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自分の物件を守るために、「孤独死保険」への注目が集まる

2018-09-22


遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。
「孤独死保険」という言葉を聞いたことはありますか。


これは、不動産を持っている大家さん向けの商品で、自分の物件で孤独死が発生した際に生じたリスクを補填してくれるというもの。


単身世帯が増える今、孤独死の数は年々増加しています。もちろん、自分の物件に入居している方にそういったことがないのが一番なのですが、火災保険や地震保険と同じく、「お守り」として入っている方がいいかもしれません。

なぜ、孤独死保険が必要なのか

「孤独死保険」とは、近年登場してきた新たな保険です。
大家さん・不動産オーナーさん向けの商品で、所有物件で孤独死が起きた際、その損害を補填するというのが主な役割です。


なぜ、孤独死に備えた保険が必要なのか。それは、孤独死の状況によっては、大家さんに大きな損害が発生してしまうからです。

孤独死現場の原状回復には、お金がかかる


孤独死と言っても、亡くなってすぐに発見された場合は、清掃などもあまり大変ではありません。しかし、状況によっては、数週間、数ヶ月経って発見されるケースも。こうした場合は、「近隣の方が、異臭に気づいて通報する」ことで発覚することがほとんどです。


つまり、遺体の腐敗がかなり進んでいて、原状回復が非常に困難という状況です。


この場合、通常の清掃では太刀打ち出来ないため、「特殊清掃」を業者に依頼し、徹底的に消臭除菌をする必要があります。さらに、床板やコンクリートまで汚染されていることが想定されるため、リフォームも必要になります。


原状回復にかかる費用はかなり大きく、日本少額短期保険協会が出している「孤独死レポート」によると、実際に掛かった金額は以下の通り。
・残置物処理費用:最大178万円(平均は20万円)
・原状回復費用:最大415万円(平均39万円)


当社の過去対応事例を考えても、このくらいは普通にかかります。さらに、「次の入居者が決まるまでの家賃保証」や、「他の入居者にお詫びするための手土産」などの費用を考えると、1件の孤独死で大家さんが被る被害は大きいものになります。


孤独死の数はますます増えると予想されますから、いざというときに備えて入っておこう、という動きが出てきたのです。

孤独死=老人の問題ではない


孤独死というと、高齢の単身世代に特有の問題とお思いかもしれませんが、実際は、若い世代(働き盛りの世代)の孤独死も見逃せないほどの数があります。


孤独死のリスクが高いから、高齢の入居者は断っている・・・という大家さんでも、孤独死リスクから逃れることができないのです。

さまざまな保険が誕生!1戸から契約可能な保険も


こういった孤独死保険は、1棟まるごとが対象になっているものが多いです。保険金額もかかりますから、なかなか導入に踏み切れない・・・という大家さんもいらっしゃるのではと思います。


そんな方には、「1戸から契約可能な孤独死保険」の商品も登場しています。こういった商品は、部分的な契約が可能な代わりに、定期的な見守り活動が求められるようになっています。つまり、孤独死の早期発見ができる仕組みだからこそ、原状回復費用が少なく抑えられる=1戸からの契約が可能、という仕組みと思われます。


こういった保険を検討するのもいいですね。いくら保険に入っていても、すべての損害が補填されるとは限らないので、少しでも手出しを少なくするためにも、不動産経営を行う以上、孤独死をすぐに発見できる体制が求められるのかもしれません。


当社では、大家さん向けに孤独死保険のご案内も行っております。ご興味のある方は、お気軽にご相談ください。





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