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遺品をオークションに出したら、警察に捕まった?

2018-04-14


遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。
いくら生前大切にしていたものでも、持ち主が亡くなってしまうと処分せざるを得ないことがあります。


遺品の処分について、インターネットオークションに出品したら、サイバーパトロールにつかまり、書類送検になったというニュースが報じられました。


▼絶滅危惧種のはくせいをネット出品容疑 会社社長を送検
https://www.asahi.com/articles/ASL4943Y4L49UTIL01J.html


今回は、このニュースを元に、生前整理の大切さを考えていこうと思います。

絶滅危惧種の剥製を知らずに出品し、書類送検…


何が起こったかというと、古物販売会社が、絶滅危惧種に指定されている哺乳類・マライセンザンコウの剥製を、インターネットオークションに無許可で出品してしまったそうです。


マライセンザンコウは、中国やインドなどに生息するセンザンコウの一種で、環境相の許可なく売買することが禁じられています。それを知らずに出品してしまったために、サイバーパトロールで見つかり、書類送検されました。


ただ、このニュースでポイントとなるのが、この業者がいわゆる”悪徳業者”とは言えないところ。なぜなら、この業者は遺品整理の仕事で剥製を買い取ったリサイクルショップの店主に出品を依頼されただけだから。依頼者もおそらくマライセンザンコウだとは思っていなかったようで、「アルマジロだと思っていた」そうです。


ちなみに、センザンコウはこんな動物(Wolopediaより)。↓


うーん、これは確かに、一般の人であれば、アルマジロだと思いますよね。ゆめゆめ、遺品に絶滅危惧種の剥製が含まれているとは思わないはず…(^^;


普通に遺品整理を終えたとしても、思わぬところにトラブルの可能性があることが分かるニュースです。

大切なコレクションがある人こそ、生前整理を


このニュースを見て、私が特に気になったのが、マライセンザンコウの剥製を所有していた人のこと。貴重なものですし、きっと、生前にいろいろな思いを込めて集めたものだと思います。


もしかすると、自分の死後に譲りたい人がいたり、施設に寄贈を考えていたりしたかもしれません。しかし、突然亡くなってしまうと、その思いは一切引き継がれずに、ご遺族が機械的に処分してしまうだけ。それはあまりに悲しいことだと思います。


何も知らない人にとっては”不要なもの”に見えても、有識者にとっては宝の山。剥製の例に限らず、故人が貴重な古書のコレクションを処分してしまい、後日研究者が途方に暮れる…というケースも見聞きしたことがあります。


こういった例が続けば、故人の思いも引き継がれないばかりか、社会的にも大きな損失になるかもしれません。それを防ぐために、ぜひ考えていただきたいのが「生前整理」です。カラダが元気なうちにコレクションを見直し、然るべき手順で手放すのです。まだ手元においておきたいというものについても、死後の処分方法についてエンディングノートにまとめたり、ご家族に伝えたりしておけば、望み通りの対応をとってもらえます。


生きているうちに大切に集めたものですから、最後までその気持ちを汲んでほしいですよね。そのためには、生前整理を通して家族の負担を減らしておくことが大切なのではないでしょうか。


当社にも、生前整理の相談が増えてきました。お悩みや目的に合わせて、最適な解決策をご提案しますので、お気軽にご相談くださいね!





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