネグレクトとは、生活環境が悪化しているにも関わらず、自分では「改善しよう」という気力を失っている状態のこと。


具体的な症状としては、

■食事への意欲がなくなり、適当になる(食べなくなる場合もある)
■体調が悪くても、病院に行かなくなる
■お風呂やシャワーに入らなくなる
■洋服を洗濯しなくなる
■家の掃除を行わなくなる
■ゴミを捨てなくなる
■外出しなくなる
■周囲との交流がなくなる


自分のために行うべきことができなくなる、と考えていただければ良いかと思います。かつ、状況を良くするためのアドバイスを拒絶する傾向もあります。自分の殻に深く深く閉じこもってしまうのです。


セルフネグレクトには、仕事を辞めたこと、病気になったこと、家族が亡くなったことなど、さまざまなきっかけがあります。認知症や心の不調がうつ傾向を引き起こし、生活全般への意欲が削がれてしまうケースも少なくありません。年齢に関係なく、普通の人でも突然陥ってしまう可能性があり、決して他人事ではないのです。


セルフネグレクトが及ぼす社会問題


一人暮らしの人がセルフネグレクトに陥ってしまうと、ゴミ屋敷や孤立死・孤独死の原因になります。栄養状態の悪化や不潔な環境が続けば、健康を害してしまいますよね。また認知症などで判断能力が低下してしまうと、周囲との交流も無くなり、同じ問題へと発展しまう可能性があります。


たとえ行政が救いの手を差し伸べようとしても、周囲の目を恐れたり、自分のプライドがあったりして支援を断るケースもあると思います。


内閣府が6年前に行った調査によると、全国でセルフネグレクトに陥っている方は1万1,000人と推計されています。高齢化や過疎化が進むと、この人数はますます増えていくかもしれません…。


セルフネグレクトへの対処

家族や知人にセルフネグレクトの傾向が見られたら、どうすればよいでしょう?まずは、本人の気持ちをしっかり聞いてあげることが重要だといわれています。セルフネグレクトに陥ってしまう根本原因に共感し、悲しみや絶望感を和らげてあげると、自然と前向きな気持になれるかもしれません。生活のメリハリがつくような手段を考えるのも良いですね(趣味のために外出するなど)。


また、自治体がサポートを提供している場合もありますから、そういった支援策を調べておくというのも1つの手立てです。ただ、本人が支援を拒むことも多いので、無理強いするのはNG。生活そのものの改善を矯正するのではなく、理解して寄り添うことが大切ではないでしょうか。


セルフネグレクトは、決して他人事ではありません。家族が、自分がその状態になる危険性もあるのです。セルフネグレクトの症状や対策を知っておけば、予兆を感じたときに手が打てるかもしれません。


状況を打開する手立てとして、または立ち直ったあとの第一歩として、部屋を片付けたい…という場合は、私たちがお役に立てるかもしれません。その際は、お気軽にご相談くださいね!





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